#1442/3141 るーみっく☆わーるど
★タイトル (XGM38132) 94/ 2/11 22:24 ( 51)
考察>#RE1430 そうですね。 by阿修羅
★内容
大体、メッセージの通りだと思います。八神は自分の宙ぶらりんな立場に、やりきれ
なかったんでしょうね。
五代が好きだ。でも五代は響子が好きであり、響子も五代が好きである。だがそこに
は何もつながるものがない。容易に自分が入り込めてしまう。で、入り込んだはいいが
、自分が何をしても、五代は優しくはあっても、振り向いてはくれない。だからといっ
て、自分の五代への思いのために、この「八神にとってのぬるま湯」から抜け出せない
。響子さえはっきりしてくれたら、”勝負してやるのに”、と、「弱虫」の茶々丸での
パーティーでは思ってます。この時点ではまだ強気の八神です。
> 結局、八神に与えられたチャンスは、「このままじゃみんなウソになりそうでこ
>わい」という響子さんの言葉が出たことで終ってしまいます。ここで、注意しなけ
>ればならないのは、終らせたのが八神自身だということです。
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深層心理ではそうだったでしょうが、終わらせる、と言う明確な意思はなかったと思
います。終わりになる、と言う覚悟はしていたでしょうが。この年頃ってのは(僕も含
めて)全てに強気で、失敗の事はあまり考えずに、「なんとかなるさ」って根拠も無し
に思っちゃうんですよね。
で、八神もそうだったんです。担任の話を聞くまでは。でも、担任の話を聞いて、さ
すがの八神も「もう入り込めない」と感じて、終わって〈しまった〉。
だから、勝負して負けたんじゃないから、大学3年の春になっても、まだ、五代が忘
れられないんじゃないでしょうか。つまり、八神は強いように見えて、やっぱり普通の
女の子だったんですね。
(TV版は相当強気に描かれてますね。なんかバニーガールまでやっちゃうみたいだし
。この辺の違いが原作支持者には気に入らないのかな。まだ見てないからはっきりした
ことは言えませんが。)
描写が少ないからってあやふやだ、という訳ではないでしょうが、やっぱりここの部
分は読み込むのが難しいなぁ。「弱虫」は「めぞん一刻」のストーリー中、焦点とも言
える大切な話だから、簡単には読み込めないんでしょうか。やっぱり作者も相当繊細に
書いたんでしょうか。
それから、いらないから描かない、事についてですが、「らんま」は純粋にコメディ
だからじゃないですか? だって「らんま」に警官や教師なんか、コメディの題材にす
る以外には、その本当の意味では、どう見たって存在し得ないんじゃないですか? ち
ょっと「めぞん一刻」と「らんま」や「うる星」は、質的に異なり、比べようがないと
思うんですが。まあ、高橋留美子さんの作品論、としては可能ですが。
でも、八神が再登場しないのが、高橋さんの作家としての性格のため、というのは、
確かにそうかも知れません。
あっ、「けも」の件、どうも。それから、SAMWYNさん宛のメッセージも読ませ
て頂きました。そうですか、そんなことが…。8年か…、誠実な人なんですねぇ(うる
うる)。僕にも好きのだの好かれただのって話は、まあちょっとだけですがあります。
もしも機会があればお話しましょう(そんなもん聞きたい人なんていませんね。(笑))
。
一度、高橋留美子さん本人の「めぞん」に対するコメントが聞いてみたい、
阿修羅 でした。
94/2/11