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#2324/3141 るーみっく☆わーるど ★タイトル (QKM33822) 95/ 9/25 21:51 (192) る短3>短編集「1orW」の(S的(^^;)感想 Samwyn ★内容 既に見たことがあるのは「がんばり末世」(ダスト・スパート!のコミック ス収録のもの)と「1orW」だけなので、新鮮な気持ちで読めました(^^)( るーみっくではめぞんの一気読破以来です(^^;)。 タイトルが「1orW」でもあるし、表紙が渚系・裏表紙が裕作系(の犬) でもあるし、他ならぬ私の感想ですので、S的対応をスパークリング・キーに 取りつつ感想を綴りませう(^^;。 ☆スリム観音 どうしてもスライム観音と読みがちな私なのであった(^^;。実感的感想は一 言で言えば「あぁ、私もこんなドレス着たい#^^;」だったりします(^^;(ご安 心を、夢の中で自分に美化1200%のフィルターをかけながらで、実際に女 装したりはしません(「着心地」が知りたくて家の中でしたことは数回ありま すが#^^;。体のシルエットのせいか妙に似合っていた−−ただし、巨大化した 幼女の如し、です(^^;−−のは私自身が意外でした(^^;))。 S的に読むキーはラストの絵にあります。やまとくんが月、翔子が蓮の花、 間に天の川があります。翔子の首の輪は黒(系)、やまとくんは白タイです。 実際には翔子の輪はせらむんうさぎのリボンと同じ白と黒の中間系で、春日野 先輩が黒タイであることを見れば、この意味が解けます。 仏教は自らを「月を指す指」と任じています。だから、ここにおける「月」 はせらむんではなく、「悟り(成仏すること)」を意味しているのです。だか ら、「白と黒」を「Samwynとけも先生」と擦り合わせるならば、「春日 野先輩(と鏡山)=けも先生・翔子=Samwyn」です(^^)。 さて、そうなると「やまとくんとは『何』か」が焦点となります。私の2人 の兄のイニシャルは「N」と「Y」で、やまとくんの登場時の服の文字列であ る「ROME/N.Y./PARIS」と関係がありそうです(^^)。ここで年 齢順で並べると「けも先生(9つ上)/N(8つ上)/Y(5つ上)/Sam wyn」となり、「ROME=けも先生・PARIS=Samwyn」とすれ ば服の配列と一致します(^^)。パリス王子の「3人の誰に黄金のリンゴを与え て美女と認定するか」という選択からトロイ攻防戦が生じ、そのトロイの生き 残りが逃れてローマを建国したのでした。3人は各々、ヘラは「世界の支配者 としての地位」、アテナは「必勝の強さ」、アフロディテは「美しき后」を贈 り物にパリスを誘惑し、そしてパリスはもっとも平凡で日常的な最後の贈り物 を選んだのでした。しかし、ここでは「高砂さん」が主婦であることからヘラ に、「花籠さん」がその気弱さからアフロディテに当てはまり、むしろ翔子は 「無礼講=バトル・ロイヤル」という発想から見てもアテナにこそ対応してい ます(やまとくんの姓が「藤島」であることからわかるように、相撲部屋から 名前が取られています(^^)。翔子の姓もそこから間接的にわかるのではないか と思われますが、私はどんな相撲部屋があるのか知りません(^^;(ちなみに、 「三保ヶ関?」は高校の名前で使われています))。アテナが与えるのは「勝 利者」の称号ですから、S的に見事に一致しています(^^)(先の「成仏」も他 の作品と関係していますが、これも「うちが女神じゃ!!」とやはり関係して いますね(^^))。 「ドレス」は「DO・RES」で「RESすること」です。元々はRESは 春日野先輩(けも先生)と踊りたいがために着たのに、結果的にはやまとくん (月から、悟りに関連する何かであることは確か)へのそれになったことから 見ても、やはり「翔子=Samwyn」でしょう(^^;(「(無理してやせなく ても)このまんまでいいのに」というセリフから、「悟ること」よりはむしろ 「悟りを(他の人々に理解しやすいように)洗練させること」が主題になって いることがわかります)。 ☆犬で悪いか!! 志郎はあたる・裕作・竜之介のちょうど中間的なキャラに見えます(^^)。