SIG るーみっくわーるど SIG るーみっくわーるど」は、漫画家 高橋留美子先生(るーみっくわーるど)の作品が好きな仲間が集まっているグループです。 るーみっく好きなメンバー間コミュニケーションのためのチャットや掲示板の提供、るーみっく系イラスト・小説・リンク集の公開などを行っています。 オフ会も不定期に開催されています。1992年6月にPC-VAN上で誕生した歴史あるグループです。
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投稿日時:1994/ 6/ 4 0:18 投稿者ID:XGM38132
#1684/3141 るーみっく☆わーるど
★タイトル (XGM38132)  94/ 6/ 4   0:18  ( 49)
雑感>RE#190 2年も前の事ですが:感想「黄金色のエアメール」 阿修羅
★内容

《飛鳥さんへ》
 92年7月と言えば、僕は高2で、一番なんにも考えて無かった頃でした。そう、
92年が、あの頃がもう2年も前の事だとは、とても思えない。時間ってのは、思い
の大きさに比例する速さで流れていくんだなぁと、なんとなく切ないような気分にな
ります。

 ま、下らない前置きはおいといて、さて、飛鳥さんの小説の感想です。だいぶ昔の
事になるけど、気にしない気にしない(^_^;)。

 まず、読み始めて、初めに思った事は、「ん? 八神の話なの?」でした。別に特
に理由がある訳でも無かったんですが、意外でした。でもよく思いだしたら、プロフ
ァイルの「好きなキャラ」に八神が入ってましたね。

 オリンピックとは、大胆ですね(^^)。でも、そうですねぇ、結構あるかも知れませ
んね。「おお、過激」とは思いましたが…

> 「もー、いつまでもいつまでも…。これじゃ、あの未亡人と同じじゃないの!」
> 未亡人。その単語に、いぶきは敏感に反応した。
>「なんであたしが、あの未亡人と同じなのよ!」
          〜 中略 〜
>『要するに、勇気がないんじゃない。』
> そして、かつての、自分の言葉が頭の中で反響する。
>『勇気がないんじゃない…。』
 読んですぐに思ったんですが、以前の小八神論争で、この一連の会話のバックボー
ンにあたる事を書かれてましたね。八神は響子の後を引き継いだんだ、って。

>『来てるわけ…ないか。』
>『行ってきます。』
>『いろんなことがあった。今の私の人生が正解だったかどうかはわからないけど、
>今、この一瞬が終わったら…、きっと何かが見える。そんな気がします。』
>『五代先生、見てますか?』
>『五代先生…。』
 八神にとって五代は近いけど遠い存在になってしまったんですね。
 何かが見えても、初恋の記憶は残ります。永遠に。この意味では、八神にとっての
五代は響子にとっての惣一朗と、確かに同じ存在ですね。女神継承か……

 この小説には、飛鳥さんの八神観が集約されてるのかな? 突発的に書きたくなる
ってことは、何かが積もって爆発した、って事ですからね。まあ、なんにしろ、何か
がある(笑)。そういえば、SIG化記念のCGも八神でしたね。やはり何かある(
笑)。

 全体を通して見ると、涼しい感じで、作品の雰囲気が八神の性格の様ですね。後味
の良い話でした。

 では、簡単ですが、これで。


                        94/6/3  by 阿修羅
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