![]() |
#2252/3141 るーみっく☆わーるど ★タイトル (QEG72756) 95/ 7/ 3 7:17 (125) 感想>更なる妄想…。こいつはもしや…。 飛鳥 杏華 ★内容 先日のMSGで、最初に感じた妄想について若干触れましたが、今回のシリーズ 最終話を読んで、またそれとは別の(といっても、まったく関係がないわけでもな い)妄想がむくむくむくっと頭をもたげてきてしまいました。(^_^;) ま、ようするに一刻会関係の話になるわけですが、まるっきりの内輪ネタになら ないように解説を加えながら書いて行こうかと思います。 今回の「らんま」を読んで(実際には、前々回あたりからなのですが)、なんと なく端々に見られるネタに一刻会の会報である「友菱」や会誌の「そると」「ぺっ ぱあ」らとの関係が見られるように感じました。 こうしたことは、何も今回に限ったことではなくて、前々からチラチラと感じて、 ここでも書いてきたわけですが、今回のシリーズもそうかなという感覚に陥りまし た。 最初に「一刻会」との関連を意識したのは、前に書いた某・女性同人の件だった わけですが、OLTでその話をしている過程で、他の方からメガネと風林館高校の 制服姿の変装で「うる星」の「潔癖の要塞」での(水乃小路)飛鳥を連想したとか、 そういえばルージュを引いてるな(蕗珠の語源をたどるとマッシャ・アッキーニさ んの本名になることから、蕗珠にはマッシャ・アッキーニさんの記号があるのでは という考察が前々からある。)とかいうことが出てきました。 また、小梅ちゃんのキャラデザインが「うる星」の仏滅高校総番を原型としてい るのがあまりにも明白なことについては、「そると」8号(’93年12月発行) の「特集うる星やつら」の中に突発マンガとして、しのぶファンである古屋一雄さ んを総番に仕立て上げてしまった(?)ものがあったことから、「あれは古屋さん では?」などという半ば冗談まじりの会話が交わされていたりしました。(実は、 その漫画を描いたのは私だったりします…。(^_^;)) 確かにこのOLTの時点では、これらは半ば冗談であり、こじつけであり、ある いは単純な連想程度のものでしかありませんでした。ところが、奇しくもマッシャ ・アッキーニさんの感想の中に目吊丸の名が出てきて、この性別を間違えたあたり から「おやっ?」と思うものが出てきたのです。 目吊丸はマッシャ・アッキーニさんも解説してますが、けもさんが大学の漫研時 代に第2回を担当して描いたリレー漫画「風塵」に登場したキャラで、外見は白土 三平氏のカムイを思わせながらも、一見女性的でしたが、扉絵でマッシャ・アッキ ーニさんが引用したように「男」であることが強調されていました。 一見、女のように見えて実は男の目吊丸。これは、本当に示唆的ですね。しかし、 これだけではどうということもなかったのですが、矢文の矢が額に刺さったまま右 京を助けに向かった小夏が乱馬に矢を抜けと言われたギャグを見て、すぐさまこれ は「エースをめざせ!」と同じだと感じたのです。 「エースをめざせ!」は、やはり大学の漫研時代に第3回を担当したリレー漫画 で、この回のラストで、投げつけられて額に突き刺さった灰皿を取らずに話を続け る女性がいて、アホに見えるから取ったら? と言われるギャグシーンがあったの です。 灰皿と矢の違いはありますが、ギャグのパターンとしては同じものです。この十 数年も前のネタのリメイクは、果して意識的なのか無意識なのかわかりません。昔 のネタなので、忘れていて偶然出てきたのかもしれませんが、意識的に使用したの だとしたら、どういう意味があるのだろう? 十数年も前のネタを復活させるには、 それを思い出させるきっかけがあったのではないだろうか? そう考えてみて思い当たったのが、「そると」9号(’94年12月発行)の執 筆20周年特集でした。