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#1511/3141 るーみっく☆わーるど ★タイトル (QFC98594) 94/ 3/ 9 0: 6 ( 39) 考察>87年の8月から10月にかけて(#1506関連) HR ★内容 * * 私は響良牙を「毛並みの良い登場人物」と見ましたが、飛鳥杏華さんは「批判 * 読者(の役割)」と見立てられました。 * 驚きました。まさか、こんな古い登場人物が「ある読者の象徴」だとは。こん * なに早期から登場するほどに、悪質な批判読者(非難読者、と言うべきでしょう * か。)が頭角を現していたとは。 * * 「らんま1/2」の連載開始が1987年8月5日です。響良牙の登場が、約 * 3ケ月後の11月4日です。しかも、漫画は原案を思いつき誌面に発表するまで * 最低でも2週間を要します。となると、遅くとも10月の上旬には響良牙という * 人物像を、高橋先生は考えつかれておられます。そうでなければ、間に合いませ * ん。 * そして、読者の感想が高橋先生に伝えられるのに、1週間はかかるでしょう。 * 8月中旬頃の到着でしょう。 * と、なると、高橋先生は最長でも50日の期間内に、「批判読者」を作品に織 * り込み、登場人物として結実させたことになります。 * * 高橋先生は、「髪が長いために、あかねの心情描写に悩まされた。」という旨 * 述べておられます。さらに「『らんま1/2』のこれからの方向性としては、と * にかくスポーツだと。」とも、述べられました。(出典:「高橋留美子ロングイ * ンタビュー」 少年サンデーグラフィックスペシャル「うる星やつら 完結編」 * 掲載 昭和63年2月20日発行)(阿修羅さん、こういう風に出典を付けると、 * 良いらしいですよ。手間暇がかかって面倒だけど。) * この発言の裏で、先生は「批判読者」批判を、考えておられたのでしょうか。 * * 「批判読者」批判を、意図してなのか深層心理で働きかけてきたものなのか。 * いずれにしても、響良牙に「批判読者」の属性が与えられるとするなら、よほど * 強力な批判読者が居たものです。 * * それから、これ以降に高橋先生が作品世界について子細に語られた、インタビュ * ウ記事はあるでしょうか。どうも、インタビュウが無くなった代わりに、「批判 * 読者」批判が始まったのではないかとも思います。 * …と、思いたいな。 * 私は響良牙に思い入れがあるものですから、ご覧のような文章を書きました。 * 考えれば、作者が読者の一部を批判しなくていけないとは、なんと不幸ではあり * ませんか。 * * QFC98594 HR *