SIG るーみっくわーるど SIG るーみっくわーるど」は、漫画家 高橋留美子先生(るーみっくわーるど)の作品が好きな仲間が集まっているグループです。 るーみっく好きなメンバー間コミュニケーションのためのチャットや掲示板の提供、るーみっく系イラスト・小説・リンク集の公開などを行っています。 オフ会も不定期に開催されています。1992年6月にPC-VAN上で誕生した歴史あるグループです。
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投稿日時:1995/ 1/21 11:11 投稿者ID:QEG72756
#2020/3141 るーみっく☆わーるど
★タイトル (QEG72756)  95/ 1/21  11:11  ( 71)
感想>ついに来たか…。(^_^;)     飛鳥 杏華
★内容

 今回の「らんま1/2」ですが、扉絵とサブタイトルを見てまず思ったのがそれ
でした。要するに、右京に対するカップリングの対象が登場してきたと…。

 もちろん、現在の段階でそれを言い切ってしまうのは危険です。結構多くの読者
の間で、完結が近づくとサブキャラの整理(カップリング)が始まるというのが、
定説のように語られていますが、冷静に振り返ってみれば、けもさんはまだ、たっ
た2作品しか長期連載を完結させてないのです。

 ほぼ同時期に完結した2作品のみをもって、これが高橋留美子の完結パターンだ
と固定化してしまうのは、安直すぎるとも言えます。しかし、一方で読者がそれに
注目し、半ば期待しているのも確かではないかと思います。

 私もそんな読者のひとりなのですが、昨年夏、アメリカで「もうすぐ終ります」
と言い切ったという情報が流れて以来、そのときが近いかもしれないということを
心の隅にとどめながら、ずっと「らんま」の進行を見守ってきました。

 カップリングということについて見れば、「破恋洞編」を受けて良牙には雲竜あ
かりが登場し、その後の「良牙二股編」でさらに地固めがなされたと見ることがで
きますし、珊璞と沐絲については、「無敵鏡編」から先日の「地蔵珊璞編」へとわ
ずかながら進展しているようにも思えます。

 小太刀については、「白ユリの飛鳥編」で5年後の飛鳥との勝負に向けて乱馬や
亀夫さん以上の究極の彼氏を求めて行かなければならなくなったことによって、乱
馬にこだわる理由が希薄なものになってしまったという見方ができます。恐らく、
小太刀に関しては、彼氏というものに対する方向性をズラしてしまうことによって、
あえてカップリングをしないで済ますのではないかと思います。

 なびきと九能(?)、かすみと東風、ひな子先生と早雲(笑)については、メイ
ンストーリーに直接影響を及ぼしませんから、特に必要性はないと言えます。あく
まで、乱馬とあかねに絡む関係の整理が重要なわけですね。

 そんな中で、「破恋洞編」の後、右京がずっと浮いた存在になっていたんですよ
ね。もちろん、「めぞん」での八神のような終わらせ方もあるし、カップリングし
なければならない絶対的な必要性はないのですが、前の「もうすぐ終ります」発言
の後も、右京が浮いたままであるうちは、まだまだ終らないだろうなと莫然と思っ
ていました。

 そんな見方をしているところに、明神隼人の登場。やはり、「これは…」と思わ
ずにはいられませんでした。もちろん、今回のこれだけで、隼人が右京にとってそ
のような存在になりえるのかどうか判断するのは難しいですね。蕗珠とパンスト太
郎の例もありますし、カップリングまでは行かないかもしれません。その辺は、か
つての「無敵鏡編」や「破恋洞編」と同様に読者の反応確認と見ることもできるで
しょう。

 でも、今回のシリーズが次回で終るとすると、ちょうど単行本33巻分の切れ目
になるんですよね。ということは、残り1巻で最終シリーズを描いて終るというか
つての「うる星」パターンも最短で行った場合、ありえるんですよ。その場合、ま
さに34巻(366話)で「うる星」とまったく同じになるわけで、ある意味では
ここが「らんま」完結の最有力候補でもあったのですが、最近の展開を見ていると、
まだもう少しあるのかなという印象を持っていました。

 私個人としては、今回のシリーズだけで右京と隼人が固まる(仮に、そうなると
しても)とは考え難く、最低でももう1巻分(35巻)までは行くんじゃないかと
予測しているんですが、どうなるでしょうね?

 何か終ることばかり考えているようですが、実際、「らんま」という作品は既に
いつ終ってもおかしくないくらいのものはしっかり積み重ねてきていると思うので
す。中途半端で打ち切られるのは不本意ですが、しっかりと練り上げられた作品が
作者の意志によって完結を迎えるというのは、ある意味でめでたいことだと思うん
ですね。

 そのラストをどう飾ってくれるのか? それを読者として期待するのは決して間
違いではないと思っています。そして、1つの作品が完結するということは、また
新たな作品への期待を抱かせます。

 どうも先走ってる感もありますが、「らんま」の完結が迫ってきているのは確か
なんじゃないか。今回の明神隼人の登場で、一層、そんな印象を強く持ちました。


                    QEG72756   飛鳥 杏華
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