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#1130/3141 るーみっく☆わーるど ★タイトル (QKM33822) 93/ 9/ 9 22:12 ( 99) 雑感>RE:1125 です(^^; SAMWYN ★内容 RESのRESはあまりやってはいけない、と言われているのですが、飛鳥 杏華さんへのRESです(^^;。 >「らんま」の第1話から これは何となく予想がついていますが(申し訳ない(^^;)、私はまだ地獄の ゆりかご以前はほとんど大雑把にしか意味を捉えていないので、詳しく突っ込 んだ考察を期待してます(^^)。 >読者の方がついて来なかった しかし、らんま1/2はつくづく妙な(良い意味で、ですよ(^^))作品です ね。コミックスが思いきり売れているかと思うと、ちまたでたまに「つまらな いから途中で読むのやめた」と言う会話を耳にします(最近は聞きませんです が(^^))。んでこの場合、たいていみな15巻前後で読みやめているらしいの です。私はおそらく、あの「乱馬が最弱になる話」で一見進展しかけた乱馬× あかねがその後一向に動かなくなったためだと見ています。しかしコミックス が売れているからには、やはり「らんま1/2が大好き」と言う読者も大勢い るのでしょう。そしてたぶん、その主力はめぞんやうる星をほとんど知らない 現役小中学生あたりではないかと思っています(ちなみに先の会話の少年はめ ぞんを知っているらしいことが何となくその話し方でわかりました。私みたい にめぞんやうる星と同期なのにらんま1/2が一番好きと言うのはかなり少な いんじゃないでしょうか)。 >3回は完結 ふむ、私は格闘スケート〜シャンプー登場の間に何らかの設定変更があった らしい(ただ、この変更はけも先生も予測していたもののようです)ことを感 じていましたが、それは3回のうちに入るでしょうか(全然的外れだったりし て(^^;。あ、その回答は「らんま論」の中でいーですからね(^^))。私はそれ 以降は大きな変化はなく、地獄のゆりかご編から現在もまだ継続中の長きに渡 る変動期に突入したものと見ています。 >旧作と無縁な進行ができなかった これは2大名作を背負うけも先生の宿命でしょう。と言うわけでらんま1/ 2は旧作読者も意識して作られているわけですが、同時にまたらんま1/2か らの読者もいるはずで(例えば私は、「老人と梅」が「最後のデート」にかけ てあることには、おそらく「最後のデート」の方を後に読んだせいか、まった く気づきませんでした(^^;。まあ、そう言う読者のことです(^^;)、その意味 では飛鳥 杏華さんのアプローチも私のアプローチもともに妥当、と言うか、 2つ揃って初めてらんま1/2の本当の意味がわかるのではないか、と思って います(私はめぞんやうる星には疎いのでそっち絡みの議論には加われないで しょう(^^;。と言うわけでそちらは他の方々に任せて、私はあくまでらんま1 /2本体のみでの流れから考察して行こうと思っています)。 >乱馬は完全な男に戻れなくなる この予想には私は「乱馬は元来女説」絡みでたどり着きました。乱馬の、特 に最初期の乱馬は女になったばかりにしてはあまりにも発想等が女らし過ぎる のです。そこから私は、乱馬はそもそもの最初から男女として生み出されたキ ャラであり、それゆえ乱馬が完全な男に戻ることはない(と言うか、完全な男 としての乱馬はもとから存在しなかった、舎利姫でラスト、湧太があまりに深 い空虚の中に陥ってしまったのもこのためでしょう。すなわち、乱馬が女とし ての自分を捨てることは乱馬自身を捨てることになってしまうのです)だろう と推測しました。 >男溺泉が破壊・・・ イメージ的に考えてそれはなさそうです(呪泉郷はグレート・マザーのイメ ージではないかと見ています。あらゆる神秘と不思議の発生源、らんま1/2 の中の「うる星やつら」ですから)。むしろ、男溺泉はハナからなかった、と する方がスマートですね(つっても和風男溺泉があるぐらいですからこれもな いでしょう(^^;)。今週の感想>でも書いたのですが、乱馬の変身体質がのど かにバレる、と言う事態はどうもなさそうです。おそらく、乱馬は息子がダメ ならせめて娘で、と、より強く女としてのどかに影響されてしまうのではない でしょうか(その意味でも今回の原作シリーズは注目しています。まさに、乱 馬男性化の最後のチャンスだからです。もし今回の話でのどかが男らしさより も女らしさを尊ぶようになれば乱馬の女性化はもう歯止めが利かなくなるでし ょう)。 ちなみに、私も自身の小説シリーズでのどかを乱馬男性化へのトリガーと見 做していました。しかしどうも、今までのどかの出た(原作での)話を見る限 りでは、けも先生はのどかを乱馬女性化のトリガーとしているような気もする のです。そのポイントからも今回の話には非常に注目しています(ただし、真 之介編の時のような無差別考察攻撃はしないつもりです(^^;)。なお、もしの どかが男性化へのトリガーでなくなったとしても私の小説にはまだ手が残って います。飛鳥 杏華さんが私の小説を読んでくださっているのかどうかは不明 ですが、最新4作での良牙が男らしくなくなってしまっていることにご注目下 さい(あ、無理に読まなくていーですからね(^^;)。この良牙はいわばアニマ に乗っ取られた状態であり、らんまはそんな良牙に物足りなさを覚えます。そ して良牙を元通り男らしく直していく過程でらんまが真の男らしさに気づく、 と言う方向が残っているのです。ただし、これは乱馬は元来女説を結局は否定 するものであり、本当にその方向で行くべきかどうか私自身迷っている現状で す。今回の原作シリーズいかんではそれも放棄するかも知れません(^^;。 >記号論 シンボリズムですね、たぶん(^^)。実は私も非常に近い立場で、特に講談社 新書「言葉と無意識」(丸山圭三郎・著)に大きな影響を受けました。私自身 の本質的な立場は仏教理論(中論・唯識思想・その他諸々の大乗思想)なので すが、それを現代化しユング心理学とつなげる点でその本とカバラ、西洋魔法 およびラジニーシ講話録に非常に助けられました。 と言うわけで私と飛鳥 杏華さんとの違いはらんま1/2へのアプローチ方 法の違いと言ってよいかと思われます。飛鳥 杏華さんが総合的に攻めるのに 対し、私はらんま1/2そのもの、例えば乱馬がある行動をしたとして、けも 先生が乱馬にそうさせようとした背景・意図を追求することでけも先生の乱馬 観を見抜こうとしているのです。神秘学的に言えば飛鳥 杏華さんは「すべて は1つ」、私は「1つはすべて」の立場にあると言えるでしょう。 >もう少し待って・・・ はあ、いつまでも待ちますので、どうぞゆっくり書いて下さいませ(^^)(別 に私だけが読むんじゃないですけどね(^^;)。私の方は原作の今シリーズをじ っくり読んで、必要なら今1度私の立場を見直そうと思っています(^^)。 SAMWYN