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投稿日時:1997/ 3/30 2:44 投稿者ID:QKM33822
#2599/3141 るーみっく☆わーるど
★タイトル (QKM33822)  97/ 3/30   2:44  (116)
犬夜叉>形見  Samwyn
★内容
 めぞんの第2次ベッドインの「一刻館を背負う裕作」は「勃ち#^^;の成功」
において、「一刻館=惣一郎=男のそれ#^^;」なのでありました(^^;。だから
ここの犬夜叉は明らかに「=裕作」であり、また(ストーリィ的にではなく関
係構造的に(^^;)「かごめ=響子」です。事実、Samwynは「響子=ゴク
リ」となることを確認しました(^^;。「三鷹=フロド」でゆえに「明日菜=サ
ムワイズ」なのですが、「明日菜=響子」との絡みで微妙に「明日菜=フロド
・三鷹=サム」へとしばしばずれています(^^;(ゴクリを巡る呼応はかなり微
妙で、前半はむしろ「ビルボ=ゴクリ」が強調され、「女性化」すなわち「ア
ルウェン化」を契機にその「ゴクリ=サウロン=アングマールの魔王」は「浄
化」されて(人間化して、すなわち「死すべき定め」を受け入れて)「花」へ
と転じています。「岩長姫からコノハナサクヤ姫へ」という転回は、また「火
の鳥」では「永遠の命」をなりふり構わず追い求めるヒミコから、「そんなも
のは下らん」とあっさり捨てるニニギへの象徴的な「王権交代」として描かれ
ています)。

 さて、「殺生丸」が「左腕=タテの腕」を割り当てられることで、「=エオ
ウィン」となっています。指輪物語におけるプロットは次の通り:
・ゴンドールの都ミナスティリス(白の都、七重の城壁の要塞)はモルドール
指揮下の連合軍に包囲され、「闇に閉ざされた朝」、アングマールの魔王の直
接の指揮下、ついに最大の、第1の城門が破られる。人々は激しい恐怖にさら
されながら第2の城門へと逃げ惑い、魔王は厳かに馬を進めて城内に入ろうと
するが、ガンダルフが1人立ちはだかる。その時、不意にローハン国からの援
軍の到来を告げる角笛が、差し込む朝の光を告げる雄鶏の声に合わせるように
鳴り響く。
・ロヒリム(ローハンの騎馬族)王セオデンの指揮下、騎馬軍団は土塁に囲ま
れた広大な城下「ペレノールの野」へと突入。魔王はこれを見て一時戦場を去
り、騎馬軍団はモルドール軍を蹂躙する。
・しかし、不意に太陽に影が見え、その影がセオデン王をとらえる。魔王が不
気味な「竜の鳥」に乗って舞い戻ってきたのである。「ひるむな、エオルの子
らよ!」という王の声は空より来たる1本の黒い矢によって途切れ、王は落馬
する。おびえる馬たちによって王の親衛騎士がみな王のもとを離れてしまった
が、ただ1人若き騎士デルンヘルムが王のかたわらに舞い降りたその怪鳥に突
撃する。しかし、恐ろしき突風が彼とその後ろに乗っていたメリィを馬から吹
き飛ばす。
・まだかすかに息のある王を挟んでの魔王と騎士との烈しい言い合い。「生あ
る人間の男におれの邪魔はできぬわ!」と豪語する魔王に、若騎士はそれまで
必要以上に深くかぶっていた兜をバッと取り捨て流れる金髪を風になびかせな
がら「わたしは生ある人間の男ではない。お前の前にいるのは女、エオウィン
がわたしの名だ!」、魔王は疑義する。
・襲いかかる怪鳥はしかしエオウィンの剣の一撃で首を切られ絶命し、その骸
から烈しい怒気を放ちつつ魔王は立ち上がり、闇を呼ぶ絶叫とともに彼女に矛
を打ち降ろす。エオウィンは盾でかばおうとするがそれは砕け散りその左腕は
骨を砕かれたまらずよろめく。あわやとどめの一撃を下そうとした魔王の背に
メリィは短剣を決死の覚悟で突き通し、魔王は衝撃で前へよろめく。
・エオウィンはようやくに立ち上がりつつ、倒れかかって来た魔王の顔(光る
目以外は、その鋼の王冠とマントの間はすべて闇)へと剣を突き刺す。剣は粉
々に砕け散り、王冠は跳び落ち、力尽きたエオウィンは魔王の上に重なるよう
に倒れるが、しかし奇妙に古びたマントだけを残して魔王の姿はもはやどこに
もなかった。ただ力ない泣き叫び声が1つ、風に吹かれ去るだけであった。
・メリィは残る力を振り絞って王の元へ。しかし王は、宮廷で最も可愛がって
いた娘がすぐそばに、魔王の瘴気に当てられ蒼白な生気の失せた顔で倒れてい
たのも知ることなく、ただエオメルを次の王に指名して息絶える。
・前に進み出て悲しみに王の元に膝をついたエオメル、不意にかたわらに妹エ
オウィンが死んだように倒れているのに気づき、狂気する。「死! なんとい
うことだ、死だ! 死が我らをみな連れ去るのだ! 進め、ロヒリムよ、世界
の破滅へと!」、新王に率いられた騎馬軍団は悪鬼の軍団の如くにその口々に
「死!」と叫びながら戦場へと突撃する、メリィと王の遺体とエオウィン、そ
していくばくかの歩兵たちを残して。彼らはここで死んだ騎士7人とかの怪鳥
の死体、そして王の馬「雪のたてがみ」の遺体とを残し、王の遺体とエオウィ
ンとをミナスティリスへと運び、そしてメリィはその葬送のような悲しい行進
に付き従う(彼とセオデン王は親しかった)。

