![]() |
#1365/3141 るーみっく☆わーるど ★タイトル (CHM88424) 94/ 1/22 11:58 ( 53) BD大会>RE#1363 RE:話題のキス(?)シーン NIFTYより ★内容 【NIFTY-Serveより転載26】 >- FANPLN MES( 4):るーみっくわーるど(8)高橋留美子の部屋 - >00229/00232 NCB01052 L.WEDDING. RE:BD大会>話題のキス(?)シーン >( 4) 94/01/22 02:01 00221へのコメント そういえば挨拶がまだでした。にゃにゃ丸さん、始めまして。 私はどちらかといえば感想を書くのは苦手で、最近はすっかり記録者と化してい ます。本放送の頃からの筋金入りのファンと見ましたが(寄せ書きが有る、という 事は最終アフレコに立ち会われた訳ですか?)これまた心強い方が現れたようで嬉 しく思っております。 にゃにゃ丸さんが書いた資料のうち、アニメージュの付録は1986年6月号の もので、天使のたまごが当時キネカ大森で劇場上映された時に行われた押井監督と ゲストとの対談をまとめた内容だったと思います。現物が狭い部屋のどこかに消え てしまって確かめられない(^_^;)のですが、にゃにゃ丸さんが#221に書いて いたようなコメントが有ったか否か記憶がありません。ただ、「ほとんどの手紙は あたるとラムが何故キスしなかったか?というこだわりの中で書いてくる」という 発言ならアニメージュ1984年6月号の宮崎監督との対談記事の中(この時代に、 だれのために何を作るのか? 宮崎駿 VS 押井守 P143)の中にも出て来ます が、それでは#221の論旨とは違うものが出てくると思います(後述)。 もう一つはOUTの1986年3月号の霜月たかなかさんの連載コラム「鏡の国 のアニメーション」の一節だと思いますが、それはアニメとアニメファンの係りに ついてうる星を題材にしながら述べたもので、うる星の男性キャラの批評とは違う ものだと受け取っています。引用しますが(P143最下段)、 ;美少女を見つけてはデートに誘うというラブゲームに夢中になりながら、それが決 してSEXという生々しい現実へと突き抜けることはなく、キス止まりの安全圏のな かで、延々と美少女の交換を続けるだけというあたるの生活は、絶妙なほど先のロリ コン少年たちの日常を象徴化してやまないのだ。 虚像を押し付けたがるファンの存在、はアニメに限ったことではありませんが、 私はにゃにゃ丸さんほど少数派だとは思っていません。この辺のことはBD大会の 趣旨から外れるのであまり深くは突っ込みませんが、キスシーンそのものはあの映 画の中ではそれほど重要な意味を持っているとは私も感じていません。しかし、 「あのときラムとあたるがキスしようがしまいが、作品としては、どっちでも良い ことだ」と感じた、つまり「作品としての面白さを評価している」のはうる星の先 入観から外れた一般の人々であって、決してアニメファンを視野に入れたものでは なかったのではないか?と思うのです。何故なら本当にファンの多くがどうでも良 いと思っていたのなら、このシーンが『試金石』だと感じる議論が出て来る余地な ど無いはずです(この辺、SAMWYNさんの#225は趣旨が破綻しているよう な気がするのですが ^_^;;)。#221の結論、 >> 押井監督も当然、そのように考えていたから、逆に後になって「あのときラムと >>あたるがキスすれば良かった」という感想を聞いたとき、そのようなファンの対応 >>を残念に思ったのではないかなと思います。 は鋭い指摘ですが、上のアニメージュの発言も合わせて考えるとその「ファン」は =多数派を意味してくると思うのですが、どうでしょうか。 L.Wedding : NCB01052 / NIFTY-Serve.