SIG るーみっくわーるど SIG るーみっくわーるど」は、漫画家 高橋留美子先生(るーみっくわーるど)の作品が好きな仲間が集まっているグループです。 るーみっく好きなメンバー間コミュニケーションのためのチャットや掲示板の提供、るーみっく系イラスト・小説・リンク集の公開などを行っています。 オフ会も不定期に開催されています。1992年6月にPC-VAN上で誕生した歴史あるグループです。
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投稿日時:1994/ 6/ 7 23:38 投稿者ID:QKM33822
#1699/3141 るーみっく☆わーるど
★タイトル (QKM33822)  94/ 6/ 7  23:38  ( 74)
考察>RE#1696 作品は(^^)・・・ altjin
★内容
 ども、マッシャ・アッキーニさん(^^)、

 異様に難しくてるーみっくに直接関係ない話題でしたからね(^^;、他人の世
界観に首を突っ込みたがる人はあまりいないでしょう、やはり(^^;。

>全人格を否定されたような気になることも
 これは、やはり「作品」として世に出すのであれば、覚悟しておかなければ
ならないことだと思いますヨ(^^;。作者にとって「作品」は我が子のようなも
の(または分身)だと常々思っているのですが、あまり可愛がるとやはりひ弱
になりますね(^^;。まず第1に、個人的なものであればあるほど、一般性が薄
れてしまいますし、また、本当に好きな物は、大体もう頭の中に完全なイメー
ジが出来てしまっているので、逆に入れなければいけない部分等をはしょって
描写してしまう傾向があります(^^;。また、その部分だけにパワーを注ぎすぎ
て、全体とのリズムを崩してしまうこともありますし、細部に集中しすぎて、
その部分だけ「背景的要素」が抜け落ちてしまうこともあるでしょう(^^;。

 だから、私は「本当にビシッと決めたい部分」は、逆にわざと突き放すよう
な感じで書くようにしています(^^)(つっても、まだ本当に「完璧だー」と言
えるまでに書けたことはねーですが(^^;)。また、「特に強い思い入れ」があ
る部分だけ、事前にアウトラインプロセッサで(箇条書きで)じっくり検討し
て見る、とゆー手もありますね(^^)(私の場合、この方法はかなり効果があり
ました(^^)。ただ、「早くその部分書きてー」とゆー欲求と格闘せねばなりま
せんが(^^;)。また、1度別な形(プライベートな作品として)で描いてしま
う(余分なエネルギーを抜く)のもけっこー有効だと思います(^^)。結局伝え
たいのはその「エネルギー」なわけですが、読者にとってはそれは「新たに喚
起されるエネルギー」ですから、作者が1度エネルギーを抜いて、そしてそれ
を再び喚起させるような描写をすれば、読者にもそのように作用する可能性が
高い、ということです(^^)。いずれにしても、
「読者には事前の準備はなく、おそらくはサラッと読んでしまうであろう」
ことを常に考慮しておけば、「不用意な失望」はいくらかは避けられるものと
私は思います(^^)。

>「夢分析」
 私の小説群では、むしろ意図的に夢分析的象徴を使っています(^^)。それは
1つには「普遍性を高めるための戦略的手段」でもありますが、もっと切実な
理由は、私が「可能な限り潜在意識にすべてを委ねる」書き方をしているため
でもあります(^^;。私は「私の意図したとおりに乱馬たちを動かしたい」ので
はなくて、「乱馬たちの新しい話をもっと読みたい」という目的を第1に小説
を書いているので、「私にとっても新しい話でなければ、面白くもなんともな
い」のです(^^;。私が「原作の本質的な設定」に強くこだわるのもそのためで
す(^^;。「原作らんまの延長線上にある新しい話」が読みたいのであって、単
に「乱馬たちはあくまで駒に過ぎない」のであれば、パロである必要性は私に
はまったくありません(^^;。その時は単純にオリジナルを書いてますとも、私
は(^^;。だから、私の書き方は、基本的にまず1シーン書いて、「この状況な
ら乱馬は、あかねは、良牙は一体どんなリアクションするのかな#^^#?」と、
じっくり考えて「もっともらしいと思える行動」を取らせます。1つの話にま
とまるように時々私自身も介入はしますが、それは可能な限り最低限に押さえ
ています(^^;(「夢分析的象徴」が投入されるのはそうした時です)。そんな
わけで、「書き出した時には結末はまったく予測出来ない」「アマチュアにし
か出来ない」書き方で、私自身が「物語ること」を楽しまさせてもらっていま
す(^^)(実際、例えばらんまが「どーしよーかなぁ・・・」と迷っている時は
私自身が迷っていた部分と思って間違いありません(^^;)。

 私が最近あまり小説を書かないのは、「もっとも書きたいイメージはすでに
書いてしまった」こともありますが、何より1番大きな理由は「けも先生の方
向性が確定寸前で不確かに感じる」ためでした(^^;(昔は「大まかな方向性」
だけわかっており、細かい部分は不明だったので逆に書けました(^^;。今はそ
の時よりずっと精緻に「けも先生の方向性」がわかって来ているのですが、逆
にそうだからこそ、「的のどの部分を狙っているのか」で悩んでしまうのです
(^^;)。でも、それも今は、考察「乱馬の心がわからない・総括」および小説
「親父の手」でクリアされました(^^)。だから今は書こうと思えばまたいくら
でも書ける状態にはありますが、まあ、でも以前のように連発ではなく(以前
は「ヒロインとしてのらんまを確立すべし!」という緊急必須事項がありまし
たが、それが原作の真の姿であることがわかった今、逆に、特別急ぐ理由がな
くなりました(^^;)、原作の行方を見守りつつ、ぽつりぽつりと書いていこう
と思っています(^^)(めぞんはあまりに精密な設定なのでまだ全然手が出せま
せんで、せめて開いたペースを埋める形でうる星の小説でも書こうと思ったの
ですが、やはりダメですね(^^;。ちょっと書いたのですが違和感バリバリで、
「う〜ん、やっぱり私は何より第1に『らんま』ファンなんだなぁ(^^;」と痛
感しました(^^;(らんまの小説も違和感がないと言えばウソになりますけどネ
(^^;))。

む〜、もはや「考察>」ではないな、これわ(^^;
altjin
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