 以上からわかるように、犬夜叉は「メリィ」へと呼応し、「エオウィンと魔
王は実はワルキューレ筆頭ブリュンヒルデとして同一存在」とすれば、「かご
め=犬夜叉の母」の系で呼応します(エオウィンはセオデン王を実の父のよう
に慕っていました。彼女とエオメルの親は戦場で早くに倒れ、以降、子のいな
い王が2人を実の子のように可愛がっていたのです)。
 「砕かれた左腕=フロドの失われた右の中指」であり、以降エオウィンは2
度と戦場に出ず、病院で知り合ったファラミアの妻となるわけで、「9本指の
フロド」は「ワルキューレのフロド」すなわち「ブリュン『ヒルデ』」を指す
のですから、ゆえに「かく失われたもの」は「ジークフリード」に他なりませ
ん。「雪のたてがみ」はまさしく「滋之」(^^;(あ、よく読むと、魔王の矢に
貫かれて絶命したのはこの馬の方です(^^;。落馬した時王はこれの下敷になっ
てしまい、これが致命打だったのでした(^^;。む、そーすると、「セオデン王
=雪のたてがみ=滋」で「助川姓のこと」とすれば、おそらくその他のS的一
致と協和するでしょう(^^))。「セオデン」は「Theオデン」でBEのこと
だと言えるでしょう(^^;。この謂は、「BEが日本に採用されることで、その
『Ogden規制』を解除される」ことだと読めます(^^)。これから、「アン
グマールの魔王=和的Samwyn」「エオウィン=西的Samwyn」の読
みがまた得られるでしょう(^^)(現在は、主に読み聴きのためにラダー500
0語のおおざっぱな把握に努めています(^^;。それらを得ても、書き言いには
語の微妙な差異の知識が必要になるので、非ネイティブにとっての自己発信の
ためのBEの価値は揺らぎません(^^)。なお、その過程でラテン語の知識が重
要であることを改めて再認識しました(^^;。例えば「fect・fact・f
ict」はラテン語で「作る」という意味で、「perfect」は「per
=through」から「すっかり仕上げた>完全な」、「factory」
は「ory=仕事場」から「製作所」、「fiction」は「ion=過程
物」から「作られたもの>人為のもの>空想上の」となります。これは、逆に
言えば、日本語にラテン語系の語を多く導入すれば、それだけヨーロッパ諸語
との連携が易しくなることを意味しています(^^)(言い換えれば、そこが日本
人と英語との最大の壁になっています(^^;)。漢字学習の際、それに相当する
ラテン語の単語も同時に学ぶようにすれば、この溝はおそらく速やかに埋めら
れるでしょう(^^)(例えば「完=per」「作=factum」「至=ad」
「送=mit」「共=con(com)」「形=figura」等を知ってい
れば、初見の語の意味類推が飛躍的に楽になります。また、ラテン語の基本的
な語を知っていれば、フランス語・スペイン語・イタリア語の習得も合わせて
非常に楽になります(^^)。ドイツ語も、学術的な語の意味類推は容易になりま
す(^^;。小学生には第2外国語としては一見遠回りなようでも英語でなくラテ
ン語を教えた方が良いかも知れません(^^)、いずれにしろ英語の学習には非常
に役に立つし、英語を深く学ぶ上でいずれはやる必要のあることです))。

 相変わらず、「某和彦とSamwyn」において、どちらが「魔王」でどち
らが「エオウィン」であるかは難しいところです(^^;。しかし、差し当たって
「某和彦をけも先生の意志の現れの1つと見る」ならば、「かごめ=高橋某」
「殺生丸=Samwyn」の線でよろしいかと思われます(^^;。かくなる次第
において、今度こそは真に「Samwynのここにあらねばならない理由」の
消失と見つつ、一連のS的解読の終焉、「旅の終わり」をここに告げることが
できましょう(^^)(そう、最後に1つ、「性格を変える」必要はありません、
ただ、そのような性格はより大きな在り得る可能性の「部分」に過ぎないもの
であること、この世界に応じて現れた「1側面」に過ぎないことがわかれば良
いのです(^^)。「怒り」も「優しさ」もしかるべき時に発動されればしかるべ
き効果を発揮するのであり、要はそれが状況に最適な言動であるかを制御する
ことにあります。「バカとハサミは使いよう」であり、それは自己内の統制に
おいても当てはまる至言なのです(^^))。

Samwyn
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