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#2584/3141 るーみっく☆わーるど ★タイトル (QKM33822) 97/ 3/ 8 0:37 (187) 犬夜叉>黒真珠 Samwyn ★内容 ん、今回は、「浜茶屋奇潭」のイメージに似た部分もあって、一応はすぐに 「子宮物語」であることがわかりました(^^)。「父の頭蓋骨>卵子」で「骨の 鳥>精子」、そしてかごめたちはここでは、具体的にどう対応するかはまだ不 明ですが(^^;、一応「DNA」あたりでしょうか(^^;。しかし、「視野境界」 のあたりに「=子宮」対応がうかがえず、なお「知的操作」にとどまっている と言えるでしょう(^^;。 それはおそらく、「物語中における『子宮』象徴」は「作者を変容させると ころ」であるのに、「読者を変容させようとしている」がためであろうかと思 われます(^^;。 一般に、不可思議な物語中で現れる「子宮への回帰」はそれ自体「無意識の 海へのダイブ」に他なりません。「無意識」は顕在意識とは別個の「バランス システム」を持っており、ダイブした顕在意識はそこでは「異物」として扱わ れ、バランス化のために「夢的人物」へと変換させようとする力が非常に強く 働くので、「誰でも気軽にダイブできる」ものではありません(^^;。それ相応 の準備が必要です(これを怠ると、最悪発狂、そこまで行かなくとも「顕在意 識の現実とのバランシング機能」がいわば「一時的磁化」によってうまく機能 しなくなり、具体的には「夢的世界のリアリティに比べて現実が非常に味気な く見える」状態に一時的に追いやられます(^^;。庵野監督でさえ、エヴァンゲ リオン終了後一カ月は強烈な自殺衝動その他に責めさいなまれたと聞いていま す(私のせいなのかも知れませんが(^^;))。 ユング派とラカン派、そして密教等ではこれは「熟練した師のマンツーマン の指導」によってカバーされますが、西洋魔法のそれ(パスワーキング等)で は普通1人で行います。それができるのは「『生命の木』という言語・幾何学 ・象徴学に熟知している」がゆえであって、しかしそれでもやや重度に近い誇 大妄想傾向に陥る人が多かったのは、「いざとなればおのれをも切り捨てる程 の硬度な理性」の方が割とおろそかにされていたからです(^^;。 まず第1に生命の木を1つの『相互補完的構造』としてとらえた上で、その 名前や色等の象徴をまるで母語となるほどに心に刻み込み、その上で何らかの 儀式等でそれを無意識の海へと錨のように投げ込みます。その後しばらく機械 的に儀式等を行っていると、やがて生命の木は「自ら、強烈な生命感覚を纏っ て」浮上してきます(ずっと前に投げ入れた蛸壺を引き上げたらフナムシ等が びっしりと付いていた、というような感じ)。こうなって初めてそれを無意識 世界のマップとして使えるようになるわけです(ようするに、無意識と生命の 木とを意図的にシンクロさせることで、「無意識を構造化する」のであって、 この「構造化」が行なわれる前は、生命の木の諸象徴はほとんど役に立ちませ ん(^^;。一応母語によって構造化(フォーマット)はすでになされているとは いえ、自然言語は「現実を把握する」ためのものでしかなく「無意識を把握す る」目的に使いうる諸象徴はそうした雑多な現実の構造に由来する諸々のもの に埋没してしまっているのです(^^;。また、母語を直接そうした用途に使うこ とは「無意識の現実への侵食」を招き、例えば戦前の日本が至ったような悲劇 を再び(あるいは個人レベルでシンクロ的に)引き起こす危険性が非常に高い のでもあって、できる限り避けねばなりません(特に現代日本語は、まだそれ 自体が無意識とうまく統合され得ていません(^^;。フランス語も同じ「無意識 との剥離性」を持ちこれゆえに「強烈な革命志向」(現実と無意識との不適合 感覚)が生じており、ドイツ語は逆に「無意識との密着性」が強すぎて論理的 思考の「逸れ」と「現実妥協性」が特性化しています。すなわち、フランスは ある思想が革命可能性を失うと次の思想はそれをことごとく否定するものとし て現れ、ようするに思想の世代断絶性を特徴とし、ドイツでは思想の「世界観 建造性」に価値が置かれつつも、それはあくまで心の中にとどまり現実の革命 を志向せず従って思想の生命も現実との葛藤で否定されず、ようするに思想の 継承発展性を特徴とします。英語特に英国英語はこの点で非常にバランスが良 く、「中庸の民」とされる所以ですが、しかしまたこの「分裂性」ゆえに「決 定不可能性」というささやきに常にさらされてもいます(^^;))。 「浜茶屋奇潭」では、ラムがガイド役で、その「上空的視点」と「光」から 「理性」に対応し、最初の方の「計器による位置確認」でそれを確認すること ができます。また、途中から加わる因幡くんはその知識の深さから言ってもそ の理性を司る「老賢者」アニムスで、ラムをなだめたことで確認できるでしょ う。