#2479/3141　るーみっく☆わーるど
★タイトル (QFC98594)  96/11/10  11: 9  ( 47)
犬夜叉＞下馬評　　　　　　　　　　　　　ＨＲ
★内容

　　これから始まる作品の内容を考えて喋るのは、公営ギャンブルの投票を検討する
　過程を連想します。過去の情報と、開始間際の最新情報を綜合して、正確に予想す
　るからです。
　　賭事そのものは、刹那的かつ他力偏重的に収入を得ようとするものであって、勤
　勉的にはなりにくいものですが、予想活動については知的な活動ですので長所と言
　えます。同じ趣味をもつ人を集めることも、長所と言えるかも知れません。

　　そういうことで、一読者の個人的期待をこめた、「犬夜叉」の予想を。

　・高校に通う女性と、まともに高校に通わない男性の、主人公。
　　　高橋作品の主人公は、それぞれに一人とされることがあるが、恋愛関係を採用
　　した話が多いので、両性に主人公を見つけることが適当。
　　　今回も恋愛関係になるかどうかは分からないが、犬夜叉とかごめを中心に物語
　　が進むものと予想される。
　　　男性の主人公がまともに高校に通うことはあったが、そうでない場合が多い。
　　読者の日常とは違った空間からの使者として、新しい話題を持ち込んでくれる役
　　割を負っている。逆に、女性の主人公であろうかごめは、流行の超ミニスカート
　　の制服である点から、読者の日常に近いところで生きる人であることが分かる。
　　　この項を異なる角度から見ると、女性は一定場所にとどまり、男性は自主的判
　　断で無制限に動くということになり、世間一般の保守的常識に従っている。
　　　しかし、どちらかが一方的な言いなりになることはないと思う。

　・「邪悪と豆の字」と響良牙
　　　鬼が乗り移って、女性主人公の入浴をのぞき見する…に類する話はあるかも知
　　れない。
　　　ここで言いたいのは「うしおととら」や「忘れて眠れ」よりも、より現在の高
　　橋留美子的話題であることだ。
　　　響良牙は方向音痴であるが、空間的ひろがりをもって移動した。これが、犬夜
　　叉だと歴史的、時間的に自由に動くようになるのではないか。ただ、時間的には
　　戦国と銘打っているので、室町時代が中心になると思う。鎌倉時代や江戸時代に
　　かかわることもあるかも知れない。
　　　話題に正義や悪とか善といったものがでるだろうが、「うしおととら」ほど強
　　くは出ないと思う。「邪悪と豆の字」のような、笑って楽しめるものになるだろ
　　うか。笑いを求めない深刻な話題になったならば、湧太と真魚の物語に似てくる
　　だろうか。

　　　さあ、どんな話になるでしょうねえ。
　　　女主人公（であろう登場人物）の、かごめの命名由来も気になるところです。
　　あまり一般には聞かない名前ですもの。ＨＲ個人としては、よくカゴメ社の製品
　　に、お世話になっているので親近感をもっているところです。そこから、物語全
　　体にも興味を持つところです。
　　　日本史が好きな高橋先生は、どんな少年漫画を描いて下さるでしょう。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ＱＦＣ９８５９４　ＨＲ