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#7530/8668 コミュニケーションボード ★タイトル (EGM57251) 97/ 6/11 0:49 ( 49) 旭屋の少年 にしし ★内容 6月10日、夕方4時頃。大学の帰りに、JR大阪駅から歩いて5分の所にある 旭屋梅田店8階コミック売場でのこと。 ぶらぶらとフロアを歩いていると、2冊の本を手にして何やら悩んでいるような 中学生くらいの少年が居た。恐らくどちらを買うかを考えているのだろう。 何気なく近寄って、少年の持つ本を見てみると、なんと、彼の左手には、文庫サ イズの「めぞん一刻 1巻」があるではないか。 「おい少年、何を迷うことがある、めぞんを買え!」 と思ったが、彼が「めぞん」と何を比較しているのかが分からなかったので、彼 の右側に移動して右手にもたれている本を見てみた。 すると、なぜか、右手には「めぞん一刻 3巻」があった。 ……………… 何故だ? 2巻はどーした、2巻は。 うーむ。もしかすると、この少年は、マンガを真ん中から読むタイプなのだろう か。少なくとも、左手に1巻を持っているということは、1巻は読んだことはない のだろう。 …などと思っていると、彼は3巻を元に戻し、4巻や5巻を手にとって眺め始め た。 うーむ。やはりこの少年は、マンガを真ん中の巻から読むタイプであったか。 まあ、何にせよ、るーみっくの本を買おうとすることは良いことだ。 ………しかし。彼は一向に買う巻を決めない。 それどころか、持っている本から目を離し、他の棚を見始めたではないか! いかん! これはマズい。彼は「めぞん」購入をやめるかも知れない! そうだ! 他にも「めぞん」を買っていく人を見れば、彼も迷わずに買えるに違 いない!(………ほんまかいな) そう考えた僕は、さりげなく(^^;)彼の横に立ち、「めぞん一刻」の(そこに置い てある)最後の方の巻を手にとって、しばらく眺めたあと、その本を持ってレジの 方へ向かっていった。 すると、なんと!思惑通り、…なのかはじめから買うつもりだったのかは定かで はないが(^^;;; 彼は「めぞん」を1冊もって、歩いていった。 そんな彼の後ろ姿を眺めて、「次は「うる星」も買ってね」などと思いながら、 僕はさっき取った本を、元の位置に戻しに行った。(^^;;; …結局彼が購入を決めたのは3巻だったような気もするが…(^^;;; まあいいか。 真ん中の巻から読み始めるということも、たまにはあるだろう。 そのあと、彼のあとをレジまで追ったわけではないので、彼が本当にその本を買 ったかどうかは分からないが…(^^;;; まあ、めでたし、めでたし、と。(^_^) EGM57251 にしし …僕が買いに行った本は、某「風の谷のナウシカ6」だったのだ。(^^;;; P.S. 先日郵便局へ行って"KAC"の継続入会手続きをとってきました。(^_^)