#2376/3141　るーみっく☆わーるど
★タイトル (QEG72756)  95/11/28  23:29  ( 66)
らんま＞再びもう１巻分の期待が…。　　　飛鳥　杏華
★内容

　あかね、ついに呪泉郷で溺れる！　そして、ラストの風呂場に裸で現れたあかね
…。すりこみされているか、あるいは紀瑪であるという２つがやはりすぐに浮かび
ました。

　その後、Ｓａｍｗｙｎさんのようにキッチリ時間的考察までしたわけではないけ
ど、紀瑪があかねに鳳凰山の民が昔から進んで呪泉郷の泉につかってきたと話して
いたことなどから、やはりあの蓋のしてあった泉は、まだ誰も溺れていない源泉と
いうべき泉で、あかねが溺れたことによって「小茜溺泉」（中国語版の「らんま」
では、あかねを「小茜」と呼んでるので）ができ、それに紀瑪自らつかって乱馬に
近づいたという方が強いだろうと考えました。

　まあ、こういうものは早いもん勝ちだから、いまごろ書いても受け売りだと思わ
れちゃうだろうけど…。(^_^;)　だいたいはそこへ行き着くんじゃないかな…。

　問題は、それが何を意味しているのかってことの方だと思うんですが、全部出揃
ってみないことには、私の場合、何とも…。その辺は、反応の速い方々に任せませ
う。（笑）

　とりあえず、あの風呂場に現れたあかねが紀瑪だとすると（すりこみでも意味的
には大して変わらないけど）、やはり色仕掛けで乱馬に隙を作らせようということ
なんでしょうね。そうなるとその図式は仕返し人形と同じになるわけですが…。

　このあたりに非常に意味深なものを感じますね。また、このシーンが、第１話の
風呂場での対面とほとんど同じ構図になっているというところも意識的なもののよ
うに思われます。

　原点への回帰…。かつての「うる星」や「めぞん」でも認められましたから、こ
のシーンが出てきたことからしても、最終シリーズであるという可能性がぐんと高
まったと言えるかもしれません。

　でも、次回が２４ページということで、合計の増ページ数が１６になって、通常
の１話分になるんですよね。となると、単行本３７巻に収録される話数が収録ペー
ジ数の関係で１０話になる可能性が出てきたわけです。

　現在の話の進行であと２回というのは考え難いように思われるので、もしかした
ら、あと１巻分あるかなという期待も再び感じられるようになりました。そうなる
と、パンスト太郎、蕗珠、ハーブさまたちの出番もあるかもしれない…。

　しかし、泉であかねが溺れたのを見て、さすがにけもさん、細やかなとこにも気
を使ってるな、ちゃんと伏線敷いてるなといまさらのように思い知らされました。

　いやね、「海月浜の陰謀」の回のことなんですよ。昨年の夏の水泳ネタでは、ひ
な子先生との壮絶なバトルがあって、最後には一見、泳げるようになったかのよう
なシーンが出てきた…。

　よく見りゃ、浅過ぎておなかがついてたんだと、泳げるようになっていないと読
めるとしても、見た目から、泳げるようになったと判断されてしまっても不思議は
ないところでした。

　そうなると、泉に落とされて溺れたら、「泳げるようになったはずなのに、設定
がおかしい」とか、当然そういう文句が出てくるところですが、それを「海月浜の
陰謀」の回を使って、泳げるようにはなっていないんだということを再確認させた
んですね。

　あの話を読んだとき（その後もしばらくは）、ほとんど意味らしい意味がとれな
かったんです、実は…。(^_^;)　でも、あかねが呪泉郷で溺れたシーンを見て、こ
のための伏線だったのかと舌を巻きました。いや、さすがだ…。

　そうなると、良牙くんが二股のままなのもやっぱり…？（笑）

　さてさて、やっとここのシリーズの前置きから佳境へと向かって行くところとい
ったところでしょうか。盛り上がるのはまだまだこれからだ！（と思ふぞっ。）


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ＱＥＧ７２７５６　　　飛鳥　杏華