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投稿日時:1999/ 3/27 8:11 投稿者ID:MWM96341
#3106/3320 るーみっく☆わーるど コメント数(0)
★タイトル (MWM96341)  99/ 3/27   8:11  ( 77)
めぞん>めぞん一刻総集編6 “春の墓”                  ネル
★内容
こんにちは、ネルです。


 みなさん、めぞん一刻総集編6はもう入手されましたか? 入手困難になる
前に買わないと、後で絶対に後悔しますよ!!

 # めぞんの“宣教師”に徹してますね (^_^; < 私


 今回は“めぞん”のカラーとしては唯一××シーンが収録された “[74] 湯
治者たち” がカラーページにならなかったことが非常に残念!

 実はかなり期待していたのですが... (汗)


 総集編6は“[67]落ちていくのも” から “[78]一緒に住もうね” が収録
されています。 もちろんこの中でも注目すべき作品は“湯治者たち”...
じゃない...“春の墓”ですね。


 “めぞん一刻”において [77] 春の墓 はストーリー最大の分岐点、つまり
響子が、それまでの心を閉ざした“未亡人”ではなく、一人の“女性”として
新しい一歩を踏み出すきっかけとなるエピソードであるといっても過言ではな
い。


 最愛の夫、惣一郎が亡くなって4年後(1984年(昭和59年))の春、
響子は一人で墓参し、惣一郎に胸のうちを報告する。

 響子: 惣一郎さん。今あたしね... 迷ってるのかもしれない。
     ずっとあなたのこと思い続けていたかった。
     きっといつか... 私はあなたを深いところに沈めてしまう。
     だけど...
     無理にあなたの思い出にしがみついているのはもっとつらい...


 この墓参によって、響子は初めて自分の心の変遷を振り返る。

 短いようで長い4年の歳月が、私の凍りついた心を和らげたことは確かだ。
それは惣一郎さん以外の“生きている”人たちと喜怒哀楽を共有しているか
ら。私はいつも惣一郎さんで胸をいっぱいにしていたかったのに、もう、少し
ぐらいのことでは涙さえ出てこない。惣一郎さんが生きてさえいてくれれば、
こんな悲しい思いしなくてすんだわ...


 響子: 惣一郎さんと会った頃の私に... 戻れそう...
                         ([11] 三鷹、五代!!)

 悲しめないことを悲しむ響子ですが、時の流れが響子を惣一郎と出逢った当
時に戻しつつあります。


 また、この“春の墓”によって、響子の新しい愛が芽生えるための障害が
はっきりします。

   “響子にとって惣一郎は決して忘れることのできない存在”
     = “「過去を断ち切」ることは不可能である”

 これは [30] 混乱ダブルス での三鷹のプロポーズのセリフである。三鷹は
何度も響子の心を揺さぶったが、新しい恋を育てるための存在で、彼自身は決
して受け入れられる存在ではなかったのだ。


 これ以降は実質上の最終話 [160] 桜の下で において、響子と五代が、“惣
一郎への気持ちを「共有」”するまでの過程が描かれることとなります。


 ※ 原作の“一番悲しかったことを思い出さなければ泣けなくなってる”
   が、アニメでは“楽しかったことを思い出すと泣けてくる”と変更さ
   れているので、比較してみるのも面白いかもしれません。



 それでは ヾ(^_^)


★彡[ネル]☆ mailto:nellあっとcoo.net NIFTY/YIA00353 PC-VAN/MWM96341 ★彡
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