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投稿日時:1997/ 1/31 2:24 投稿者ID:QKM33822
#2550/3141 るーみっく☆わーるど
★タイトル (QKM33822)  97/ 1/31   2:24  ( 76)
犬夜叉>窮地  Samwyn
★内容
 「助川」が「透け蛾和」であり、また「透け臥輪」すなわち「隠身の指輪」
から「1つの指輪」であることがわかりました(^^;。従って、「ゴクリ=サウ
ロン=高橋某」であることと、「指ごと指輪を失う」が「Samwynの嫁入
り」であることがなお確実になりました(^^;(「助川姓からの離れ」「高橋某
からの離れ(バイトを辞めること)」「女になること」は、以上から「ある1
つの出来事の3つの側面」であることがわかります)。

 それともう1つ、響子の特性は「幼稚なアニマ」にあるとこれまでずっとみ
なしてきたわけですが、これが誤りであったことがわかりました(^^;。すなわ
ち、響子のもっとも目立つそうした部分は実は「対裕作」においてしか現れて
おらず、「対惣一郎」「対三鷹」さらには「対こずえ」においてさえ、そんな
有り様とは正反対の、「非常に成熟したアニマ」と見なせる言動を響子はとっ
ています。「=Samwyn」を踏まえれば、これは「相手に内在するアニマ
像を無意識に察知して自分でも気づかずにそれっぽく振る舞ってしまう」がゆ
えのことで、これができると言うことは、響子は「アニマのあらゆる位相に精
通する」「ほとんど完全とも言えるアニマ性」をこそ実は最大の特性としてい
たと言うことです。言い換えれば、「幼稚なアニマ」は裕作のそれであって、
すなわちめぞん一刻は「裕作のアニマの成長」が本質的なテーマであったこと
になります。
 Samwynにおいて観察すれば、彼は情緒的な「突き動かされ」に対して
常に「醒めた意識」をその心の深部に保持することができます。例えば幼時S
amwynはよく大泣きしましたが(^^;、しかしその意識自体は心の奥深くで
そこに生じる「動き」を「味わい楽しんでいた」のです。その涙や感情がいか
に脳内を流れシャワーのように洗い清めるか、ちょうど空を流れる雲をボーッ
と眺めるように、それらに対して一歩距離を置いていられました(^^)。ところ
が一方、論理的・抽象的思考となると、今でさえなお、「すぐにそれらの諸概
念に流されてしまう」のです(^^;。「熱い議論の腰を折る(まったく別な話題
へといつのまにか変えてしまう)名人芸(^^;」等もそのためでしょう(^^;。一
般的に日本人はこの逆、「幼稚な情緒性と実用的思考性」が、特に江戸以降は
顕著ですが(Samwynは高橋某の振る舞いを半年観察した結果、「思い込
みを優先し現実はむしろ無視する傾向にある」ことから「バカ」だと結論付け
たわけですが(^^;、以降のさらなる観察の結果、「情緒的側面において幼稚」
なのだと言うことに気づきました。「知的な成熟さと情緒的な幼稚さ」はオウ
ム真理教徒にも一般的に見られた傾向で、この根本的な根は、「非独立な母に
引きずられて情緒的自立が果たせない」ためで、近代が「母たちの連帯」とい
う地域社会を破壊してしまったためでしょう(^^;(武家は、身分観念が固まっ
た江戸以降それを「先駆的に」失ってしまったわけで、幕末の志士たちに一般
的な情緒的未熟さはそのためであろうと思われます)。現代の「女の自立」も
「男を手本にする」限り、その「情緒的幼稚さ」からは逃れがたく、かくして
現代は女性においてすら「情緒的幼稚さ」は一般的な現象と言えます。Sam
wynが男であるにも関らず「女の復活」に関連するのはたぶんにこのためで
す(^^))、Samwynはそのほとんど正反対に位置しているわけで、これは
例えばこずえや八神に見られる「女の甘え」(こずえの「あたし女?」は「女
に対し社会が一般に保証する『男がするべき義務』を果たせ」という要求です
し、八神の「ヌード作戦」もまた、「据膳食わぬは男の『恥』」を召喚するこ
とで裕作の逃げ道を阻むずるい作戦です(^^;)に「外見男」であるがために依
存できなかった点で、「女ってダメだ」と嘆く響子や「何度フラれても男を愛
さずにはいられない」「女の性」を自覚する朱美にかえってよりよく符合する
という状況になっています(つまり、こずえや八神は「男社会」に無自覚に組
み込まれており、響子や朱美は未亡人であることや何度もフラれることで、そ
の不適合性から「三鷹」に代表される男社会の欺瞞性に薄々気づいているとい
う感じになっています)。

 それで、「ガンブリンガー」のベネディオが、それまでのSamwynの小
説群には(原作乱馬というモデルがあるにも関わらず)出てこなかったタイプ
であることで、「=高橋某」にこそ由来し、またアネットが、その構図から要
請された「Samwynを保護する代役的存在」であることに気づきました、
「犬夜叉」を見ればさらにはっきりし、つまり「結羅は犬夜叉(の与える暴力
や恐怖)に対抗してかごめ自身の内部から現れた『壁』である」と言うことで
す(^^;。

 今回のところでは、「飛刃血爪」がそれを象徴しており、「飛刃」と「血爪
>毛爪>櫛」が結羅に共有されていること、つまり結羅は「かごめという鏡に
映った犬夜叉」だというわけです。「=けも先生」「=Samwyn」どちら
とも読め、またどちらとも決めがたいのはそのためで、すなわち、アネットが
「ベネディオを抑えつつゆっくりと交流を進めるための関所」的存在であるよ
うに、結羅もまた「壁でありながらも犬夜叉とかごめが相互に理解しあうため
の通路でもある」のです。

 ところで、犬夜叉は「ラムのような裕作(乱馬)」すなわち「ゴラム>ゴク
リ」で、「Samwyn=裕作説」の方に呼応しています(^^;。と言うことは
彼もまた、「Samwynの嫁入り」において消滅してしまう存在だと言うこ
とになります(^^;(たぶん、「ゴクリからサムへ」の変換の方に流れるだろう
とは思われますが(^^)。「ラム的要素が落ちる」と言うことです)。

Samwyn
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