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#1880/3141 るーみっく☆わーるど ★タイトル (YUD09175) 94/ 9/ 5 7:13 ( 97) 感想>RE#1840 一人称的視点について マッシャ・アッキーニ ★内容 《altjinさん》 「仕返し人形編」での「一人称的視点」に注目されたのはさすがと思います。 確かにこの話では、これ以外の話と比べて、そういった描写が目立ちます。そこ でaltjinさんは、「一人称的視点」の現れる部分を順番に並べ、その流れ 「乱馬−>偽あかね−>乱馬−>あかね」の示すものは、 > 「何か」が乗り移って最後にあかねに落ちついたのだということ と解釈されました。そしてその「何か」とは、 > altjinすなわち私であることがほぼ確実になります(^^;。 ということでしたね。その根拠の一つとして、33号で「偽あかね」が脱いだと きの顔が「天馬の血族」の1シーンにおける「アルトジン」のものと「瓜2つ」 だということを挙げられたわけですが、残念ながら私は「天馬の血族」を読んで いないので、その確からしさについて判定することはできません。また、 > すくなくともこの瞬間だけは間違いなく「偽あかね=altjin」です。 という前提のもとでこれ以降の検証を続けられているうえ、 > 人形に体を乗っ取られたあかねは方向音痴になってしまいました。 ↓ > 「石柱を振り回す偽あかね」もまた「方向音痴」である可能性が高いわけで、 ↓ > であるならもうこの時には「何か」は偽あかねから乱馬に乗り移っています。 ↓ > 従って、やはり「何か」はaltjinすなわち私であることがほぼ確実 のところの論理展開が私には理解できなかったので(とくに「であるなら」と 「従って」の部分)、「何か」が何であるのかについてはお手上げです。 しかしながら、altjinさんがこの読み方によって、 > と言うわけで、この「仕返し人形編」は、おそらくは、 > 「altjinさん、あんたがいないと色々困るので、デンジャラスな行為は > しないように」 > という(裏の)意味だったことが推定出来ます(^^;。そしてまた、この話でa > ltjinとあかねの対応が定まってしまいました(^^;(「1orW」でいわ > ゆるひな子若田部へ移されたのだろうと安心したのもつかの間(^^;、今週のら > んまでまたもその対応が出て来ています(^^;。これで私は戻ることにしたので > す(^^;)。 と決心された重要な部分ですから、興味はあるのです。私が理解できるところ となると、「一人称的視点」が存在するというところまで遡ってしまいますが、 そこから私なりに考えてみようと思います。 そもそもこの話における「一人称的視点」というのは何を表すものなのでしょ うか? altjinさんが注目された4シーンでは、 1.乱馬→人形 「怪談・仕返し人形」 5P 4コマ目 2.偽あかね(人形)→乱馬 「怪談・仕返し人形」15P 3コマ目 3.乱馬→偽あかね(人形),人形(あかね) 「人形の罠」11P 4コマ目 4.あかね→人形 「人形の罠」15P 2,3コマ目 となっています。altjinさんは、一人称の人物から二人称の人物に「何か」 が乗り移っているのだと考えられました。しかし、誰かが誰かを見ている場面が 「一人称的視点」で描かれていることと、前のコマで「見られる」立場だった者 が次には「見る」立場になっているということが、なぜ「乗り移り」を示すこと になるのかがよく分かりません。宜しければ詳しいご説明をお願いします。 これらの「一人称的視点」が何なのか。私は次のように感じました。 1.人形の存在を強調している。 2.人形の視点を強調している。 3.状況説明以上の意味は感じられないが、見ようによっては、乱馬が人形に 注目しているように見える。 4.あかねが人形から元の体に戻ったことを示している。 さらに、読者の視点(カメラレンズに相当する)と一人称の人物の視点とを一 致させることで、感情移入の機会を強調していると見ることもできます。そう考 えると、2.や4.などは非常に巧い表現といえるでしょう。 ところで、 ・なびき→あかね 「怪談・仕返し人形」 3P 3コマ目 ・あかね→人形の置いてあった机 「怪談・仕返し人形」 6P 3コマ目 ・なびき→料理 「怪談・仕返し人形」 7P 4コマ目 ・乱馬→あかねの手 「怪談・仕返し人形」12P 6コマ目 ・人形(あかね)→乱馬,偽あかね(人形) 「怪談・仕返し人形」15P 6コマ目 ・乱馬(または人形(あかね))→前方 「人形の罠」12P 2コマ目 ・乱馬→人形(あかね) 「人形の罠」12P 6コマ目 を「一人称的視点」から除外されたのはどういう理由からなのでしょう? マッシャ・アッキーニ