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#9294/9309 コミュニケーションボード コメント数(0) ★タイトル (MTN65082) 01/ 2/ 3 23:47 ( 38) 召されしPC−VAN HR ★内容 PC−VANを始めたきっかけは、アニメカンパニーの1ボードにるーみっく☆ わーるどがあったからです。1992年の秋、1200bpsのモデムフォンを8 Mhzのマシンにつなげて、パソコン通信を始めました。 毎日毎日は遅々として進まぬものでしたが、過ぎ去ってみると早いものです。時 代の最先端の通信手段を駆使して、漫画ファン活動ができると思っていました。し かし、絵と音楽の飛び出る鳴り物入りで始まった(わけでもないけど…)IP接続 によるブラウザ表示と個人で容易になったwebサイト保有は、他の技術革新と相 まって、文字ばかりの表示と会員制であるパソコン通信を駆逐しました。新規の利 用者が伸びません。 会社の経営上の問題もあるでしょうけれども、PC−VANが終焉を迎え彼岸へ と召されることとなったのは、進化し続けるIT技術史上の必然と言えましょう。 もはやパソコン通信としてのPC−VANは、歴史の彼方に消え去ります。私たち は、存分にとは言えないかも知れませんが、漫画ファン活動に利用することができ ました。そして、他で得難い人間関係をもつことができました。 webサイトでのオフライン集会はありますが、パソコン通信ほどには熱心では ないと思います。OLT/チャットもそうかも知れません。ある程度の不便さが、 結びつきを強くしたように感じます。限られた通信手段ということから、濃縮され たおつきあいになったと思います。 歴史の流れは、小学生でもコンピュータを操れるようにしました。資金面での問 題はありますが、パソコンによる通信手段はwebサイト化によって一般化しまし た。その陰で、文字だけに限られたパソコン通信は、消え去らずに死にゆきます。 しかし、しかし、パソコンへの入力手段の多用化が進まない限り、情報の発信は 文章が一般的です。絵や音楽を使うにしても、意思伝達はよほどでない限り文章が 一般的です。色とりどりで鳴り物入りのwebサイトでも、結局は文章で主張する ことになるのです。 文字が主体のPC−VANは彼岸へと召されますが、文章による表現は依然とし て続きます。文章で意思を表現しあい交流するパソコン通信の精神は、消えません。 今回の終焉は、新しい通信手段への発展的解消と考え、PC−VANで得た財産を 生かしてゆこうと思います。 8年余のPC−VAN利用を終えさせられるに当たっての、感想です。 ただ、レジューム機能のあるパソコンでアクセスしにくくなるのが、一番不便で す。以上、PC−9801NS/R上のMS−DOS5.0でWTERMを使って のアクセスでした。 QFC98594/MTN65082 HR