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#3398/3398 るーみっく☆わーるど コメント数(0) ★タイトル (QFC98594) 01/ 1/21 21:44 ( 45) 犬夜叉>対象とすべき読者 HR ★内容 少年漫画や少女漫画という色分けは、現在ではあまり意味はないかも知れません。 男女雇用機会均等法は、一部では有効に働いています。服装に性別がなくなってい る部分も多いです。男親も、子育てをしろという雰囲気も強まっています。雑誌で 性別を設けることは、ないのかもしれません。 しかしながら、男という生物、女という生物では、感じかたが違います。好んで 読む本の種類も違います。 今の高橋先生の連載作品は「犬夜叉」で、特徴はどちらかといえば、女性読者に 好まれるものと考えられます。中高生程度の男性が主人公ですが、筋肉質でなく美 男子で、血にはまみれても汗と泥にまみれません。絵が単に綺麗でなく、繊細です。 ややこしいハイテクノロジーの機械が出てこず、代わりに微妙な感情表現が伴う恋 愛対象の女性主人公が出てきます。 中高生が読者層の中心なのでしょうけど、男子生徒よりも女子生徒に受けが良い 漫画に仕上がっています。 漫画同人誌等即売会に行っても、来場者は女子中高生が中心です。ひと昔前は、 大学生以上の男性が過半でした。 刀剣で格闘する場面は「うる星やつら」でもありましたし、男女の恋愛の機微は 「めぞん一刻」でもありました。女性キャラクタの男性ファンは「らんま1/2」 で多かったように思えます。 「犬夜叉」にも過去の3作の要素は取り入れられていますが、特に大学生以上の 男性に受けの良いものではないように見えます。 刀剣による格闘は「うる星やつら」のように笑いを伴うものでなく、止むに止ま れぬ理由で対決するに至ったものです。この格闘に負けると、重大な被害を受けま す。 男女の恋愛の機微はありますが、人助けの要素も描かれ、恋愛に限られないより 一般的な人類愛が描かれています。それに、可愛いだけで素直な女性登場人物は、 「犬夜叉」にはいません。 「うる星やつら」や「めぞん一刻」のように男子中高生が感情移入しやすい登場 人物は、「らんま1/2」もそうでしたが「犬夜叉」にはいません。誰が女性化し たりする居候や、不便な室町時代に生きる妖怪人間に、自分の姿を投影し感情移入 するでしょうか。しかし、女性の側には可能な登場人物が揃っていますし、強くて かっこいい憧れのキャラクタもいます。 このような理由で、新規の熱心な高橋作品読者は女性が中心となり、男性読者は 進学や就職等で数を減らすのみとなりました。 かくて、「らんま1/2」が始まった頃に見られたような、作者を罵倒するよう なファンは、淘汰されました。 qfc98594HR