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#1125/3141 るーみっく☆わーるど ★タイトル (QEG72756) 93/ 9/ 8 23:32 ( 86) 雑感>考察の前にちょっとRES 飛鳥 杏華 ★内容 まあ、なかなかモノが出てこないうちに、SAMWYNさんの方が先に考察をUP したり、私へのRESなんか書いてくれてるので、その辺のRESをちょっと…。 >少なくとも私は、けも先生は第2のめぞんや第2のうる星を描くつもりはないであ >ろう、と思っています。 うん、この辺は私も同感ですね。むしろ、それを求めていたのは、うる星ファン、 めぞんファンであった読者の方だったと思います。けもさん自身も、一時期迷ったら しいと思われる節はあるのですが、やはり新しい作品に踏み切ったようです。 これは、すでに「らんま」の第1話からさり気なく示されているんですよ。いや、 正確には連載開始前からです。この辺の考察が、私の考察の第1回分の中心となって いるんです。 少なくとも、けもさんは「うる星」でも「めぞん」でもない「らんま」を描きたか ったはずです。ところが読者の方がついて来なかった。それどころか、一部の読者は、 頭ごなしに批判した。そこで、「らんま」は何度となく路線変更を余儀なくされるん ですね。 私は、ジャコウ王朝編で「らんま」は完結したと言いましたが、実はすでに最低で も3回は完結していると見ることができるんですよ。現在のは第4部ですね。この辺 の細かいところは、考察の方でじっくりと書きたいと思います。(長くなってしまう ので…。) 私が、「めぞん」や「うる星」と比較して書いているのは、何も「らんま」がその 続編となっているというような解釈をしているからではないんです。あくまで、進行 の度合を比較するのに便利だからです。 また、さっき書いたように、けもさんは二大連載の影を断ち切りたかったんだけど、 結局は旧作ファンの批判にさらされて、旧作と無縁な進行ができなかったという実態 があったと考えているからです。 むしろ、旧作ファンの批判に対して、けもさんの方からあえて反撃を加えるために 旧作ネタを持ち出したりしているんですよ。わかりやすいネタで言えば、「老人と梅」 なんか明白ですね。これは見るからに「うる星」の「最後のデート」のパロです。決 してネタに困って旧作に似た作品を描いたんじゃなくて、わざとやったんですね。 こういう部分に私の考察が立脚している以上、「うる星」や「めぞん」と切り離し て考えられないということなんですよ。さらに、言うならば、「人魚シリーズ」やオ リジナルに掲載された読み切りなんかもそうです。(「百年の恋」の例も出しました が…。) それと、けもさんのクセというか雰囲気が、感じさせるものもあります。二大連載 の連載終了時のネタの配し方なんかは、基本的には今も変わってないんじゃないかと 思うんですよ。その辺の雰囲気から、「らんま」の終末も近いんじゃないかというも のを感じているわけです。 終ると決めたら、キャラひとりひとりにお別れを言うというのが、けもさんの旧来 の性格なんですね。そこから、「キャラ整理=終わりが近い」という図式を多くのフ ァンが当然のように受け止めているわけで、半年や1年というのには、何の根拠もあ りません。それこそ、「うる星」のときとの進行の比較でしかありません。終わり方 自体は、きっと「らんま」独自の終わり方をすると思います。 >真之介編はあかねが「乱馬が女でもあたしは好き、男や女なんて大した違いじゃな >いの!」と認識するようになった話と読めます。 若干、ニュアンスは違うんですが、「乱馬が水をかぶって女に変身することなんて、 大したことじゃない」って結論には行くんじゃないかと思っています。これは、まっ たくの予想なんですが、乱馬は完全な男には戻れなくなるんじゃないかと思うんです。 呪泉郷の男溺泉が、破壊されてしまうかなにかして、乱馬は永遠に普通の男に戻れ なくなってしまうんじゃないかと…。そして、変身体質をついにのどか母さんに知ら れてしまって、さあ切腹だってなったときに、のどかさんかあかねが、「水をかぶっ て女になることなんて、大したことじゃない。本当に男らしいってことは…」って言 って、みんなが納得して終るんじゃないかと考えてるんです。 だから、最後にはのどかさんが出てくるんじゃないかなと莫然と思ってるんですが、 むむっ、出て来ましたね。(^_^;)(内容には明日以降まで触れませんが…。) 最後に、ポストモダン派というのは、私がそう自称しているんじゃなくて、なんと はなしにそう呼ばれていたということで、自分ではそうは思ってません。何々派とか いうのは当てはまるのがないでしょうね。 あえて言うなら、私の考察は記号論に属します。作品の中に、特定のものを象徴す る記号を見つけて、論を構築して行くタイプですね。しかも、意表をつくのが好きで す。だから、場合によっては作者さえもが「え゛っ」と声を上げるようなものも出て くるでしょう。決して正統派とは言えないでしょうね。(ひな子登場編=対セーラー ムーンもかなり意表をつくものだったと思いますよ。ただ、そう思った人が意外に多 かったというだけで…。) まあ、なんとか今週中には第1回目をUPしたいと思っています。もう少し待って てくださいね。(こんな長文書くヒマあったら考察書けって…。(^_^;)) QEG72756 飛鳥 杏華