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#1441/3141 るーみっく☆わーるど ★タイトル (XGM38132) 94/ 2/11 22:22 ( 48) 考察>#1429 物語を読み込む方法 by阿修羅 ★内容 《飛鳥 杏華さんへ》 多分、こういう意見が出ると予想してました。まず最初に分かって欲しいのは、古橋 さんへのRESにも少し書きましたが、僕も飛鳥さん同様、キャラにはまるのではなく て、物語そのものにのめり込むタイプである、って事です。ただ、僕の物語の読み込み 方はかなり特殊なので、キャラにはまってるように映るかも知れません。何で特殊か、 って言うと、ものすごく感覚的なんです。 僕は読解力を読書(いろんなジャンルのものを作品数で80ほど、中学〜高校で読み ました)とZ会というハイレベル型の通信添削の国語で身に付けました(付いてないか も知らんが)。で、添削の先生にも言われた事があったと思うんですが、僕は物語を読 む時、筆者の意図する登場人物の心情を”考える”、のでなくて、物語の世界に浸りき って、そこから人物と自分を半ば同化させて(一体化する訳ではありません。アウトサ イダーの立場であることは変わりません。共感する、共鳴する、よりももう少し深く、 って事かな)、そして読み終えた後でその時の自分を振り返る、ていう形で読み込むん です。つまり、物語を読んでいる(または映画なら見ている)という事を、読み終わる まで(一つのシーンが終わるまで)意識してないんです。この事は、この文章を書くに あたって自分の読み方について考えて、今そう思ったんです。 ところで、ここで一つ。僕は理系です。文系ではありません。友人には「何でおまえ みたいな奴が理系なんだ」と言われてますが、理系です。自分で言うのもなんですが、 クールです。何かに熱くなる、って事は滅多にないです。でも、物語を読むときは、こ ういう方法で読んでます。マンガでも同じです。マンガはビジュアルなので、本よりず っと分かりやすいですが。ん? そうか−−−−−たった今思ったんですが、「めぞん 一刻」はストーリーのテンポが小説のようですね。その辺のマンガはとても[マンガ] らしいですが、「めぞん一刻」はそうでない。−−−というのは考えすぎでしょうか。 記号論、ですか。なるほど。僕とはまるで違う読み方ですね。でも、作品を検証する には最適の方法かも知れません。そうか、記号論か。・・全然知らなかった方法です。 やっぱりまだまだですね、僕は。一度僕もその方法で読んでみようかな。もしかしたら また別の解釈が生まれるかも知れない。でも、僕、自分の読解法が悪いとは思いません 。僕にとって物語を”詠む”上ではこれが最適だと思ってます。ちょっと疲れますが。 >かに存在するでしょう。しかし、それさえも、作者の手を離れた後においては、そ >れこそ無数に存在する解釈のひとつに過ぎないのだと…。 「無数に存在する解釈の一つに過ぎない」。なんでですか? 作者が書くんですよ? 作品に対する作者の解釈とは違った解釈。当然あるでしょうが、作者の意図、という のは絶対でないにしろ、解釈する上での一つの基準ではないですか。 「オカルト的」。ちょっときつい表現だな、と思いつつ、でも使いました。ファンタ ジック、よりももう少しなんとも言えない奇妙な・・という感じが表現したかったんで す。ども(笑)。 P.S. るーみっくの皆さんへ プロファイルを新しくしました。たいして変わっちゃいませんが、もしお暇でしたら 見てやって下さい。 94/2/11 by 阿修羅