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#1421/3141 るーみっく☆わーるど ★タイトル (YSC07892) 94/ 2/ 7 23:58 ( 26) BD大会> カモチャン ★内容 皆さんの「BD」に対するいろいろな感想や評論を読まさせていた だきました。皆さんの書き込みの多さには感心するばかりです。私 も今から「BD」について書いていきますが、皆さんの意見とだい ぶ重複するでしょうね。 私が「BD」を見たのは中学生の時でした。あの当時もこの映画を 面白く見ることができました。メガネをはじめてするキャラクター 達がひたすら欲望を追及していくさまや、あたるや面堂、サクラさ んがなんとか夢の世界から脱出しようとする時の謎解きのようなス リリングさに興奮したものでした。 しかしこの映画の意味は正直この時は理解できませんでした。 私もいつしか20代半ばを過ぎこの映画の意味がなんとなく解るよ うになりました。「P2」と同じように神の視点から描いていった のではないでしょうか。時間や空間は一瞬でもあり永遠でもある。 ただ流れていくだけ。その上で人が踊っている。 あと押井さんは、「うる星」をダシに自分の映画を作っていったの でしょう。「パトレイバー」も同じように。「トーキングヘッド」 はこの二種類の映画に対する犯行宣言だったような気がします。 だから純粋に「うる星」を求めに観に行った人は詰まらなく思った のでは。普通の人には解りづらい理屈を並べていますから。 あとこのまま押井さんに「うる星」を作ってほしかったという意見 を聞きますが、私はここで辞めて正解だと思います。だってあの人 は全てをやり尽くしたから辞めたと聞きましたから。もしあのまま 続けていたら惰性だけでタラタラしたものになって結局詰まらない ものしか出来なかったことでしょう。 人間、事を始めるよりいかに事にケリをつける方が難しいですよ。 押井さんは次にどんなものを私達に問いかけてくるか楽しみです。