SIG るーみっくわーるど SIG るーみっくわーるど」は、漫画家 高橋留美子先生(るーみっくわーるど)の作品が好きな仲間が集まっているグループです。 るーみっく好きなメンバー間コミュニケーションのためのチャットや掲示板の提供、るーみっく系イラスト・小説・リンク集の公開などを行っています。 オフ会も不定期に開催されています。1992年6月にPC-VAN上で誕生した歴史あるグループです。
ホーム | About | 新着・お知らせ | フォーラム | ライブラリ | チャット公開ログ | メンバー紹介 | リンク | Copyright
投稿日時:1994/ 2/18 15:23 投稿者ID:XGM38132
#1465/3141 るーみっく☆わーるど
★タイトル (XGM38132)  94/ 2/18  15:23  (139)
考察他>RE#1459 同感です&「時計坂を求めて…」感想  by阿修羅
★内容

 うーん、#1に書く程の事ではないのですが…。でも#1のメッセージのレスを#2
でやるってのは、煩雑になるしなんか失礼だし…。(きまりの曖昧さは逆に混乱を呼ぶ
…)。

《るーみっくの皆さんへ》
 ヘッダですが、これなら現規定のままでも検索する上では支障無いので、使わせて貰
いました。意味は会議室の#3SIG運営会議の「#1のヘッダ規定について」という
僕のメッセージを読んで下さい。反逆するわけではないんですが………反逆してますね
(;)。(自己満足という噂も…)


《飛鳥 杏華さんへ》
> どう考えても、たった1つの読み方しかできない作品なんて、あったとしたら薄
>っぺらな感じになってしまうでしょうね。逆に奥の深い作品であれば、それこそ様
>々な読み方が可能になってくると思うのです。

 仰る通りです。
 ただ、前回のメッセージは言葉が悪かったかも知れませんので、もう一度書きます。
僕は原作者の意図による解釈は、読み手のそれとは基本的に質が異なる、と思うんです
。どうしてか、と聞かれると、うまく答えられないんです、これが(;)。
 それでも、僕はまだ論証法も解釈法も正式には学んだ事が無いので、大きな事は言え
ないんですが、自分に可能な範囲で考えてみました。

 書き手の解釈というのは、自分の表現したいことを読み手に分からせる、という意図
の上にあります。それに対して読み手の解釈は汲み取ってやろうという意図の上にあり
ます。
 書き手にとってその解釈とは、自分の中にあるものをどう表わしたか、ということで
す。が、読み手にとっての解釈というのは、自分の中にあるのではなく、外にあるもの
を取り込む形です。書き手が有から有を生み出していると仮定すれば、読み手は無から
有を作り出していると言うことが出来ます。別な言い方をするなら、書き手が暗号化を
するのに対して、読み手は解読をするわけです。

 解釈をする、と言っても確かにいろいろな種類のものがありますね。一般的には解釈
と言えば書き手の意図を探ることを指しますが、書き手が意図を明かしている場合に、
飛鳥さんも述べられているように、原作者も気付いていないうちにできあがった法則性
や、原作者の見つけるのも解釈だと思います。また、原作者の意図などは全く無視して
、読み手が独自の見方をしても、それはある意味で一つの解釈です。この辺は飛鳥さん
の言われることと同じです。
 ただ、これらは全て〈読み手の〉解釈なんです。
 どういう角度で読んでも、作品の中には書き手の解釈と、書き手の書く時のスタンス
が絶対的に流れていると思うんです。たとえ作者が意図していなくても、です。
 その書き手の解釈と読み手の解釈には、暗号化と解読、というどうしても同じである
と言えない違いがあります。暗号化には辞書がありますが、解読は辞書を作るのが目的
だからです。この辞書の存在を考えずに、暗号が解けるでしょうか?
 そしてなにより、この辞書が、作者の書くにあたってのスタンスであり、解釈なので
す。つまり解釈をする、ということは、どうしても、作者の意図を探り、作者の書くに
あたってのスタンスを探り、作者という人物を探ることにつながると思うんです。

 様々な読み方が可能。確かにそうです。作品の奥が深いほど、これは当然です。ただ
、それらも突き詰めて行けば、作者のスタンスと、作者という人物に行きあたると思う
のです。

 ああ、でも自分の思ったように読めばいい、と言われて、実際の所は何も否定出来ま
せんね。うーん。だらだら訳の分からん事書いたけど、やっぱり飛鳥さんの言う通りか
も知れない。でも、僕なりにもう一度考えてみたので、聞いて頂こうかな、と思いまし
て、ども(;)。

 以上、たいへん論拠のはっきりしない文章になってしまいましたが、少しばかり思っ
た事を書かせて貰いました。(うう、乱筆だ……、これでは読む人が何が言いたいか分
からんなぁ)


>章で、ちょっと誤解があったかもしれないので、補足しておきますが、個々の読解
>法にいい悪いは特にないと思います。要は「どのやり方が自分に合っているか?」
>「どのやり方が得意か?」ってことです。だから、私は記号論が得意で、私がやろ

