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#1693/3141 るーみっく☆わーるど ★タイトル (NTD76528) 94/ 6/ 6 4: 1 ( 47) 考察>Re#1652:惣一郎さんの大きさとか KENICHI ★内容 日曜日があったんで、15巻を片手にやってみました。 阿修羅さん 「惣一郎さんの存在に、大きなものを感じる」という意見には賛成です。 何か書こうかと思ったんですが、あの文章で「みんな言われてる」感もありま すね。見えるところ、見えないところの両方から、うまく惣一郎さんに関しての 周りの心境を読みとっていると思います。もっとも、「私はここまで深くは読み とっていませんでした」という感じで、大事なことを教えらているような感じで 読みました。 私は、どちらかというと、管理人さん寄り(=管理人さんの視点)で読んでい ました。管理人さんの感じ方に一番興味があったためですが、でも、女性の気持 ちがきちんと読めるわけではないでしょうし、そのへんは自信がありません。 惣一郎さんという存在は、お互いが近づく上での足かせになっていたというこ とも同じですね。響子に対しては、「五代を好きになることで、惣一郎さんこと が否定される」というふうに働き、五代に対しては、「死人にはかなわない」と いうことですね。(表現は悪いけど、言いたいことは、阿修羅さんと同じでしょ う) この不安定さを無すため、お互い腹を割って話せたというのが「契り」の 回ということになるんでしょうか。 そのきっかけとなる14巻のラストももちろん見逃せません。あの惣一郎さん に関する考えがお互いに関して、マイナスとなっていること、そしてそれが最悪 のタイミングで出たこと(ここら辺は、ストーリー的な面白さのためかな?)、 この両方があったから、後で「マイナス」を取り除く行動と結果になったことは 疑いがないように思えるからです。 >そこには、遺品をきっかけとして再び自分と、そして五代の中の、惣一朗の存在 >が大きくなるのを、必死で止めようとする、健気な姿があります。 なるほど、そういうことなんでしょうね。 今までは、「五代を好きになることで、惣一郎が否定される」、つまり「惣一郎 を否定しないことは、五代を肯定しきれない」という、パターンからの行動ともと れると思っていたんですが、阿修羅さんの説の方が自然ですね。遺品を返すことで 少しでも惣一郎さんとのつながりを感じさせないようにするという目的から考える と似ているのかも知れないけど。表現の差かな? 私の考えは、響子さんが、惣一郎さんと五代さんとのことにケリはつけていても、 そういうところは元々のからの性格のためにそうした…とも言えますな。 この響子さんの行動に対して、五代君は「無理に返さなくても」と言っています。 五代君にしてみると、惣一郎さんの存在にもう心惑わされないという思いを持って いるという事でしょう。 KENICHI