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#2084/3141 るーみっく☆わーるど ★タイトル (XGM38132) 95/ 3/ 4 3:58 ( 33) 感想>シップポケットコミックス「ダストスパート」 by 阿修羅 ★内容 どうも、まともな感想ネタでは久しぶりに書込みますね。 ふらっと立ち寄った中古漫画屋で、スタジオシップって所から出ているのか出し ていたのか、よく解りませんがとにかく、「ダストスパート」とタイトルの付いた、 新書サイズ(少年サンデーコミックスのサイズ)のコミックスを、見付けて買って きました。 中身は「ダストスパート」「がんまり末世」「けもの24時間」「?の疾病」で す。 しかし、小学館以外から高橋さんの単行本が出ているとは、知りませんでした。 何かこれと同じ本が6冊も置いてありましたが、僕の持って来たのは '82/4/1 発 行の第 9 版(初版は '80/7/20 発行)です。 実はまだダストスパートは読んだことが無かったのですが、いいですね、このノ リ。僕はこう言う感じの劇画っぽいタッチの高橋さんの絵が好きなんですよね(ア シスタントが少ない分高橋さんの色が滲み出てるんでしょうね)。 怪力女、と言うのは高橋さんのヒロインの設定の基本みたいになっていますが、 由羅の人格設定は桜と似てますね。容姿もよく似てるし。 HCIA…って、なんと言うか、普通は底に流れている物がシリアスで、その上でコ メディやる、と言う感じになると思うのですが、ダストスパートは元の設定その物 がかなりふざけていて、その上で風刺やらパロディやら絡めながら、ポッとシリア スになって、結局はギャグに収束するという、初期の高橋さんの作風のシニカルさ がよく出ていて、面白いですね。 しかし、今のらんまのタッチとダストスパートの絵を較べてみると、殆ど別人の 描いた漫画ですね。らんまから入ってうる星を知らない世代に見せたら、きっと驚 くぞ(今のらんまのあのスマートでシャープな絵は、きっとこの頃の小中学生辺り の好みなんだろうな…)。 と言う訳で、大型ゴミバケツにたむろがはまり込んで、その上に由羅がむくれて チョコンと座っている構図の扉絵のその由羅が、妙にかわいいと思う阿修羅でした (笑)。 by阿修羅