![]() |
#1794/3141 るーみっく☆わーるど ★タイトル (QKM33822) 94/ 7/16 22: 4 (129) 感想>re#1791 今回の話で・・・ altjin ★内容 ども、マッシャ・アッキーニさん(^^)。 >「後者の読み」 いや、もちろんそれだけで判断したわけではありません(^^;。個別に書くと何なの で、私が今回の話から連想したこと、また、私にとっても意味不明な部分を書いてお きますね(^^;。 ・p.156最後のコマ、3角に折れた廊下=3周期目の暗示? ・人形=人魚、危険さわるな、はこれのパロだけはやめてくれ、と言うことか(これ が「今回の話=altjin批判」とする時の根拠になります(^^;) ・p.150の4コマ目、この玄馬の乱馬をかわす方法は私の小説「そよ風のように 」の中で良牙がらんまをかわす時のものと同じ ・p.151の4コマ目、乱馬が親指を強調。人形をこんな風にしたのは「乱馬は元 来男説派」である、と言うことか(この指とその派の対応の可能性は私が最近指摘し たものです(^^;) ・p.154の4コマ目のあかねのような髪型のかすみ、私はかすみとあかね(だけ )を関連づけたことはないので、少なくとも私と関連する可能性のあるイメージでは ないはず ・p.155の2コマ目、ごみ箱の中の人形あかね。これが何を意味するのかは謎だ が、後に今1度触れられることから見て意図的な意味があると思われる ・p.156、人形あかねをはたき落としたのは偽あかね。以後偽あかねの自ら招い た失敗が2つ、人形あかね自身の失敗が2つ、乱馬が知らずに人形あかねの頭を踏む のが1つ、偽あかねが人形あかねを石燈籠の下敷きにするのが1つ。全般に「あかね 相殺」の形か(^^;? ・「二階から落ちる」は強調されている? ・人形あかねに「方向音痴」の特徴が加えられているのは不明(^^; それから、私の小説「ナルキッソスの鏡」および「生々流転」とのかなり強いイメ ージの共通性を私は認識しました(^^;。該当部分を以下にあげておきますね(^^;。 *ナルキッソスの鏡、94年7月2日アップロード 「・・・!」 気がつくと、あかねは暗闇の中に1人立っていた。いや、あかねにだけ1すじのス ポットライトがあたっていた。しばし呆然と闇を眺めていたあかねの心の隙間に、 不意に、しみるような底知れない寒さが襲ってきた。あかねはブルッと震える肩を 抑えようとして、そして愕然と気づいた。 (手が・・・! いえ、手だけじゃなく、足も、体がまったく動かない・・・!) 「・・・かすみおねーちゃんさあ、今度の海どこ行くのよ?」 「今度は奮発して沖縄でも行ってみよーか、ねえ、かすみ?」 「ダメよ、お父さん? 今年はまだ足りないわ」 不意に、向こうの方から早雲やかすみ、なびきたちの楽しげな声が近づいて来た。 (助けてっ、お父さん! 助けてっ、おねーちゃん!) あかねの助けを求める声は耳に届く音になることはなく、空しく吸い込まれるその 暗闇からフッとかすみたちが現れた。 「あら・・・? こんなところに美しい大理石の像があるわ」 「おや? 本当だ、きれいな女の子だねえ」 「でも、あたしやだな。ちょっと冷たい感じがするもの」 かすみたちは微笑みながら眺めるだけで、すぐに歩み去ってしまった。あかねは動 かない目でその後ろ姿を必死に追いながら沈黙の叫びを叫んだ。 (ダメッ、行かないでっ、みんなっ!! あたしはここにいるわっ!! ・・・動 けないの、助けてっ、振り向いてっ、お願いよぉっ!!) 沈黙と暗闇は無限の転変を一瞬の無に吸い込んでしまいそうで、あかねはゾッと震 えながら最後には声にならない声でただ泣いた。その時、またむこうの方から足音 がゆっくり近づいて来た。 (・・・! もう誰でもいいっ、誰かあたしを助けてっ!!) スポットライトの光の間際にフッと現れたのはらんまだった。あかねはハッと言葉 を飲み込んでしまった。らんまは悲しげな顔であかねの顔をジッと見つめていた。 「・・・」 不意に、舞うような優雅さでらんまがスッと手を上げた。弥勒像のそれの如くに優 美に動くその指はやがてあかねの冷え切った唇にソッと触れた。