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#1444/3141 るーみっく☆わーるど ★タイトル (YYD84708) 94/ 2/11 22:34 ( 42) BD大会>モラトリアムからの脱出 MOMOCHA ★内容 さて、BD大会も今日で終わりですね。企画されたKimさん、転載作業をされた A&Lさん・DRSさん、御苦労さまでした。 そして、書き込みをされた皆さんもお疲れさまでした。正直なところ、Kimさん から企画が上がった時、これだけの書き込みがあるとは思っていなかったのですが… 何事も、やってみなければ判らんものです。(^_^) ……って、書かなかった奴が言うセリフじゃありませんな。(^_^;)最後、ホントに ぎりぎりになってしまいましたが、僕もすこし書きます。 映画(に限らず小説でもマンガでもそうなんですが)のことを語る場合、その人が いつ・どういう状況でその映画を観たか、ということがかなり重要な要素になってく るのではないでしょうか? 大多数の人がけなしている映画であっても、ある人にと っては恋人・友人と一緒に観た、生来忘れ得ぬ映画なのかもしれません。 僕は『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』は僕が観た映画のうちで 5指に入る傑作な映画だと思っているのですが、どうも「生涯のうちもっともいい タイミングであの映画を観た」という想いがあるもので、あの映画を観返す時はどう しても「あの頃の自分と現在の自分」との対比から観てしまいますね。(^_^;) 10年一昔と言いますけれども、あの頃の自分と比べて今の自分はどう変わってい るのだろうか? どこが成長しているのだろうか? 身体が成長し、以前は遠く思え ていた上の学校に進学し、変化に確信が持てる小学校から高校までの10年間に比べ て、この10年間は確かに変わってはいるのだけれど、どこがと問われてもそれは漠 然としていて自分では答えられそうにありません。 当時、高校から大学へ行く間の浪人という人生のモラトリアムにあって、僕はこの 映画の「モラトリアムからの脱出」に心を引かれました。「いつまでもモラトリアム が続けばいい」という想いと、「いつかはモラトリアムを脱出して『外』へ」という 想い。この二つの想いは、当時の僕の心の中そのものでありました。 その後、大学を出て、就職した僕はモラトリアムから脱出できたのでしょうか? この10年間を振り返ってみると、僕には『外』へ出てきたという実感がなく、やっ ぱりまだモラトリアムの中から脱出していないのかなぁ、という感がぬぐえません。 いつの間に僕はBDの『登場人物』になってしまったのでしょう? (笑)もしか したら、「うち、いつまでもみんなと一緒にいたいんだっちゃ。DRSさんがいて、 Kimさんがいて…」と思っているここ「るーみっくわーるど」こそが僕にとっての BDなのかもしれません。(^_^;) MOMOCHA