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#1470/3141 るーみっく☆わーるど ★タイトル (XGM38132) 94/ 2/21 7:24 ( 66) 考察め>めぞんTV60話について by阿修羅 ★内容 《本文》 60話。原作と違う。原作と較べるのは本当はTVの感想ではしたくないんだが…… ここは較べたい。 この話、映像であるにも関わらず、原作の方が心情的間の取り方も心中描写もずっと スムース&リアルだ。しかも響子に三鷹との真相を語らせるのは絶対にまずい。それか ら原作では窓辺で手の触れ合うシーンありますね。あれがなくなって、もっと悪いこと に五代が寝る。サイテーだ。僕なら酔ったって絶っっっ対に寝ない。心のすれ違いがモ チーフのエピソードなのに、まるで緊張感が無い。五代が寝る。サイテーだ。 んぬわぁーーーーに考えて作ったんじぃゃぁあああああああ。脚本誰が書いたんだ? 高屋敷英夫? ちっチーフディレクターではないか。このエピソードの意義を軽く見 たな。まったく。 本気で腹が立ったんです。同時にがっかりしました。57〜59話まではストーリー 展開ほぼ完璧なのに、ここでこける。五代が寝とる姿を見て気が抜けてしまった。原作 では僕のもっとも好きなシーンの一つなんです、ここ。TV版には40話のように原作 以上に好きなTVオリジナルエピソードもあるんですが(40話はほんとに〈五代の優 しさ〉に感動する)、ここのように嫌なところもある。 この話がTV版と原作の響子の性格の違い、と言うか、スタッフの響子に関する基本 コンセプトを象徴的に表わしている。(と思う。あくまで私見) ………………………………………………………珍しく原作よりになって感情的に書い てしまった。TV版響子の性格からいけばこれでナチュラルなんですけどね。 でも、原作の、手が触れ合うシーンから「いいですね、あたしも行きたいな…」「良 かったら一緒に…明日も…」「はい」のシーンまでが、頭にこびりついてるもので。 冷静に見れば、この話(わ)もいい話(はなし)です。このエピソードで響子は三鷹 よりも五代が好きである事を心理の8割で認める。残り2割は惣一朗に対するわだかま りだ。この2割がめぞん一刻の再重要ポイントですが。 ま、最後に一刻館に戻ってきてから、五代が追いかけて来てくれたんだ、って事が分 かった時の、あの響子さんの笑顔に免じて許してあげよう。ははは。 《阿修羅式極私見的常識的解釈》 ・原作 響子は、五代が、追い駆けて来てくれた、ということを、直感的に分かっているのに 、表層では半信半疑。で、言い訳しなかったから、相当ショックを受けている。僕に しては珍しいことを言うなら、らんまの26巻で、真之介との事を誤解されたときの あかねの心境に少し近い。五代が追い駆けてきたのかはっきり分かってないから、こ れ以後不安が残っている(はず。以後の原作の話にその兆候があれば、この論は正し い。が、記憶にある限りではない。深く読みすぎか?)。 五代は、響子が旅行同行の誘いに返事をした事で、三鷹との事が何か別の事情だと感 じる。五代なら分かる。つまり五代にとって重大な事件ではなくなった。どうして泣 いたかは、直感では分かるが、はっきりしていない。 結果は、いつも通りうやむやに。但し、五代が優しいから仲はちゃんと続く。 ・TV版 響子は、言い訳をしたから、原作程はショックを受けていない。最後に追い駆けてき た事が分かるから、安心。 五代は、三鷹との事は、説明をされるから、安心。どうして泣いたかは、かなり確心 的に分かる。それで、安心を越して、響子が自分を好きであるという確信が出て来る 。 結果は、二人はより近くなる。 以上、ストーリーの解釈ではなく、常識的に考えてみました。 94/2/21 by 阿修羅