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#1684/3141 るーみっく☆わーるど ★タイトル (XGM38132) 94/ 6/ 4 0:18 ( 49) 雑感>RE#190 2年も前の事ですが:感想「黄金色のエアメール」 阿修羅 ★内容 《飛鳥さんへ》 92年7月と言えば、僕は高2で、一番なんにも考えて無かった頃でした。そう、 92年が、あの頃がもう2年も前の事だとは、とても思えない。時間ってのは、思い の大きさに比例する速さで流れていくんだなぁと、なんとなく切ないような気分にな ります。 ま、下らない前置きはおいといて、さて、飛鳥さんの小説の感想です。だいぶ昔の 事になるけど、気にしない気にしない(^_^;)。 まず、読み始めて、初めに思った事は、「ん? 八神の話なの?」でした。別に特 に理由がある訳でも無かったんですが、意外でした。でもよく思いだしたら、プロフ ァイルの「好きなキャラ」に八神が入ってましたね。 オリンピックとは、大胆ですね(^^)。でも、そうですねぇ、結構あるかも知れませ んね。「おお、過激」とは思いましたが… > 「もー、いつまでもいつまでも…。これじゃ、あの未亡人と同じじゃないの!」 > 未亡人。その単語に、いぶきは敏感に反応した。 >「なんであたしが、あの未亡人と同じなのよ!」 〜 中略 〜 >『要するに、勇気がないんじゃない。』 > そして、かつての、自分の言葉が頭の中で反響する。 >『勇気がないんじゃない…。』 読んですぐに思ったんですが、以前の小八神論争で、この一連の会話のバックボー ンにあたる事を書かれてましたね。八神は響子の後を引き継いだんだ、って。 >『来てるわけ…ないか。』 >『行ってきます。』 >『いろんなことがあった。今の私の人生が正解だったかどうかはわからないけど、 >今、この一瞬が終わったら…、きっと何かが見える。そんな気がします。』 >『五代先生、見てますか?』 >『五代先生…。』 八神にとって五代は近いけど遠い存在になってしまったんですね。 何かが見えても、初恋の記憶は残ります。永遠に。この意味では、八神にとっての 五代は響子にとっての惣一朗と、確かに同じ存在ですね。女神継承か…… この小説には、飛鳥さんの八神観が集約されてるのかな? 突発的に書きたくなる ってことは、何かが積もって爆発した、って事ですからね。まあ、なんにしろ、何か がある(笑)。そういえば、SIG化記念のCGも八神でしたね。やはり何かある( 笑)。 全体を通して見ると、涼しい感じで、作品の雰囲気が八神の性格の様ですね。後味 の良い話でした。 では、簡単ですが、これで。 94/6/3 by 阿修羅