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#1526/3141 るーみっく☆わーるど ★タイトル (FVD83077) 94/ 3/13 19: 6 ( 69) 考察>私が「らんま」から一歩引く理由 SGPlo ★内容 書くべきか、書かざるべきか悩むところなんですが、自分の気持ちにけりを つける意味でも書いてしまおう…。 私自身が「らんま1/2」に対して旧作である「うる星やつら」「めぞん一 刻」の影を引きずっていたかと問われれば、ある意味で「YES」、別の意味 で「NO」でしょう。 あかねの断髪以前において、「らんま」は乱馬が主人公であろうと言われつ つも、そのかなりの部分あかねを中心に書かれていたと思いますし、あかねの 微妙な想いをひしひしと感じる面もあることから、これは「うる星」と「めぞ ん」のどちらの後継でもなく、2作品を足して2で割ったような新たな作品で あると思っていました。 この考えは当時においてあかねの断髪以降も暫く続 き、そうではないと感じ出したのはずいぶん後になってからだと思います。お そらく女らんまが活躍し出した頃以降でしょう。 その後どうも違うと感じ出した頃には、これは「らんま1/2」という作品 であるという判断の元に、「別の作品が欲しい」と言った事もありました。た だ、この時にも決して「らんま」はおもしろくないからやめろと言った訳では 無くて、単に別の傾向の作品も読みたいからといった言い方でした。というの も、らんまは個々の話としては自分の好みに合う話もあれば合わない話もある とはいえ、全体通じての作品としてはおもしろいですし、その気持ちは今も変 わっていません。 で、現在の接し方としては、「おもしろい時にはおもしろい」と思い、「自 分と合わないと思った時には合わなかったな」と思うスタイルで、他の作者の 作品と出来るだけ同じように接するのを基本にしています。言うなれば、いい 言い方をすれば「色眼鏡で見ない様に」するですし、穿った見方をするならば 「深読みは極力しない」となります。 他の人や、あるいは作家自身からすれ ば「逃げをうってる」と言われるのは逃れられないですが、今はこの様に接す るのが一番かなぁと自分で結論づけています。 確かに今の私の姿勢と言えば、作者の手のひらの上で踊ってるだけなのでし ょう。ただ、踊るなら徹底的に踊りたい気もする訳で、今の所綱で下の方を覗 いた人が「おいでおいで」と言っているのには答えてません。 勿論下の方を 覗いて見たい気はしますが、それは踊る曲目が終わってから…と思ってます。 作者が読者を批判することの是非については、それを読者が汲み取る/汲み 取らないにかかわらずあっても構わないのですが、踊ってる時には見たくない なぁ〜とは思ってます。 少なくとも私の場合、らんま1/2に関して読者批 判の意志が読み取れなくはないということは、言われるまではまったくと言っ ていいぐらい考えてませんでしたから。 もし、何らかの批判要素を作品から 読み取るとしたら、作品が完結した上で「そういえば」と考えた時、鮮やかに 伏線が浮び上がるていうのが理想だと思ってます。(あくまでも理想ね、そう でないのが大半ですから) かと言って、裏読みがやだと言っているのでもないです。そういう風に接し てる作品(漫画に限ってませんけど)もない訳じゃないですから。ただ、「ら んま1/2」に関してはそうしたくはなかった...ってのが正直な気持ちで す。 たぶん、うる星、めぞんの時の影を一番大きく引きずっているとすれば、 この部分でしょう。 つまりは、夢から醒めたくないんでしょうね。 この辺りを自分の「らんま」に接する姿勢の中から感じるようになってから、 らんまに対して一歩引くようになりました。おそらく自分は今のらんま1/2 に直接必要とされていないであろう、私のような腐れファンよりも、らんま1 /2に本来必要とされている読者に作品をかえすべきであると…。 とはいえ、「おもしろいと思った時にはおもしろい」と思う姿勢は変わって ないので、それをみんなの前で言いたい時には書き込みに来るという形は変え ることはないです。それが今、SIG:るーみっくわーるどにいる理由ですから。 追伸:うーmm、やっぱり言い訳にしかならなかった気がする(^_^;) FVD83077 SGPlo