SIG るーみっくわーるど SIG るーみっくわーるど」は、漫画家 高橋留美子先生(るーみっくわーるど)の作品が好きな仲間が集まっているグループです。 るーみっく好きなメンバー間コミュニケーションのためのチャットや掲示板の提供、るーみっく系イラスト・小説・リンク集の公開などを行っています。 オフ会も不定期に開催されています。1992年6月にPC-VAN上で誕生した歴史あるグループです。
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投稿日時:1994/ 2/11 22:22 投稿者ID:XGM38132
#1441/3141 るーみっく☆わーるど
★タイトル (XGM38132)  94/ 2/11  22:22  ( 48)
考察>#1429  物語を読み込む方法          by阿修羅
★内容

《飛鳥 杏華さんへ》
 多分、こういう意見が出ると予想してました。まず最初に分かって欲しいのは、古橋
さんへのRESにも少し書きましたが、僕も飛鳥さん同様、キャラにはまるのではなく
て、物語そのものにのめり込むタイプである、って事です。ただ、僕の物語の読み込み
方はかなり特殊なので、キャラにはまってるように映るかも知れません。何で特殊か、
って言うと、ものすごく感覚的なんです。
 僕は読解力を読書(いろんなジャンルのものを作品数で80ほど、中学〜高校で読み
ました)とZ会というハイレベル型の通信添削の国語で身に付けました(付いてないか
も知らんが)。で、添削の先生にも言われた事があったと思うんですが、僕は物語を読
む時、筆者の意図する登場人物の心情を”考える”、のでなくて、物語の世界に浸りき
って、そこから人物と自分を半ば同化させて(一体化する訳ではありません。アウトサ
イダーの立場であることは変わりません。共感する、共鳴する、よりももう少し深く、
って事かな)、そして読み終えた後でその時の自分を振り返る、ていう形で読み込むん
です。つまり、物語を読んでいる(または映画なら見ている)という事を、読み終わる
まで(一つのシーンが終わるまで)意識してないんです。この事は、この文章を書くに
あたって自分の読み方について考えて、今そう思ったんです。
 ところで、ここで一つ。僕は理系です。文系ではありません。友人には「何でおまえ
みたいな奴が理系なんだ」と言われてますが、理系です。自分で言うのもなんですが、
クールです。何かに熱くなる、って事は滅多にないです。でも、物語を読むときは、こ
ういう方法で読んでます。マンガでも同じです。マンガはビジュアルなので、本よりず
っと分かりやすいですが。ん? そうか−−−−−たった今思ったんですが、「めぞん
一刻」はストーリーのテンポが小説のようですね。その辺のマンガはとても[マンガ]
らしいですが、「めぞん一刻」はそうでない。−−−というのは考えすぎでしょうか。

 記号論、ですか。なるほど。僕とはまるで違う読み方ですね。でも、作品を検証する
には最適の方法かも知れません。そうか、記号論か。・・全然知らなかった方法です。
やっぱりまだまだですね、僕は。一度僕もその方法で読んでみようかな。もしかしたら
また別の解釈が生まれるかも知れない。でも、僕、自分の読解法が悪いとは思いません
。僕にとって物語を”詠む”上ではこれが最適だと思ってます。ちょっと疲れますが。

>かに存在するでしょう。しかし、それさえも、作者の手を離れた後においては、そ
>れこそ無数に存在する解釈のひとつに過ぎないのだと…。
 「無数に存在する解釈の一つに過ぎない」。なんでですか? 作者が書くんですよ?
 作品に対する作者の解釈とは違った解釈。当然あるでしょうが、作者の意図、という
のは絶対でないにしろ、解釈する上での一つの基準ではないですか。

 「オカルト的」。ちょっときつい表現だな、と思いつつ、でも使いました。ファンタ
ジック、よりももう少しなんとも言えない奇妙な・・という感じが表現したかったんで
す。ども(笑)。


P.S. るーみっくの皆さんへ
 プロファイルを新しくしました。たいして変わっちゃいませんが、もしお暇でしたら
見てやって下さい。


                       94/2/11  by 阿修羅
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