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#1704/3141 るーみっく☆わーるど ★タイトル (BSE60175) 94/ 6/ 9 7: 9 ( 47) 雑感>RE#1693惣一郎に関して [武](47L) ★内容 私自身は、キャラの気持ちになって感じるより、読者として惣一郎さんを 見ていたような感じでした。 物語を見ている途中(要するに最後を知らない時)では、なんてウマイ設 定だろうと、関心ばかりしていました。簡単に見れば2人の間が近づきす ぎないようにするためのブレーキに見えます。 それと、とかく軽い(若い)恋愛になりがちなラブコメを「人の心」まで 描いて「ジン」と感じさせる強力な要素とも思えました。 そして、この解決できないような関係を、最後はどうやって決着をつける のだろうか?というワクワク感がありました。 ついでに、惣一郎さんの顔も謎でしたね(^_^;) 本当に、物語の中では、そ〜んなに大きく出てきている回も無いことは無 いのですが、普段は裏に隠れていて、それでいて大きな存在という、本当 にウマイ設定としか言い様のないくらい面白い設定でした。 こういうところに高橋先生のすごさを見ることができると思うぞ。 (らんまにしても、最初の設定のうまさというのは天才としか言いようが 無いと信じています) 私はめぞんを見るときに「時間」概念をいつも言っていますが、惣一郎さ んについても同じで、時間がたつことによって、生活の中に生きている人 が入り込んで、いつしか彼の存在が、少しづつではあるが小さくなってい き、それを感じた管理人さんは、(当然だが)しかたないこととしても、 心をいためる…、こういう心理描写というのを、リアルタイムの時間軸上 で表現していったことにもすごさを感じてしまいます。 で、結局は、時間と努力と根性をかけた五代君の愛情の前に、管理人さん の心も素直(自分は今、生きているというこの現実を見ていること、そし て、以前の惣一郎さんへの愛情と、今の五大君への愛情の複数の真実を肯 定することかな?)になることができた…という話なんですが、その課程 を、読者である私は十分堪能させてもらいました。 いやぁ、管理人さんが未亡人でなく、単なる未婚の魅力ある女性だったら …めぞんは、こんなに面白くなりませんよね。 この設定は、最初っから出ていたわけでなく、極めて早い回ではあります が途中から出てきたわけで、もしこの設定を無くしていたら…どうなって いたか、想像するのも面白いような恐いような(笑) (実は、今のらんまとあかねの関係が、こういう面白くない設定と思えて いるのですが…。まだ、某女神様の場合は、相手は人間ではなくて女神様 だぞっ!という極めて高く越えられない敷居があるのですけどね〜(^_^;)) BSE60175 [武]