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#1501/3141 るーみっく☆わーるど ★タイトル (XGM38132) 94/ 3/ 6 1:14 ( 99) 考察>RE#1491&僕がらんまに今一つのめり込めない理由 by阿修羅 ★内容 タイトル。「のめり込めない」と言うより、「のめり込めなくなった」と言った方 がいいですね。では本題に。 > ☆らんま1/2にはこれまでヒーローがいなかった そう思います。多分僕が今一つらんまにハマらないのは、このせいだと。裕作はヒ ーロー、というのは少々違う気がしますが、らんまのキャラには感情移入し難いのは 確かにそうです。 > やはり、良牙が「男性読者にとってもっとも感情移入しやすいキャラ」だと >思われます(^^)。 個々人によって違うので、そうとやかくは言いませんが、良牙は……移入し易いか なぁ…。まともさの順でいくと、男性陣は、らんま→ムース→良牙。女性陣は、あか ね→シャンプー・右京。と感じるんですが………良牙の思考回路は僕には全然理解出 来んし。 らんまは全体にコメディなのか恋を描きたいのかよく解らないので、要するに僕に は考察しにくい。どこから手をつけていいのか判らんもんなぁ、このマンガ。単純に 読んで笑う分には面白いんだけどね。 このマンガから原作者の意図をそれも他の作品と共通点を挙げながら考察するのは 容易でない。で、ちょっと思ったのですが、SAMWYNさんは最終的に何を証そう としてみえるんでしょうか? 僕がめぞんの考察をする時、証そうとしている直接の対象は、響子や五代等の、登 場人物の心理そのものです。(考察第一段階) それから、なかなか上手くはいきませんが、僕は人物の心理を推察する時、出来る だけ作者の意図は考えないようにしてます。作者の意図を考えるのは、「物語に入り 込む」読み方をした後で、今度はただの読者として物語を眺める形で読む時です(考 察第二段階)。その後、「物語に入り込む」読み方で自分のもったイメージは、壊さ ずに置いておいて、言ってみればそれを別の場所に複写して、そいつと作者の意図の 僕なりの考察とを較べて、作者の考えを読み取ろうとします。(考察第三段階) で、らんまではこれが出来ないんだな(^^;)。感情移入出来ることが僕の読解の第一 条件なので、コメディ色の強いマンガを読み込むのは苦手なのだ。考察第三段階は第 一・二段階の考察の比較で行なってるので、第一段階が出来なければ第三段階も出来 ない。そして、第二段階の考察だけで作品を読み込めるほど僕には読解力が無い(;)。 話を戻して、こういう僕の観点からみると、SAMWYNさん式の考察はちょっと 理解に苦しむんです、これが。以前話に出た「記号論」とも違う気がするし。以前の 飛鳥さんの記号論という観点からの八神に関する考察は、僕なりに理解出来たんです が……どうも、SAMWYNさんは僕の少ない経験からいくと、だいぶ変わった観点 から見てみえるようで…。 何度か僕の考察がSAMWYNさんの考察に、ほんのちょっとでしょうが、参考に されているみたいなので、それに対する応答とでも言いましょうか、そんなつもりも このMSGにはあります。 で、また話を戻して、らんまの事です。もう一つ、僕がらんまから離れてしまった 理由。それは乱馬とあかねの性格の変化です。初期のあかねは、ほんとさばさばして て、普通で、常識的でした。乱馬だって、ふつーの男で、心理的に共鳴できなくも無 かったんです。ところが、それがしだいに変わって行った。 まずあかねは心理に全然リアルさが無くなった。なんかただただ乱馬に惚れててヤ キモチ妬いて、それだけの女の子になってしまった。 乱馬も、始めは裕作的によく気の付く、ほんと、意外とナイーブな男の子だったん ですよね。それが、単行本13巻(貧力虚脱灸と飛竜昇天破の話)の辺りを境に、い い加減で乱馬の父曰くスチャラカな奴になっていってしまった。実際にはここ、とい う訳でなく、徐々に変わって行ったんでしょうが。 つまり、言っちゃなんですが、初期の初期、シャンプーが登場した頃くらいまでは 、一般の高校生うけだって狙えたんです。乱馬も格闘スケート篇なんかはかっこ良か ったですよ。それが、だんだん心理に複雑さが無くなって行って、このSIGの人の 様に、るーみっくが好きな人で無かったら、うけなくなって行ってしまった様に思う 。私見ですが(僕の周囲には「元」らんま読者が多いので)。 で、この結論だけは口にしたくなかったんですが、らんまは少々アイデアに詰まっ てきてる気がするんです。そこまで言うと言い過ぎかも知れませんが、でも、実際八 宝五円殺の辺りの話やパンスト太郎(登場の方)の話なんかは、正直なところ、面白 いと思わなかったんですよね。 で、乱馬とあかねの性格の話ですが、変わってからは、もう同じ事の繰り返しです よね。乱馬のすることにあかねがヤキモチを妬いて……。流幻沢の話なんかを見てる と、最近はヤキモチどころかベタ惚れみたいですけどね。 まだ28巻を読んでないからどういう展開になってるのか知らないので、これ以上 はなにも言えません(結構色々言ったけど)。 もうらんまは読まんとこかと思ってたけど、興味が湧いてきたから読もっかな(^^) 。 またさっぱりしたあかねと結構と気の付く意外とナイーブな乱馬に戻ってくれるこ とを、秘かに期待してたりします。 最後に。絵は絶っっっっっ対初期の方が良かった。あかねは特に。 また読解法の話に戻りますが、例外的にうる星は第二段階の考察のみをしてます( 映画・TVシリーズに対して。コミックはまだ読んでない)。うる星は感情移入する 余地が僕にとってはあまり無いし、あんまりにも特異な世界を構築しているので、外 から見ても原作者や監督の意図するものがにじみでている。どうしても浅くはなるか もしれませんが。 三段階の考察。これが出来るのはまだ僕はマンガ・アニメだけですね。文学では第 一段階で精一杯です。第二段階が本当に出来るようになるには、もっともっとたくさ ん読まなくてはならない。第三段階をするには、それこそ作者に関するあらゆるデー タでも揃わない限り、突き詰めたことは怖くて言えません。マンガだってそうですが 、マンガはビジュアルですからね。文学よりは幾分助けがある。軽く読む訳ではない ですけどね、読み込もうとする作品は。ま、はなから軽く読むものは別です。そうい うのは軽く読みますね。 P.S. らんまやうる星関連の過去のLOGも読んでみないかんなぁ。そやけどあれ全部読 むのん結構大変やなぁ。どないしょぉ。今んとこめぞんで手いっぱいやしなぁ。ヘッ ダの事が始まったらますますできんくなってしまうなぁ。FDで全部受けきれるかも 怪しいしなぁ。ブツブツ………… 94/3/5 by 文章に一貫性が無い 阿修羅