何か弱々しい上にしのぶによって保護されてさえいるのは、Samwyn の女性的精神構造を裏付ける有り様です(^^;。このためにラム以前に入った渚 は「体と言うのか、むしろ記憶を乗っ取られ」面堂は「誘惑されてしまう」わ けです(^^;(ただし、渚はむしろ「ホスト」すなわち「子宮の主」の役回りで あるために先に1人で入ったのだと言えます。なぜ渚が二様に分裂したのかは 今のSamwynにはまだ不明ですが、これが重要なキーであることは間違い ないでしょう(^^))。浜茶屋が「卵子」でその中の(偽の)渚が「X遺伝子」 そして竜之介が「Y(またはX、男性側の)遺伝子」、だから「竜之介を乗せ て飛行するラム」が「精子」とゆーことになります(^^;。 「カウス・レーゼン」が、「レーゼン>0の前>負数」から「カウス>和」 と合わせて「数引く>和彦某」となることがわかり、かくして「イズァローン 伝説」のS的構造が今やほぼすべて明らかになりました(^^)。 「フレイア」の登場は仕返し人形編前後に相当する「イシュカ滅亡」より後 であり、時期的に「あかね=Samwynの発見」とほぼ同じで、後にティオ キアが「火刑」により「まったき炎すなわちフレイアになる」ことからも、や はり「ティオキアとフレイアは実は同一存在であり、=Samwynにおいて 統合される」ことは確かでしょう(^^)。すなわち、「ティオキア=男としての Samwyn」「フレイア=女としてのSamwyn」です(^^;(ティオキア が肉体を失った直後に、フレイアにもあれが付いていた#^^;ことが発見される 点も、「結局Samwyn=フレイアに統合される」意味を示します(^^))。 「カウス」はまた「カオス」でもあり、最後に「不死身」となるのは、「= 富士山」を意味し「和的高端>高橋某」の対応を完成させます(^^;。「=カオ ス」と言うのは、彼があえてティオキアの中の魔王を煽ったり、またもっと直 接にイヂめたりしたからです(^^;(「泣きそうな顔を見ないと安心できない」 というあたりは、Samwynの観察上では実に見事に符合します(^^;)。ま た、剣でおのれを貫くのは、先にティオキアがルキシュにさせ、後にカウスが 自身でしたことで、これは「魔王サフランに相当する『ジークフリード』であ ることは、先に=ティオキアと誤読され、後に=カウスとなる」ことを意味し ています。また、これは「銃で頭を撃ち抜かれる流水」であり、これは「竜之 介を羽交い締めに抱き上げた渚の、竜之介の耳への息吹きかけ」がまさしくそ れです(^^;。 ティオキアの「星になること」は、キラ1号のそれから「(たぶん(^^;)ヒ トデになること」で、そこでフレイアの「あれが付いている#^^;」でさらにも う1角加わり、「かごめになること」です(^^;。 それらはしかしまあ良しとして、問題は「=ルキシュ」が誰に相当するのか でしょう(^^;。「ティオキアと兄弟であった相」はSamwynでは「兄Yと の関係」とほぼ同じです(^^)。しかし、もちろん「フレイアを妻とする相」で はこれは一致しません(^^;。「ルキシュ>る・X」ですが、「X>ばつ」にさ らに「小文字のユ」を加えることで、「ばっこ>跋扈>多寡足>高橋」を割り 出せますが、また「る・X・ュ」であり、「X=響子」は既に明らかなので、 この「X」は「音無を待つ(留)裕作」の文脈に置かれ、「音無>女>御名」 で「X=響子」へと至るわけで、すなわち「る・音・ュ」。「音=御」はこれ までのS的分析で使用は妥当と見なせ、「る・御・ュ>留美子」が一応は割り 出せます#^^#(「一応」とゆーのは、別な読みで別な名前も引き出せる可能性 が考えられるので(^^;)。 「ティオキア」は「丁稚ア」(^^;。「ア」は「之」のことで、「アル・ティ オキア」の「アル」は「いくでっち」から「いく」にならねばならず、それが 「之」へと折り畳まれていることでこの対応の根拠とできます(^^)(実際の使 用にあって、「いく−」が付加されることは稀でした(^^;)。 一方の「フレイア」は「炎」からの割とひねった変化で、その大元は「炎上 寺由羅」「逆髪の結羅」に共通する「ゆら」からです。音は必ず「Jule」 で、「l」は「y」とも「n」ともなってS的対応群を引きつけます(ユイ、 ユーリ、ユナそしてユラといった音が射程内です(^^;)。これはおそらく「滋 之」をJ・(l)u(ki)」と読むことを指すようですが、しかし「JUK I軍団」をもって「JUら」なのだとも言えます(^^;。この場合は「炎>えん >円>輪>和」となって「フレイア=高橋某」と言うことになるでしょう(実 際、この判定は非常に微妙で、今のところあかね等の示す「西(洋)化」以外 はほぼすべて「あかね・響子=高橋某」でも読めるのです(^^;。ちなみにこの 場合、「裕作=けも先生」「惣一郎=Samwyn」で落ち着くでしょう)。 