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#1223/3141 るーみっく☆わーるど ★タイトル (QEG72756) 93/11/25 6:59 ( 61) 感想>これが鳳凰剣か…。 飛鳥 杏華 ★内容 ほ、鳳凰剣…。ほぉーっ、なんてボケはなしだよ。(笑) それにしても、けも さん、またまたやってくれますねぇ。 予想どおり、八宝斉は薬の効果が切れて元気に復活してましたが、それはともか くとして、今回も意味深な内容です。今回のキーワードは「すりこみ」ですね。 もちろん、「すりこみ」とは作品中に書かれている早雲の説明のとおりなわけで すが、ここには裏の意味が込められています。生まれたてのヒナ、すなわち、作品 に対してまだ深入りしていない読者に対し、批判同人によって行われる「すりこみ」 の恐さです。 まだ、作品に対して深入りしていない読者が、批判同人たちの徹底した「らんま 批判」を読んだらどうなるか? 「へぇーっ、そうなんだ。『らんま』ってつまら ねーんだ。」と思い込まされてしまいかねません。これは恐いことです。 もちろん、自分で深く読んでみて「つまらない」と判断したのなら、やむをえな いでしょう。つまらなければ、読まなければいい。それだけのことです。しかし、 それを文章にして「『らんま』はつまらねーぞ!」と広めたら、特にそう感じてい なかった読者までそう思い込まされてしまう危険があるわけです。 そうして、「すりこみ」された読者たちが、批判同人と一緒になって「らんま批 判」を始める。鳳凰剣の恐ろしさはここにあります。けもさんとしては、何として もひっぺがさないとならないわけです。 その鳳凰剣を会得したのが九能だというのも意味深ですね。八宝斉が諸星あたる に対応するキャラであるのと同様、九能は面堂終太郎に対応するキャラだからです。 1.金持ちである。 面堂家ほどではありませんが、高校生の身分で札束で頬を張ることができるく らいですから、相当金持ちです。 2.やたらと刀を振り回す。 真剣と木刀の違いはありますが、やたらと刀を振り回すキャラであることには 変わりがありません。 3.陰険な妹とふざけた父親をもっている。 そのままです。(笑) しかも、今回の展開は「うる星」の「呪われたタマゴ」+「あやかしの面堂」の パロを思わせるものがあります。頭に赤丸をのせた面堂と鳳凰をのせた九能。この 辺からも、批判同人の元が「うる星」関係だということが匂わされているように思 えます。 けもさんは、ときどき自作品(特に「うる星」)のパロをやって、こうした連中 を茶化してるようにも見えるんですが、今回もそんな感じでしょうか。 それと、もう1つ重要なのは、鳳凰に見抜かれたことによって、乱馬とおさげの 女が同一人物であることが九能にバレるかどうかです。バレれば、また1歩最終話 へのステップを踏むことになりますが、バレそうでいてバレないというのが、いま までのかたちでしたから、最後まで九能と小太刀は真相を知らないままかもしれま せんね。その方が、個人的には面白いと思いますが…。(笑) さて、乱馬(けもさん)が、どうやってこの鳳凰を九能からひっぺがすのか、期 待したいところですね。 QEG72756 飛鳥 杏華