名 前は「シロ」から来ているようで「犬のシロ」ですから(犬の)惣一郎とも関 連があるでしょう(^^;。来楢(くるす・ただし後の漢字はパソコン用ではない ので代用字(^^;−−西の上が「″」ではなく「八」−−)桃子はラストで初め てその犬のシロと志郎が同一人物であることを知り、それまでは気軽にシロを 可愛がっていたのですから、「桃子・シロ・志郎」はほぼそのまま「響子・惣 一郎・裕作」と同じ関係です(^^)(だから、「シロ・志郎」はむしろ「Pちゃ ん・良牙」に近い。つまり、志郎は「良牙+乱馬」ですね(^^))。 さて、桃子は「くるす」で「黒」です。ここで不思議な一致は、この作品が 掲載された85年、私は19歳であったことです(^^;。桃子が戸隠のプロポー ズを断った回数も、冒頭までの18回と志郎を代理とする「決着」とを合わせ てやはり「19」なのです(^^;。ラストで志郎が「わん」すなわち「1」と言 い、桃子は「平気>兵器>Weapon」すなわち「W」と言っていることか ら、ここでは「志郎=白=1」「桃子=黒=W」です(^^;。後の「1orW」 では「1=渚」「W=若田部渚」なのですから、「志郎=裕作=竜之介」「桃 子=響子=(潮渡)渚」という外見上の一致とのずれとも合わせ考えると、お そらくは「時期が早すぎるための錯綜・曖昧さ」ゆえの「転倒」のように思わ れます(^^;(「マネージャー」から「管理人」とともに「マネー>金」で「あ かね」との対応が入ります(^^;。この読みは「うちが女神じゃ!!」で補強さ れるので、S的に有意と看做せます)。 ☆お婆さんといっしょ 「20年目にひょっこり現れた遺産相続人」、るーみっくのスタートは78 年ですから20年目は98年ですが、お婆さんが「くたばってから3年」とい うセリフがあるので、95年すなわち今年も射程内に入るでしょう(^^;。かな り強いS的対応が見られます(^^;。 状況は「11人いる!」で、誰が11人目かが不明なのですが、のぞみは不 可思議な縁で「現実化した幽霊」法子として戻って来るわけです(^^;。「法子 の墓を建てる」という約束がお婆さんとの縁を結んだのですが、これはやはり 「惣一郎の墓」と(S的には)有意な関係であるでしょう。「墓」はこれまで にも語ったように、ち○ち○#^^;的意味をたぶんに持っています(^^;。 ☆がんばり末世 後光くんは裕作・あたる系のキャラですから、弥勒菩薩はその逆の系すなわ ち響子・ラム系だと言えるでしょう(^^;。 ☆グランド・ファザー 背番号からわかるように、哲ちゃんと葵が「1」系、玄さんと藍が「W」系 です(^^)。ここでは「1=白」に、「W=黒」になっていますね(^^;。 ☆宝塚への招待 東京にも宝塚があったとは知りませんでした(^^;。真彦のコンテストでのス テージ衣装が「白(おばあさん)と黒(真彦自身)」、バンド名「WILLO W」は「W」で「柳」、ロック真彦はファックユー! の「1」、宝塚真彦は Vサインの「W」です。 エレキギターの描き方はやはり難しいようですね(^^;。ストラトはフォーク ギターから、レスポールはクラシックギターから「カットして」いけばそれら しい形になるでしょう、たぶん(^^;(釣り下げた時やももに置く時の「重心と バランス」の問題で、「恣意的な形」のように見えても実際にはちゃんと計算 された形です(^^)。ドラムの配置も「腕の入れ替えのスムーズさ」によるわけ で、やはり「定石」があります−−私は左利きで、スネアを右手、ハットを左 手で打つ関係から、ライドが左に斜めに置かれかつハットとスネアの高さがほ とんど同じという際立って異様な配置に「せざるを得ませんでした」(^^;)。 ☆1orW これが一番新しいわけですから、やはりここに見られる対応を「基準」に取 るべきかと思われます(^^)。タイトルでの「白と黒」はクリアされてしまって いるので、剣道着から「若田部=白」「宮本=黒」とすることになるでしょう (^^;。直前の「宝塚への招待」とも合わせれば、「若田部=おばあさん」「宮 本=真彦」であることからも、おそらくそれが真の対応でしょう(^^;(実際、 「白=White」から「W=白」でもあることには当初から気づいていたの ですが、タイトル文字の対応に惑わされたわけですね(^^;)。 さて、そうなると「で、渚は?」