ん、いや、「マシンがフレイア」なので「ルキシュ=高橋某」になるので、そ の後者の系はここでもコンフリクトすることになるようです(^^;(つまり、ど う読んでも結果の様態は「カウス=高橋某」に落ち着く、と言えます(^^;。た だ、性格的にはけも先生には高橋某の方が合いそうな気もするので(マンガの 「ふうふ」のような関係。Samwynは「ヘルプマン」のひろみの方がはる かに近いです(^^))、この系もなお追って検討されるでしょう(^^))。 #3での話題の付足しのようなものですが、それと直接にリンクするわけで はないのでここにまとめてしまいます(^^;。 「無から生まれたお金はない」というようなことを書きながら、同時にまた 「あ、でも金融経済はそーかも(^^;」と思っていましたが(^^;、やはりそーで ないことがわかりました(^^)。それは「情報」を売買しているのです。 ・労働とは、既存在に情報を付加することである ・情報の価値は、変化の大きさである 「変化の大きさ」とは、経済にあっては「社会的ポジション再編の可能性の大 きさ」のことです。この2つの公理を経済学に導入することで、それを容易に 「情報経済学」へと発展させることができるでしょう(^^)(マルクスの価値説 と新古典経済学のそれはこの観点において統合され得ます(^^)。すなわち、個 々の労働者の与える「変化」が資本家の構想によって「統合される」ことで新 たな変化を与えられ、これが「利潤」の正体です。すなわち、1製品内分業シ ステムこそが資本主義的資本の根拠であったわけです。言い換えれば、マルク スのいう「労働価値説」は「不完全な分業システム段階−−製品がまだ個々の 労働者の付加する変化の『寄せ集め』に過ぎない段階」においてこそ妥当しま すが、「規格化」が進み、そしてそれを前提とする「設計の分業化」が生じた 段階で無意味化します(この時同時に、「資本『家』」も無意味化されること にご注意下さい。設計技師は「設計図」をもって他の資本家の元へ容易に移れ るのであり、従って資本家の役割は「設計図の価値推定」へと縮小され、これ が「集団による評価」の価値を単一資本家のそれよりも高めるのです))。 すなわち、金融経済に携わる者は、「情報の入手による『集中的統合』」と それによる「情報の価値推定」を「労働」としています。今はまだ初期である ために「情報操作」へと容易に流れがちですが、「操作された情報」とは「潜 在的インフレを内包する情報」すなわち「過剰評価された情報」なのであり、 いわば「通貨の過剰発行」と同様の現象を生じさせます。この時、「労働の評 価価値」として下落するのは、かような情報を流した組織の「信用」です。こ の「信用」こそは、金融経済主体社会において蓄積すべき「富」だと言えるで しょう。ちなみに、「物価高騰」の方に対応するのは、「外部資本の流入の減 少」なのですから、これは「貸出し金利と貯蓄利子の高騰」としておそらくは 現れるでしょう(すなわち、銀行の信用を増大させることで、「変化可能性」 を大きくします。現在の日本はこの逆ですが、これは「変化可能性」すなわち 「資本の再分配」を低下させ、その皺寄せを国民に押し付ける形です(^^;。い ずれにせよ「日本という信用」が諸組織においてさらに下落することは間違い なく、また「集団の信用の消失」はエゴイスティックあるいは「抑圧装置とし ての集団性」への傾倒を国民の間に蔓延させるでしょう(^^;。工業社会を保護 ・維持するための増税も結局はそうした製造業を海外へと押し出し、おしなべ て日本は後期ローマが「ローマという偉大な名前に押しつぶされた」のと同じ ように衰退して行くように思われます(^^;。解決は政治家や現役官僚が、あた かも「蜘蛛の糸」の血の池地獄の亡者たちのようにすがりついてくる諸利益団 体を振り切れるかどうかによりますが、難しいでしょう(^^;。従って、もっと も現実性の高いルートは、それら諸利益団体をばっさりと二分して、強き方を 従えて弱き方を破り、返す刀で残りを打破するという非道なものとなるでしょ うか(^^;−−応仁の乱の前例を見れば、イス取りゲームのイスが減ってくれば 政治家がイヤと言っても、むしろ諸利益団体(彼らは様々な意味で、室町時代 の守護大名に似ています)の方があえて自ら進んでそうした動きを取る可能性 の方が高いようです(^^;)。ん、なお、「くも」は「暮・裳」で「ボロボロに なったスカート」より正確なイメージでは「朧なスカート」を意味します。あ とちなみに、「冷たい>詰めたい>寄り添いたい」こと、「さむい」は「さぶ い」で「さぶらう」と同根で「去・辺」で「まわりを固める」がおそらくは本 来、「しゃぶる」「しゃべる」の「小刻みに震える」意味が派生かと思われま す(^^)(しかし、このMSG、後半は何が何だか(^^;、自分でもよくわかりま せぬ(^^;)。 Samwyn