#1396/3141　るーみっく☆わーるど
★タイトル (QEG72756)  94/ 1/29   1: 9  ( 30)
感想＞らんま１／２　邪悪な「鬼」　　　飛鳥　杏華
★内容

　いやぁ、相変わらずやってくれますねぇ。そのまま読んでも笑えるし、私がいつ
もやってるような読み方をすればさらに笑えるお話でした。（笑）

　まあ、時季的に「節分」ということで、「鬼」なんでしょうが、「鬼」と言えば
やっぱり…。うーむ、問答無用ですね。その「鬼」が人に取りついて悪さをすると
いうところが、何とも辛辣というか、そのまんまというか…、私が以前から書いて
いる「うる☆」ファンを中心とした批判同人等と合致するんですよね。

　この「人に取りついて…」というのは、ちょっと前の鳳凰剣と意味的に同じです
ね。あのときの「すりこみ」と同じく、取りついた人を邪悪（批判者）にしてしま
うというわけです。批判者たちの影響が、そういう心を持っていなかった人（かす
みおねーさんのような人）までも邪悪に変えてしまうという、一見ふざけてるよう
に見えて実はとても恐ろしい話なんです。その辺、けもさんは「恐くはないけど、
迷惑な奴」と言ってるわけですが…。（笑）

　しかし、良牙にとって史上最悪の悪事が「あかねの入浴を覗くこと」だったとい
うのは、何とも彼らしいというか、志しが低いというか…、それだけ人がいいんで
しょうね。しかし、これもまた裏返しの意味がありますよ。「覗いた」というわけ
ではありませんが、第１話、第２話で乱馬はしっかり風呂場であかねの裸を見てい
ますからね。これを考えると、乱馬は「史上最悪の悪事」をすでに犯した男だって
いうわけです。(^_^;)

　この「鬼」、封印してもすぐにまた逃げ出す。まあ、けもさんと批判者たちとの
間のいたちごっこは当分続くんでしょうね。けもさんも、その辺はあきらめてると
いうか、開き直ってるというか…、かえっておもしろがってるのかもしれません。
今回もなかなかブラックなギャグがきいてて、大変おもしろかった。（笑）


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ＱＥＧ７２７５６　　　飛鳥　杏華