となるわけですが、「白と黒」との交差に おいて渚は生き返る(現実化する)のですから、おそらくその色はうさぎのリ ボンと同じ「白と黒との統合色」でしょう(^^)(しかし、ペガサス編でのうさ ぎのリボンは真っ白です(^^;。ということは、今回のせらむんの敵は「黒うさ ぎ」そのものであるでしょう)。 思えば渚も「海より来たる大ウニの涙(すなわちけも先生のなんらかの働き かけ(^^;)」によって「現実化」できたのですから、この「竜之介・渚シーケ ンス」はS的に非常に堅固なものらしいことがわかります。 「宮本=Samwyn」と「若田部=けも先生」との「交互作用」から、そ のゲシュタルト的現れとして「渚=Samwyn」が出て来ることがその意味 です(^^)(その時、前2者は「誤った期待」ゆえに転回し、「宮本=Samw ynの夢見る男の子像」として「両者に共有されるもの」すなわち「惣一郎」 と一致することになります)。 ☆ハッピー・トーク ん、いわゆる「男2女1」の典型ですね(^^)。うちの一番上の兄はつい最近 まで浜松にいました(^^;。それはともかく(^^;、ここでは「幽霊=美菜子(本 当の母親の方)」がまずわかります(この話が一番難しいかも知れません(^^; 。一番良く理解出来るのですが、その「プライベートに深くかかわる実感」を 「一般的に理解可能なように説明する」ことが難しいのです(^^;)。ん、そう 言えば2番目の兄は今も調布にいますが、「帯」とはこのことかな(^^;? その幽霊の「現実化」はマカオであったこと#^^;、でも、途中で小尾くんが (本当の)美菜子が日菜子にそっくりだと独白していることに注目する必要が あるでしょう(^^;。すなわち、「現実化した幽霊」こと渚は日菜子自身です。 ☆うちが女神じゃ!! 「999」連敗から「1000」連敗なるか否か、1999年を無事越えて 2000年21世紀へ「勝ち逃げ」できるかどうか、「勝利者」が「altj in」であったこと、それらが「成仏」できない理由であること、「幽霊」で あることから、月子をすなわち「渚」であり「Samwyn」であると仮定し てもそれほどずれてはいないでしょう(^^)。 ☆対応の抜き出し 基本を若田部(W・黒・先生・けも先生・サクラ)/宮本(竜之介)/一柳 (1・白・幽霊・Samwyn・渚)のトライアングルに置きます(ををっ、 いかにも構造主義っ#^^;)。そこからあれこれ検討して割り出した対応は次の 通り。 やまと/翔子/春日野(「心霊写真みたいな」) 戸隠・父/桃子/志郎(「息をしてない」) お婆さん/のぞみ/法子(額縁の色) 後光/コンビ/弥勒 玄・藍/葵/哲(「冷血漢」) 尼・おばあさん/ロック真彦/宝塚真彦(昔の(本来の)真彦) 若田部/宮本/一柳 浜松/小尾/日菜子((写真の美菜子が)「日菜にそっくりだ」) 校長/完吾/月子 ほとんどは「幽霊(精霊的存在)か否か」で振り分けることができます。真 ん中の「宮本系」は、男の場合はけも先生の「男としての発現」、女の場合は Samwynにおいて同様の「女としての発現」だと思われます(白と黒、1 とWがよくこの系で交錯します(^^;)。なお、これまでの読みとずれが見られ るのは、それらが書かれた後で生じた「ずれの感じ」から改めてこの「抜き出 し」が検討されたためで、「考察の変遷」があること(それらはしかし「前者 の否定」において行われるのではなく、「新たな響きの鳴らし」の追加からよ り豊かな交響−−インスパイアの海−−として私をさらに駆動すること)の良 い例とも思えるのでそのままにしておくことにしました(^^;。 ☆終わりに 以上、部分部分でずれ等が見られるにしても、総括的に見れば「渚=1=S amwyn=あかね」「竜之介=W=けも先生=乱馬」という系列を無意識的 に骨として各話は成っていることが確認されました(^^)(竜之介>乱馬と良牙 への分裂からわかるように、Wはより正確には「Samwyn=あかね」と成 る時にけも先生に担われる「男であること」で、前提的には良牙すなわち「S amwynの恋人的な『男像』」を持っています。だから、「W=Samwy n」も「前提的には」あります。ただ、結果的には「1=Samwyn」「W =けも先生」へと落ち着く、と言うことです(^^;)。 Samwyn