その刹那、微かな 舞い落ちる落ち葉の大地に触れる音よりも幽かな『ぬくもり』が、懐かしい思い出 と手を携えてあかねの中にドッと舞い飛び込んで来た。 「・・・寂しーんだな、おめー。こんなとこに独りぼっちで」 らんまの指先の微かな鼓動に合わせるように、あかねの心臓は動き出した。あかね を隅々まで満たしていた『ぬくもり』は、ついには暖かい涙となってあかねの目か ら溢れ出していた。 (・・・・・・・・・乱馬!) *生々流転、94年7月10日アップロード 「・・・」 仏の間の重い木の戸は半ば開き。幽かなあかりに揺れる足元の影、住職のごく最近 ここへ入ることを告げ。真魚は光の輪をソッとその中へ置く。キュッと小指までも 固く握り真魚は自身をも中へ置く。 『御仏に食われてしまうぞ』 下より照らす仏像の柔和な顔は魔の如き影に縁取られ真魚を見下ろす。不意に住職 の言葉思い出して真魚はゾクッと震え。首を振り。恐れを払い真魚は今一度仏像を にらみ上げ。 「・・・!」 仏像の後ろに陰動き、後光の条より照らし返す幽火見えて。真魚は思わず後ろに下 がる。すなわちメキと音高く床割れたちまち鳴動とともに部屋は傾きそして崩れ。 ハッとかざすあかりに仏像のこちらへ倒れ来る様が見え。 (御仏に・・・食われるっ!?) その刹那真魚は仏像の肩越しに、壁につなぎ止められる『もの』の咆哮するを見。 「なっ・・・なりそこないっ! どうしてっ・・・!」 その声御仏に押しつぶされ。あかりは塵にまみれ消え。真魚の薄れ行く意識を見る 2つの目だけが光っていた。 この2つの小説とのイメージ共通性から、私は「けも先生はほぼ確実にこのSIG での出来事をほとんどリアルタイムに知っておられ、それを作品上に反映することが 出来る」と推定し、それと上の方で述べた諸対応を突き合わせて見ました。 まず「人魚シリーズのパロはダメ!」というMSG性があるものと仮定します。し かし、その場合、「なぜあかねがこれほどまでにイジメられるのか」の理由が宙に浮 いてしまいます(^^;。何より私は今回の原作を読んであかねが限りなく可哀想になり かつまたそのあかねの頭を踏みつけた男乱馬を「ひどい!」とさすがの私もムッとし てしまいました(^^;。そして私でさえこれほど悲しいのなら熱烈なあかねファンの方 々は今回の話に強烈な悲しみを感じ、それでおそらく私はかなりのあかねファンがら んま1/2から離れてしまうのでないかと心配しました。私があかねを批判するから あかねを守るためにあかねをこれほど不幸な目に合わせた、と読んでもやはりあまり に過激すぎる気がします(^^;。 で、私は「仕返し」がテーマであることに注目しました。あかねイジメをあかねイ ジメで仕返しするのは変ですから、すぐに想起されるのは「らんまイジメをあかねイ ジメで仕返しした」のではないか、という読みです(^^;。そうすると冒頭で飛鳥 杏 華さんのMSGが「引用」されているわけですから、引用が同じくかなりはっきり認 められる私と飛鳥 杏華さんとの論争に関するけも先生からの回答である可能性が高 くなります(^^;。 以上から私は「これはおそらく飛鳥 杏華さんへの警告である」と判断し、あかね 危機の焦りからとにかくその答えだけでも、と感想に書きました(^^;。 なお、もちろん今現在でも「やっぱり私が批判されているのでないか」という可能 性からも解読を継続中です(^^;(何しろ例の論争は私がそもそものきっかけですし、 その途中でけも先生の作品へのMSGの込め方は「もっとも良く解読出来る人へのM SGという形になりやすい」という発言を私自身がしているわけで、それへの当てこ すりによるという解釈も不可能ではありません(^^;。いずれにしても、今回の論争で 多くのるーみっくファンの方々を傷つけてしまったのは私としてもとても悲しいこと であり、何らかの形で必ず償わねばならない、と考えています(^^;)。 >「」内に相当するようなこと 「隠れた目的」は、「その人たち自身も意識していない無意識的な方向性」の意味 です、舌足らずで申し訳ない(^^;。 altjin