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投稿日時:1995/ 4/16 0:24 投稿者ID:XGM38132
#2140/3141 るーみっく☆わーるど
★タイトル (XGM38132)  95/ 4/16   0:24  ( 38)
感想>TV版めぞん第66話           by阿修羅
★内容

《TV版めぞん第66話「八神の挑戦! 未亡人なんかに負けないわ」》
 ずうっと前にOLTで話が出たので、見よう見ようと思いつつ数ヶ月、やっとこ
見返しました。
 この話、去年の初めに書いてたTVめぞんの感想には無いんですが、どうも、こ
の話単体としては原作にかなり忠実だったから、特に書かなかったようです。
 それで、今回見てチェックしたかったのは作画なんですが、う〜ん、こんなに素
晴らしい作画の回を見落としていたのか。キャラの整った顔立ちも然る事ながら、
動画数、描き込みの細かさなど、思わず見とれてしまった。
 特に顔のアップの多い話ですが、'87 年頃の中島 敦子作監の絵を存分に楽しめ
る回です。
 ラスト、原作と違って八神が走りながら一回目の「弱虫!」を言うんですが、そ
の時の一瞬の横顔、0.5 秒のそのシーンの作画の綺麗なこと。こだわりを感じます。
 また、五代の部屋で八神に「本当は五代先生の事が好きなんでしょ。」と詰め寄
られ、言葉を失い固く口を結んで苦しそうに目を背ける時の響子さんの顔(部屋を
出て行く直前のシーン)、微妙な表情の変化が非常にリアルです。
 全体に、キャラの表情の描き様がすごく繊細で、その細やかさには脱帽、といっ
た所です。
 他には、渕崎 ゆり子さんの演技の上手さも感じました。他の声優さんはベテラ
ンだから諾くとしても、当時 18 才って、今の僕の一つ下なんだよなぁ (^^;)。ま
ぁ、彼女はデビューは 10 歳(と人から聞いた)で、その意味では十分ベテランな
んですが。
 それに、八神と歳が近いからこそ、八神があんなに生き生きとしているのではな
いかとも思いますしね(笑)。

 ところで、この話は物語全体中大切な所なんで、心理追跡すると面白いと思うけ
れど、TV版の位置でのこの話というのは、あまり意味が無いんですよね。原作と
違ってこの話の後に八神は出てきます(篭城の話)からね。このTV版66話単体
としては、原作の「弱虫」の話を非常に高いレベルで映像化してるんですけどね。
TV版で辻褄合わせようとすると、「弱虫」という言葉の意味を原作と 180 度読
み変えないといけませんから。いっそ、TV版では八神に「弱虫!」と、言わせな
い方が良かったかも知れない。つまり、この話の弱虫のシーンだけ描かなかった方
が良かったかも、と。
 まぁ、180 度読み替えれば問題無いんですが (^^;)。それはどうしてなかなか難
しい。


                      94/4/15  by 阿修羅
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