![]() |
#1914/3141 るーみっく☆わーるど ★タイトル (QEG72756) 94/ 9/29 23:21 ( 95) 感想>乱馬は負けてねえっ!(笑) 飛鳥 杏華 ★内容 あらら、終ってしまいましたね。もう1週ぐらいあるかと思ったんですが、まさ に私の誕生日を挟んで終ってしまいました。(^_^;) 冒頭、テーブルセットをして待ち受ける飛鳥ですが、ここって鷺ノ宮邸かと思っ たら、ただの植物園だったのね。飛鳥に関してはこういうフェイントを多用してま すねえ。(笑) この植物園にしたって、鷺ノ宮家の持ち物だって証拠はどこにもないわけで、た またまWデートの場所として選ばれただけのような気もします。うーむ、さすが飛 鳥だ。借り物上手だなぁ。(一部爆笑) 植物園といえば、「セー●ームー●R」の劇場版の冒頭にも植物園が出てきて、 確かあそこにもギリシャの神殿を思わせる建物がありましたが…。うーむ。(^_^;) それはそうと、煙の「もうもう」から牛の大群にもってくところはいいですねぇ。 牛に乗った飛鳥。去り際にわざわざ乱馬を踏んで行くところなんかもよく考えてる なぁと…。 しかし、あかねの襟もとの「DOWAR」ってのは…。(^_^;) まさか「DO」 と「WAR」に分かれるのかな?(^_^;) なんかやだなー。(^_^;)(^_^;)(^_^;) でも、「DO WAR」って言い方はないんだよね。「DECLARE」なら、宣 戦布告になるんだけど。やっぱ、「どわーっ」と読むべきなんだろーか?(笑) さて、亀夫さんですが、うーむ、九能(兄)というオチはありませんでしたか。 マッシャ・アッキーニさんが、飛鳥が海●み●るに似てると言った時点で、天●は ●かに似てたら…なんてこと考えたんですが、それとはちょっと違ってますね。 しかし、あかねと小太刀のリアクションが笑えます。乱馬にとっては笑い事じゃ ないんですがね。(^_^;) しかし、今回も乱馬の自信に満ちた台詞とあかねの控え目な台詞の対比が笑えま すね。乱馬が自分のことを「いい男」と豪語するのは、けもさんの作品に対する自 負のようにも思えます。 これに対してあかねの台詞は、外から乱馬を見つめるもの、すなわち読者の視点 を借り、100歩譲って控え目に見ても…って感じでしょうか。(笑) しかし、「乱馬だってきちんとしてればたまにはかっこいいのよっ。」っていう のはいいなぁ。あかねちゃん、いい味出してます。これを「なんだ、その程度に見 てたのか」と思う人もいるかもしれないし、「それでも、たまにはかっこいいと思 ってたんだ」と思う人もいるでしょうね。私は、どっちかというと後者ですが…。 つまり、あかねが乱馬を好きなのは、かっこいいとか悪いとか、そういう尺度で 決まってるわけじゃないんだろうと思うわけで、あかねにとっては、たまにかっこ いいだけでも充分なんでしょうね。 あの場面では「負けたーっ!!」とあかねと小太刀が敗北宣言してしまってるわ けですが、ここで比較されてるのは顔だけなんですよね。しかも、表面の造形の比 較だけです。亀夫さんは確かに顔の造形という点では、少なくともあかねと小太刀 の尺度において乱馬を上回っていたわけですが、果してそれ以外の部分がどうなの か全くわかりません。 あそこでの亀夫さんのスタイルというのは、全身鎧につつまれていて顔しか出て いない。その辺に「顔だけ」ということがさり気なく強調されているように思いま す。大してしゃべってもいないし、人間的にどうなのかもさっぱりわかりません。 鶴子さんとの様子を見るかぎりでは、悪い人ではなさそうですがね。 ですから、表面の造形だけを比較され、それも他人の尺度で勝手に負けにされた んじゃ、乱馬としてもおさまらないところでしょう。実際、乱馬自身は負けたと思 ってないようですしね。 それに加えて重要なのは、「まるで別人!!」と乱馬を評価した飛鳥ですね。こ のコマだけで私は充分今回の手応えを感じました。表面的には、いままではのびて ブ男でラクガキで風船玉(小太刀談)になってるところしか見たことがなかったの が、きちんとした顔を見て見直したというところでしょうが、私としては、自分が 「らんま」という作品に対してとってきた態度の変化が描き込まれているようにど うしても見えてしまいます。 先週から、こういうシーンがわずかでも出てきてくれることを熱望していました。 でないと救われないなと…。(^_^;) このシーンは、実にさり気ないけど、少なく とも私にとっては最も重要なシーンですね。「クズ」としか思ってなかった乱馬を、 思わず「よろ」っとなるほどの衝撃をもって評価してる。亀夫さんの顔をすでに知 っているはずの飛鳥がです。汗まで出てる…。うーむ、なんかうれしいなぁ。 結局、小太刀と飛鳥の勝負自体はうやむやのままあっさり終ってしまって、この 辺に不満を感じる人もいるかもしれませんね。ある意味でこの勝負自体には大した 意味はなかったのかもしれません。実際、2人にとって大した意味ないみたいだし …。(笑) 結局、被害者は2人の見栄の張り合いに巻き込まれたあかねと勝手に負けにされ てしまった乱馬ですね。もっとも、乱馬を負けにした点では、あかねは加害者かも しれませんが…。(笑) 最後のあかねのなぐさめは、全然フォローになってなくて、逆に「顔では負けた けど」という前提を突きつけてるみたいですね。(^_^;) まあ、あかね自身、亀夫 さんを前に負けたという態度を示してしまったことに対する取り繕いをしてるのか もしれません。 まあ、飛鳥については、ああいう去り方をしてますんで、蕗珠同様、再登場はな かなか期待できそうにありませんが、5年後に決着ですか…。5年後も「らんま」 が続いていたら、再登場するだろうか?(笑) QEG72756 飛鳥 杏華