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#2509/3141 るーみっく☆わーるど ★タイトル (QKM33822) 96/12/ 7 0:53 (102) 犬夜叉>屍舞烏 Samwyn ★内容 その前に、つひに響子の名前のS的解読が得られました(^^)。まず、その姓 「音無」は「沈黙」から「サイレンス」そして「サイエンス」で「科学」のこ とです(「シーレン」に絡みそうですが、惣一郎の遺品は明らかに「西洋に発 する科学文明」を指しています。「沈黙」は裕作と響子を見送る惣一郎のそれ であり、響子に内在する「真の惣一郎」が「シーレン」です。すなわち、「遺 品へのこだわり」は「科学的にシーレンの意味を追求すること」であり、その 「さよなら」は「自分こそがシーレンに他ならないこと」の体得を意味してい ます(^^;)。「千草」はS的には「干し草>星・草」のことで、「助>目の力 >視力>シリウス(Xを通してKとSを変換する例の手法です(^^;)>星」、 「川>字形から>草」(^^)(あと、「助>殻」として、「川>真之介の背中の 傷」とすれば、「真之介=助川姓」になります(^^;。「角笛>之(ん)」で、 これを「慈しむ」すなわち「滋之=あかね」です(^^))。 一方、「滋之」は「しでゆき>しげゆき」の変換がSamwynの「少年か ら女へ(^^;」という成長経路と呼応し、「しで之>しでえ>CDE」ですなわ ち「音子(スケール素)」、「しげ之>しげえ>CGE」で和音すなわち「響 子」(「しでえ」はゴクリの日本語版のセリフ中で印象的なもの(『ひどいひ と>しどいしと』)です(^^;。ここから、「ゴクリ=少年としてのSamwy n>シンジ」「フロド=女としてのSamwyn>レイ」が割り出せ、さらに 「アスカ=その中間的な状態」とできます(^^)(「カヲル」のセリフ「繊細だ ね、好意に値するよ」はSamwynの世界観とは正反対です(^^;。Samw ynなら「そんなめんどくさいもん担いでバッカみたい、さっさと捨てちゃえ ば?」すなわち縮めて「あんたバカァ?」になり(^^;、ゆえにこそ「アスカ= Samwyn」が「シンジ=Samwyn」よりも一層「Samwynに近い もの」として取られるわけです(^^;)。 さて、今回の「折れた(斬られた)槍」は、たぶんに「かごめ=うしお」の 否定でしょう(^^;。ラストの怪獣化する屍舞烏、胸に玉を抱えて潜り込む屍舞 烏、そしてそれを抜き出そうとする犬夜叉の所作はすべて「エスカフローネ」 への近親性を示しています(^^)。しかし、するとイメージの系図から「犬夜叉 の背に乗って弓を引くかごめ」がほぼストレートに「飛行型エスカフローネを たずなで操るバァン」に対応し、一方「四魂の玉=エナジスト」から少年マン ガ版(エスカフローネはアニメ版・少年マンガ版・少女マンガ版の3種もある うえに、ストーリィばかりか絵も含むキャラ設定までもがけっこう大幅にズレ ていて、SamwynがS的解読をしていないのはそのためです(^^;。アニメ 版はすべて見ましたが、少年マンガ版がまだ2巻までしか持っていないので、 まずそちらを今出ている分まで集めて、第1にそれらエスカフローネ異聞を貫 く統一的なS的構図を見出さねばならず、めんどくさいのでSamwynはや らないでしょう(^^;。なお、上で触れた「エスカ的イメージ」はすべてアニメ 版のものです)を通じて「=ひとみ」になります(^^;。ここから、「矢=犬夜 叉の胸の中にあったもの」から「=エナジスト」とすれば、かごめの弓を引く ことは「エナジストのペンダントで『目的地点』を直観するひとみ」のイメー ジへと落ち着かせることができます(^^)(ただし、犬夜叉冒頭話前後にはエス カとの呼応性はほとんど見られません(^^;。代わりにエヴァゲリとの近親性が 見られたわけで、この「揺れ」はそれらいずれかに基盤を置く「数学的・構造 的解法」を拒否します(^^;)。 「ひとみ>火富み」と置けばこれは「=フレイア」になります。