 誤解はないですよ(^_^)。自分の読解法が悪いとは思わないって言ったのは、自分に
はこれが合ってるんだって事を強調したかっただけですよ。


> パソコン通信というメディアでは、文字だけがコミュニケーションの媒体です。
>予め自分のスタンスを理解しておいてもらわないと、宇宙人かと思われかねないし
>(結構、極端な論も展開しますので)、実際、記号論という論法にピンときていな

 そうですよね。うんうん。これはたいへん日頃から僕も思ってました(変な言い回し
だ)。自分の事をアピールしすぎなだと思える位にアピールしないと、自分という人格
を分かって貰おうと思ったら相当大変だ。

 他の人とのコミュニケーションで自分の論を磨き、新しい発見をする。そうです、僕
はそのためにここへ来ました。
 なぁーんてね。大層な志しですが、話相手が欲しかったんです。議論を戦わせる、か
。いいことですよね。お相手が務まるか分かりませんが、これからも話相手になってや
って下さい。


《「時計坂を求めて…」の感想》
 そうだ、飛鳥さん。「時計坂を求めて…」読みました(感想書くの忘れるところだっ
た)。残念ながら僕は東京都東久留米市というところを全く知らないので、ふむふむそ
うなのか、って程度でしか読めませんでした。すみません。
 原作のモデルの地か。僕は人物には相当こだわってましたが、そのモデルは…、とい
うことには無頓着でした。でも、
       トウキョウト ネリマク トケイザカ 3−3−9
これはちょっと許せませんねぇ。まあ、その当時僕が見たとしても多分気付かなかった
とは思いますが、掲載誌編集部にあるまじき行為ですね。
 しかし、飛鳥さんのめぞんの観察力はすごいですね。僕なんか原作のコマを言われる
度に、「ああ、そういえばそうだ」って感じで、練馬区でない証拠って言われても、何
も思い付かなかった。
 坂か。坂。「我が望郷の時計坂」、と言っても過言ではありませんからね。坂。坂。
………。
 前にも言いましたが、「めぞん一刻」はrealだと思います。それで、あの時計坂
や一刻館が本当にあっても、全然違和感を感じないと思うんです。そんな気持ちから、
飛鳥さんもモデルの町を探したのかな?

  6年間の時の流れ、か。そうですね。めぞん一刻の放送が終わってもう6年も経つん
ですね……。何故、僕がこうまでめぞん一刻にこだわるのか…。
 僕はめぞん一刻の放送がされている頃、京都に住んでました。プロファイルにも書き
ましたが、親の仕事の関係上、引っ越しが多くて、5才まで千葉にいて、それから小3
まで名古屋にいて、そして小6の11月まで京都にいました。そして小5から小6の時
期にぴったり重なって、めぞん一刻が放送されました。
 小5小6と言えば、少年期では最も多感な時期です。そんな時に見ためぞん一刻は、
たいへん強いインパクトを持っていました。見たその時は、まだ子供ですから、物語の
深い意味なんてもちろん分かりませんでした。が、年を経るにつれ、記憶に焼き付けら
れている、めぞん一刻という物語の持つなにものかに惹き付けられて行きました。
 高校に入って、しばらくその憧憬のようなものは消えてしまっていました。高校で、
なくしてしまった、と言った方がいいでしょう。なくしたものを取り戻すのは容易なこ
とではありません。それを取り戻さなければ、もう一度見たい、と思ったのは、去年の
夏でした。
 そしてそこでまず浮かび上がってきた過去に関連する記憶、というのが、めぞん一刻
なんです。そのころの自分に強くインパクトを与えたからでしょう。つまり、めぞん一
刻は、当時の自分の記憶・心理を探るキーなんです。
 こんな事を言うとなんだか僕は記憶喪失なのでは、と思われるかも知れませんが、そ
んなことはありません。めぞん一刻を思い出すことは、当時の自分が何を考えていたの
か、ってことを思い出すきっかけになるんです。
 こんなわけで、これが、僕がどっちかと言うとTV版に肯定的な理由の一つになりま
すね。
 ………また読んでも意味の判らん文章になってしまいました。僕はどうも言ってるこ
とが観念的すぎるんですねー。ま、軽く読みとばしといてください。

 「めぞん一刻」。本当に、青春のバイブルと呼ばれるに足る素晴らしい作品ですね。


《P.S.》
 飛鳥さん同様、僕もいろんな方の意見をお待ちしています。今の所TV版・原作めぞ
んの感想がメインになりますが、少しでもメッセージが頂けると、「ちゃんと読んで貰
ってるんだなぁ(ウルウル)」と、大変嬉しいです。では。


             94/2/18  by 文章を書くのが下手な 阿修羅
前の投稿:#1464 雑感>RE#1463>二階堂くんは/ONLY
この投稿:#1465 考察他>RE#1459 同感です&「時計坂を求めて…」感想 by阿修羅
次の投稿:#1466 感想>今週のらんま「地獄の10円勝負!」 SAMWYN

フォーラム過去ログ一覧へ戻る

Copyright © 1993-2005. SIG るーみっくわーるど
このページにある投稿文章は、各投稿者に著作権があります。
このサイトで公開されている全ての文章・画像などを許可なく転載することを禁じます。