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投稿日時:1993/10/ 7 7: 0 投稿者ID:QEG72756
#1174/3141 るーみっく☆わーるど
★タイトル (QEG72756)  93/10/ 7   7: 0  ( 47)
感想>やはり山千拳は「うる☆」か…。   飛鳥 杏華
★内容

 いやぁ、今回の「らんま」はよかったですね。何がよかったかって、竜の子供時
代の回想シーンですよ。だいたいの人は元ネタを知ってると思いますが…。(笑)

 なるほど、強ければそれでいい。力さえあればいいってわけですか? おーおー、
ひねくれて星をにらんでますね。もう、爆笑でした。

 しかし、ここまでくると益々、山千拳=「うる☆」パターンというふうに見えて
きます。実にさり気なく巧妙にその辺の記号をチラつかせていますね。

 山千拳というのは固定された技の名前ではなく、その手法の総称のようです。実
際に竜が出している技の名前は「猛虎開門破」とか「鬼神来襲弾」といったもので
すが、この技の名前が何とも意味深なんですよね。

 「虎」に「鬼」…。もちろん技の名前はこれだけではありませんが、今回の「鬼
神来襲弾」には、かなり意識的なものを感じます。そして今回、冒頭に書いたギャ
グ…。これも、ただのギャグではありませんね。アニメ「タイガーマスク」のED。
すなわち、「虎」なんですよ。

 これに対して乱馬の特訓している海千拳ですが、どう見ても「らんま」を象徴す
る技ではありませんね。一見、しょーもないコソ泥技にしか見えませんが、あれは
カモフラージュだと思います。

 玄馬が乱馬に海千拳を披露したときの状況から考えて、より小さく、より静かに、
ハデな動きもなく、気づいたら打たれていたというパターン。あえて例えるなら、
「めぞん」のパターンと言えるでしょう。

 次回、乱馬はこの「めぞん」のパターンをもって竜に立ち向かうわけですが、海
千拳だけでは勝てないでしょうね。やはり、海千拳と山千拳を併せもってこそ、真
の竜になれるのだと思います。

 もともと「海千山千」という言葉は、海に千年、山に千年住んだ蛇は竜になると
いう言い伝えから、世の中の裏も表も知り尽くした人を表したものです。乱馬の象
徴は、ずっと見てきてわかるように「竜」ですし、今回の相手は公紋 竜。どちら
が本当の竜になれるのか…という戦いなのでしょう。

 恐らく、乱馬が公紋 竜を倒して真の竜になるんでしょうが、そのとき、果して
のどかさんに名乗り出ることになるんでしょうか? 名乗り出てしまえば、ほとん
ど「らんま」は終わりになってしまいますね。(^_^;)

 まだ、本当のクライマックスというほど話が大きくないですから、これで終わり
はしないと思うんですが、やはり、着実に終末に向かっているように感じます。恐
らく、乱馬にとって、のどかさんは最後に残された最大の弱点ですから、これがク
リアされたら、やっぱり終ってしまうんでしょうね。そんな感じがしています。


                    QEG72756   飛鳥 杏華
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