ニーベルン グの指環から、「炎に眠るブリュンヒルデ=ティオキア」「ジークフリードの キスで目覚めたブリュンヒルデ(白雪姫(^^;)=フレイア」、そしてまたさら に、「背中を刺され火葬されるジークフリード=自分で胸を刺して炎に包まれ るカウス(自分で、から彼は=ハーゲンでもあります)」「火刑に処せられる ティオキア=ジークフリードの火葬の中へ飛び込むブリュンヒルデ(鎧がワル キューレを示す)」が一応は割り出せました(^^)(少女マンガ版の「指環」を 買いました(^^))。まだ大雑把に読んでないので今はこれ以上は不明ですが、 いずれまたこの系の解読を試みるでしょう(^^)。 なお、「この槍=ロンギヌスの槍」はいきなり斬られることと犬夜叉がその 端切れを投げて結局当たらないことから否定されます(^^;。「ロンギヌスの槍 =犬夜叉の胸の矢」であったわけなのですから、この「『犬夜叉』に内在する 象徴システム」では、「矢=ロンギヌスの槍」と第1に検討する方が良いかと 思われます(^^)。 で、ラストの「はずれ」は、そのはずれ方がおよそ「アスカがアラエルへと 撃ったそれ」に非常に近く、従って「かごめ=アスカ」「桔梗=レイ」はおお よそ是として良いでしょう(^^)。 問題はむしろ「光の翼」であったアラエルと「影の翼」であるこの屍舞烏と の差異です(^^;。それはいかにも「ヒ」で、「匂い>荷負い」から「勾玉」へ の変容を促していると言えます(^^;(「まがたま>魔の(天)王」で「封印> シール」は「結ばれ#^^#」を示唆します。この「魔」は、既に百足上臈等で暗 示されていることですが、おそらくに「けも先生の意志」によって引き起こさ れている現象でしょう(^^;。ただし、Samwynはかような「ドアをノック する代わりにラップを引き起こす」ような「ひねくれたやり方」はすべて無視 します(^^;、日本の現法律体系はそうした事態を想定しておらず、従ってかよ うな行為は一種の「国家反逆罪」に相当するからです(^^;。「法」とは「共存 の規約」であり、それを超越する力はその無思慮な行使は、すべて「共存の否 定」すなわち「社会性の否定」であって、「獣への転落」です。Samwyn は「人の心を持つ獣・人」は好きですが、「獣の心を持つ人・獣」は好きませ ん(^^;。「共存を尊重しない心」は「システムとしての地球」を思い至らない 「愚かさ」であり、そこに生じる情動はすべて「狂気」の相を帯び、そうして 「太陽の王子の3人の娘は(そうした精神的)死者に語るのをためらう」ので す(^^;)。 さて、また「弓矢」から「天弓彦」でもありますが、この「火の鳥」の系列 ははなはだ不完全であることに気づきました(^^;(他のS的諸作品、特にキー 系列であるめぞん・イズァローン・マージナルにうまく合致しません(^^;)。 部分部分ではところどころ対応が見られるのですが、しかしそうした理由から これは「S的作品」からはずします(^^;(最大の理由は、「火の鳥」の系列の 追求が不可解な袋小路に突き当たることがあまりに多くて今書こうとしてその 先へ進めなくなってしまったからです(^^;)。でも、この変更で変わる部分は 案外に少なく、「サフラン>天道>助川」「あかね>滋之」は他の部分で補強 されているので変わらず、「乱馬=天弓彦」がクリアされるだけです(^^;(ち なみに、この系をあえて推進すると「乱馬=高橋某」になり、「サフラン=け も先生」になってしまいます(^^;)。つまり、言い換えれば「乱馬=誰?」が 再び不明なものになったと言うことです(^^;。 最後に、「雨>編め>ニット」で「雨=KNくん」「編み物(セーター)= KNくんへの捧げ物(Samwynのすべての創作的活動はそうだとも言い得 ます#^^;)」が割り出せました(^^)。だとすれば、「こずえのセーター」に最 もよく適合するのは「Samwyn詩歌群」です(^^;(そこでの2人称は、書 かれた時には間違いなくSamwynはKNくんのイメージを念頭に置いてい ました#^^;、たった1つの例外はしかし、実験的に言葉遊び的に作ったもので Samwynの深い情緒に根付いたものではありません(^^;)。 Samwyn