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#3110/3320 るーみっく☆わーるど コメント数(0) ★タイトル (MRN59168) 99/ 4/ 1 21:36 ( 81) 犬夜叉>第115話感想>居場所 パソ通4年生 ★内容 どうも、パソ通4年生です。 前回、かごめを守るために勇気を奮って、妖怪と戦う地念児。 しかし、地念児の母親は、なぜか犬夜叉の助けを断る。 「いったい、なぜ?」というところで終わりましたが・・・ 今回は「ハッピーエンド」そしていい結末で終わりました。 ということで・・・感想です。 ☆母親が「助けるな!」言った理由 この理由は、てっきり母親が地念児を内心憎んで言ったと思ったの ですが、ここのMLで何人かの方がすでに言ってましたように、母親 の愛情から出た言葉でした。 ただ、その愛情ですが『地念児・・・おまえは気が優しいから・・』 『どんなにバカにされても、我慢してきたんだろう・・・』から一気に 『村のやつらに見せてやれ。おめえの力を!』と叫ぶ母親のお姿や、そ の後戦いが終わった後に言った犬夜叉のセリフ『どうせ、仲良くできで きねえんだ。だったら、どっちが強いかハッキリさせとかねえとな。』 とかを見ますと「力」で生きていくことを願っていた様な感じでした。 ☆心優しき地念児 地念児の怒りの鉄拳で、ついに人喰い妖怪は粉砕されました! 地念児の力を知っておびえる村人達。(今まで散々迫害していたのに現金 なものです(;^_^)。) しかし、地念児は迫害してきた村人達に(自分がケガをしているのにも 係わらず)ケガの事を心配して、薬草を勧めます。そんな姿を 『地念児 ・・おまえ・・』となんともいえない表情で見つめる母親。 なんか、口ではうまく言えませんがいいシーンです(;_;)。 そして、最後村人達は、そんな地念児の優しさにうたれ、そして自分達 が今までしてきたことに恥じたのか、地念児親子を助けて荒れた畑を一緒 になってなおします。母親の目にうすっらと涙が・・・にじみます。 前に言ったのと重複してしまいますが、母親は地念児の力を覚醒?させ る事によって「力」で生きていくことを願っていたのかもしれません。 しかし、実際は「優しさ」が村人達の憎しみの心を溶かし、和解させて いき、今回のお話の題にもなってます「居場所」を彼ら親子に提供させる ことになったのでした。 ところで、もし地念児が今回「優しさ」を見せずに「力」で村人達を押 さえ自分の居場所を確保していたらどうなっていたでしょうか? 村人達は、二度と地念児を迫害することはないでしょう。 しかし、それは結局は孤立を生み、この後述べますが犬夜叉が、かつて そうであった様に最後は「一人ぼっちになってしまう。」かもしれません。 そう思うと、地念児が「優しい心」を見せて、最後に村人達と一緒に畑 を耕している姿を見ますと、何かほっとしました(^^)。 ☆犬夜叉の居場所 村から珊瑚達の元に戻る途中の道すがら・・・犬夜叉は 『妖怪でもない。人間でもない。どっちにも行けねえ。だから・・・ 自分の居場所は力づくでぶん取るしかねえと思ってた。そうして、生きて きて、気がついたらひとりぼっちになっていた。そういうやり方しか・・ 知らなかったからな。』と初めて己の弱さをさらけ出します。 そんな姿を、かごめは『なんか嬉しい。犬夜叉がこんなふうに話してく れるのって』ととてもうれしそうな顔を・・・。 (この時の、かごめと犬夜叉の二人のお顔は、GOOD>^_^<!) いつもは強いことばかり言っていた犬夜叉が、初めて見せた「心の弱さ」 かごめと同じではありませんが、こっちも、なんか犬夜叉が今までよりも親 しみやすくなった感じがして、嬉しくなりますね。 そして、ラスト犬夜叉が、この思わず弱音を吐いたことに、ちょっとすね たのに対して、かごめは『いいじゃないの。今はひとりじゃないんだもの。』 と言います。 「はっ!」とする犬夜叉・・・。 いつも一人だった。一人だから心がすさんでいた。でも、今はひとりじゃ ない・・・。そう、犬夜叉は、かごめが自分の「居場所」であることに気づ いたのでした。 ※この最後のかごめと犬夜叉のシーンは、今まである犬夜叉の数あるシーン の中でも名シーンになると思います。 追伸:地念児がかごめと別れる時「はあ〜」と切なそうな顔をしていたのは 印象的でした。きっと、地念児はかごめに切ない恋心(初恋みたいなもの?) を抱いていたのかもしれませんね。 では パソ通4年生(MRN59168)