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#2490/3141 るーみっく☆わーるど ★タイトル (QKM33822) 96/11/16 3:11 ( 85) 犬夜叉>封印された少年 Samwyn ★内容 植林されたばかりの若い森にバギーで乗り込むようなことはあまりしたくな く、ある程度骨格が固まるまではS的感想はするまいもまいもと思っていたり もしたのですが(^^;、どうもいくつかの作品に見られる「ガンブリンガー」と のシンクロがなぜか「読み違えて(^^;」いるらしきものがあったので、その訂 正も兼ねてまあ一応目に付いたあたりに目印の杭をぶちかます如きまねをば試 みたいと思います(^^;。 冒頭のエピソードは、キャラの関係的にはあたかも「ガンブリンガーのラス トを受け継ぐ」ような形になっているわけですが(^^;、しかし少なくとも見た 目の善悪の指定が完全に逆です(^^;。 ガンブリンガーのアネットが「ガンマンあかね」の具体化であり、それはそ もそもは「悪魔の深爪」の阿修羅のより高度な(例えて言えばセイバーマリオ ネットトリオを一体に凝縮したような)統合形態だと言うこと、また、ガンブ リンガー冒頭で、ベネディオが騎士道のルールを尊重するタイプであること等 から類推できるかと思ったのですが、どうやらこの部分があたかもかの三つ巴 論争の構造に類似し、そこから「ベネディオ=Samwyn」「アネット=け も先生」という読みが不本意にも生じたらしく(^^;(もしそのつもりで書いた なら、「サクディオール=Samwyn」とするのが妥当です(^^))、その系 で「催眠術か何かをかけられたベネディオがアネットを斬る」という推定が生 じたゆえのミス(あるいは意図的な入れ替え)と見ます(^^;(さすがにこれは シンクロとは言い難いでしょう(^^;)。 正確には、まず反乱魔道士の始末をアネットが命じられ、その魔道士が2、 3人の領主を引き込んでいたために、騎士ととして、アネットの育ての親でも ある雇い主の魔道士の老護衛騎士が随行します。事件の噂を耳にしてアネット が出るだろうと思ったベネディオが魔道士都市の門前で待っていましたが、し かしアネットは彼を拒否し、また護衛騎士も彼の若々しいが粗雑な有り様に不 快感を覚えます。しかし、いくらも行かないうちにガンブリンガーの少年がア ネットの首を手土産に反乱側につこうと待ち伏せしていて、あれやこれやでベ ネディオに助けられ、結局同行することになります(老騎士と彼との友情がそ の後の闘いを通じて徐々に育まれて行きますが、ようやく互いに尊敬しあえる ようになったと思った瞬間、老騎士はベネディオをかばってアネットに撃ち殺 されてしまいます)。途中省略して、ベネディオらが反乱騎士団を相手に闘っ ている騒ぎに乗じてアネットは単身反乱魔道士の砦に潜入しますが、そこで先 の雇い主の首を目にすることになります。法的保護者を失ったことはガンブリ ンガーには法の保護そのものを失うに等しいわけで、アネットはそれで仕方な く(と言うより、見た目にはむしろ進んで・極めてビジネスライクに)反乱魔 道士を新たな雇い主として受け入れ、その最初の仕事が「ベネディオ抹殺」で あったわけです。 ベネディオは既に最初の話の終わりの方で明らかになることですが、アネッ トにガンブリンガーをやめて2人で一緒に暮らさないかという提案を何度もし ているのであって、ここでも、老騎士を殺された悔しさはあってもあくまでそ の線でアネットを説得しようとしますが、アネットはそれでは魔道士協会とそ の配下のすべてのガンブリンガーを敵に回すことになるからと、頑として受け 入れません。自分が殺されればアネットはガンブリンガーを続けるだろうし、 そうなれば結局は別な誰かに殺されるだろうという結論に達したベネディオは いまややむなく、老騎士を殺された悔しさへとあえて意図的に自らを追い込ん でアネットと全力で対峙します。決闘の場は森の中。鏡と木を利用したムチ状 の仕掛けでハッと振り向くアネットの銃は弾き飛ばされ、そのビュンとしなっ た枝を追うように振り上げられるベネディオの剣でアネットは脇腹から肩へ斜 めに斬られドウと仰向けに倒れます。ベネディオの腕の中で、徐々に冷たくな りながら、しかし今初めてごく普通の少女に戻ってベネディオの胸にギュッと しがみつくアネット−−−この後は既に書いた通りでおそらく別な(少なくと も正反対な)読みは生じないでしょう(^^)。 犬夜叉の胸に刺さった矢は「キューピッドの矢」であり、「桔梗」は「桔梗 の間」から「=響子」(「桐>木に同じ」はその後の犬夜叉の有り様で表現さ れていて、「犬夜叉=裕作」)、その容姿から「=あかね」、そしてその死か ら「=アネット」で「=ティオキア」(ちなみに、私が連想したのは、まずは 予告から「どろろ」と「うしおととら」、で、実際に見て「エスカフローネ」 「イズァローン伝説」でした(^^))。 かごめの家族構成は「=こずえ」ですが、「響子+一ノ瀬家」もまたこの形 になります。 井戸から出た女はあたかも「カタツムリ」ですが、その後はむしろ「なめく じ」と見なせます(「イズァローン伝説」を連想したのは、これとほぼ同じ妖 怪−−導師フロムの娘−−が出て来たからです(^^;)。結局、いろいろと検討 すれば「枯れ井戸=カタツムリの殻」で、またその井戸の機能は四魂の玉が必 要なようなので、その玉もまた「=カタツムリの殻」となります(なお、SM ガールズでは「ライム=殻」「チェリー=触角」「ブラッドベリィ=本体」で 確かにSamwynは、ブラッドベリィにもっとも「近いもの」を感じていま す(^^;。ナデシコではエステバリス3人娘がこのグループに当たり、「天川」 の呼び声に応じるように出て来た白蛇のナーガ風なのがやはり一番近いものを 感じます(^^;)。先の女はむしろ「Worm´s Tongue」、すなわち 「蛇の舌」がもっとも適切に呼応します。 犬夜叉には「=ラム」な対応が集中しています。しかしまた「牛若丸」の系 もあり、この耳と矢、そしておそらくは四魂の「玉」で角4本となり、実際に は構造はイメージを裏切って「=あたる」(「四魂」が本来の「ラムの4本の 角」になる)なのですが、その四魂の玉のより精解な意味と同じく、決定する には情報が不十分です(^^;(「=Samwyn」の決定にはなおさらだと言え るでしょう(^^;)。 Samwyn