それは、1975年、高校生時代に描いた処女作「虚塵の 星」からその時点での最新作「1orW」までを年代を追って1コマずつ引用しな がら、初出掲載誌などを紹介したもので、当然、「風塵」も「エースをめざせ!」 も含まれていました。(ただし、引用されたコマは別のシーンでした。) もしかして、これで昔の作品を思い出して…。まだまだ妄想の域でしかないのは 承知の上ですが、何やらこれ以降、心に引っかかるものが残っていたのです。 そして今回、くノ一忍法・秘奥義「懐霞」…。これは、相手の風上に立ち、毒や しびれ薬を風に飛ばして相手を倒す「春霞の術」(漢字は全然自信ないっ。(^_^;)) の応用なわけですが、これが出てきたことで「ぴきぴきぴきーん」と来るものがあ りました。 それは、一刻会の会報「友菱」(毎偶数月発行)に1992年から連載された 「うっちゃん さっちゃん」〜左京のスカート大作戦〜という会員によるリレー漫 画との関連です。 この作品は、右京にそっくりな左京(通称:さっちゃん)が、かつてその得意技 を右京に破られて以来、右京に惚れてしまい、邪魔者の乱馬を片づけにやってくる というような内容(というか、リレーなのでそうなってしまった)でした。 その左京の得意技は「かわいいスカート攻撃」と言い、フワッと舞い上がったス カートを見て乱馬が「かわいい」と感じた次の瞬間、くらくらっとめまいに襲われ るという展開できたあとに、かつてこの技を破った右京が技のからくりをあかねに 解説するシーンがあり、それにかつての白土作品などから得た知識をもとに「春霞 の術」を当てはめて描いたのが、奇しくも私でした。 相手の風上に立ち、風で舞い上がったスカートに相手が気をとられいてるスキに しびれ薬を風に飛ばす…。 この手の術は忍者モノのネタであるなら、別に出てきても何の不思議もなく、特 にそれだけをもって「うっちゃん さっちゃん」との関係を語るわけには行きませ んが、右京絡みで出てきているあたりが、何か意味深に思えてしかたがないのです。 それから、右京絡みということでは、「ぺっぱあ」11号(’94年2月発行) に「久遠の商人」というほとんど右京のモノローグに近い漫画を描いた私ですが、 ここで、右京のモノローグの聞き手役にしたのが紅つばさでした。 作品は、「らんま」の後日談といったもので、乱馬とあかねの結婚披露宴からの 帰り道、悲しいはずなのに涙が出ない…と複雑な思いにふけっている右京のもとに 紅つばさが相変わらずの姿で突撃してきて、「いい加減にしろ」とばかりに、つい、 いつもの調子で自分には乱馬がいると言いかけた瞬間、2人の結婚式の情景が頭を よぎり、急に涙があふれてきて、思わずその場にいたつばさの胸に顔を埋めて泣い てしまうというシーンがありました。 前にも書きましたが、私は記号的な意味で竜之介を背負った右京には、渚を背負 ったつばさがいいという考えをもっていたこともあって、こうした作品を描いたり したわけです…。(この時期は、まだ雲竜あかりの登場前で、右京には良牙という カップリングが主流と言えたにもかかわらず…。(^_^;)) それだけに、やはり渚の記号を背負っている(その意味でつばさと同じ)と考え られる小夏が出てきて、カップリングを匂わせるような終わり方をしたことは、何 やら「久遠の商人」から影響を受けたものがあったのではないかと感じさせるもの があったのです。 余談ですが、小夏が右京の無事を確認して思わず抱きしめたシーンは、「久遠の 商人」でつばさが調子に乗って右京を抱きしめたシーンとちょっと似ものを感じま した。(笑) そこまできて、改めて小夏の後ろ髪に注目してみると、ハーブにも似てたけど、 紅つばさの後ろ髪にも似てたなと思ったわけです。 これらのことは、これ以上は恐らく確かめようもないことですし、あくまで妄想 としてしか成立しないでしょうけど、なんとなく、一刻会の会報や会誌に目を通し てくださってるのかなと感じて、うれしい気持ちになりました。(笑) QEG72756 飛鳥 杏華