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投稿日時:1993/11/28 3:25 投稿者ID:PJG68527
#1230/3141 るーみっく☆わーるど
★タイトル (PJG68527)  93/11/28   3:25  ( 53)
  考察>あたるは中身しか興味がないのか 古屋一雄
★内容
□−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
□ 1)はじめに
□     「あたるは中身以外興味はない」という声をしばしば耳にする。
□    冗談半分に口にしているのを聞く分には問題としないが、このごろ
□    は本当にそう考えているのではないかと思われる記述も目にされる
□    ようになった。
□     その根拠は、「所持品検査だ!」における「おれは中身以外興味
□    はない!!」というセリフであることは自明である。だが、はたして
□    その発言をもってそう言い切ってよいのだろうか。そう単純な話で
□    はないことを述べてみたいと思う。
□
□ 2)「性」の存在
□     「性」において、次の記述が確認できる。
□    *スカートのうしろが破れているのを楽しんでいる。
□    *ムセッ草がしのぶのスカートをまくるのを楽しんでいる。
□     これらの記述は、中身以外に興味があることを示して余りあるも
□    のである。
□
□ 3)「所持品検査だ!」での発言の意味
□     「性」における記述と「所持品検査だ!」における記述には、一
□    見矛盾があるように誤解されるかもしれない。だが、両者に矛盾は
□    ない。これは、次の2点を考慮すれば解決する問題である。
□    *作中人物の発言は、当然として根拠となるわけではない。
□    *状況や意味を考えて、はじめて根拠とすることができる。
□     一般論として、人は客観的事実でないことを口にすることが多い。
□    したがって、作中人物のセリフは、その発言をしたという事実は示
□    しても、その内容が当然に設定と一致するわけではない。
□     どういう状況で、どういう意味でそのセリフが出てきたかを検討
□    することは大切である。言葉だけを抜き出して語ることはたいへん
□    危険であると言える。
□     以下に、あたるのセリフを見直してみる。
□     温泉マークのセリフ、すなわちブルマーを盗むなりなんなりする
□    ことを否定するために、あたるが口にしたセリフであることは論を
□    待たないであろう。あたるがそういうことをしないことを立証する
□    のは困難であるが、私はそう考えるし、おそらく多くの共感を得ら
□    れると思われる。この意味において、あたるの言葉は信じるに足る。
□     だが、言葉そのものを鵜呑にして、中身以外興味がないとするの
□    はどうか。温泉マークに向けられた女子の嫌疑が自分に当てはまる
□    ことを否定するためのセリフであり、それ以上のことを語ったもの
□    ではない。よって、そのセリフをもって中身以外興味がないと考え
□    ることは危険であるし、「性」の記述を考慮すれば、そうは考えら
□    れない。
□
□ 4)結び
□     「性」におけるあたるの興味は、いずれも人が身に着けているも
□    のに向けられている。したがって、人から離れたものには興味がな
□    い可能性はある。「中身以外興味がない」をその意味で使用するな
□    ら一概に否定はできないが、中身以外という用語からは人が身に着
□    けるものを−−それが身に着けている状態かどうかを問わず−−連
□    想させるので、表現の正確さという点で難があるのではなかろうか。
□−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
□ ま、どうでもいいっちゃどうでもいいことなんですけどね。
□                   PJG68527 古屋一雄
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