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投稿日時:97/12/16 2:38 投稿者ID:MXN30050
#7854/8668 コミュニケーションボード
★タイトル (MXN30050)  97/12/16   2:38  ( 44)
RE:#7843 映像の引用                 kela
★内容

 スティールさん こんにちは

 パソコン通信の世界では、「転載と引用は違う」ということになっているようですね
。
 形式的にはまるまる写すのが「転載」らしいですが、理念としては、「引用したもの
 が主であれば転載」「引用に対するRESが主であれば引用」ということでしょう。

 実際、一般向けに論評を出版するのに原典を資料として添えなければあまりに
 不親切です。そしてこれは原典だから意味があることであって、論者がそれを
 「説明」するとなると、読者の手元に原典がない場合その「説明」が恣意的に
 歪められたものでないことを確認する手段がなくなります。
 (もちろん、一字一句違えず引用してなおかつ恣意的に歪めてみせる、という
  技術も存在しますが、それが許されないのは自明の理)
 特に絵の技術を批評する場合は、引用が許されなければ一般向けのマンガ批評など
 ほとんど不可能になるでしょう。

 ただ、映像、特にマンガの場合に問題になるのは、キャラクター版権があるという
 こと、すなわち、マンガの一コマであっても商品としての価値をもってしまう、
 ということでしょう。

 そうなると最終的には、「引用した部分の商品価値が主であるか従であるか」を
 ケースバイケースで判断するしかありません。
 (日本だとよほどの場合でない限り訴訟にはいかないと思いますが)
 一番わかりやすいのが一時はやった「謎本」ですね。
 いままでの私の論理に沿うと、「謎本」に図版を引用することは、実は合法になりま
す。
 これは引用に対する分析(?)が主ですから。少なくとも建前上は。
 もっとも、タイトルやキャラクターに登録商標がついていれば、その面で問題かも
 知れませんが、これは図版があってもなくても同じことでしょう。
 (「○○の秘密」って出してますからね・・・堂々と)

 ここでは論評の場合に絞りましたが、「思想を害された」という抗議でも同様です。
 主張する自由はありますし、その権利の濫用が許されないのも、また同様です。

 私は法律は専門ではありませんから、どなたか詳しいフォローか、誤りの指摘を
 お願いします。
 しかし、著作権法が「オリジナルを生み出した創作者の権利」を守るためにある
 というのは疑いないでしょう。ならば、「批評というオリジナルを生み出す権利」
 も守られてしかるべきではないでしょうか?


                     MXN30050      kela
 ..
			
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