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#1522/3141 るーみっく☆わーるど ★タイトル (QEG72756) 94/ 3/12 0:25 ( 87) 考察>RE#1520 作者も一個の人間だから…。 飛鳥 杏華 ★内容 ☆HRさん 確かに、九能も批判読者の記号として面堂終太郎を背負っていると言えますね。 しかし、登場時からすぐにそうだったかというのは、実のところ、今の私の考察で は、ハッキリとした答えが出せてないんです。(^_^;)(だから、「らんま完結」の 2が出せないってわけでもないんだけど…。) 九能が登場するのは第3話です。まだ、けもさんとしても初期設定を整えてる時 期ですよね。一応、1話、2話で、天道家での設定は終わり、学校を含めて天道家 周辺の設定に入った段階です。ここで出てきた九能にすでに批判読者の属性があっ たかどうかというのは判定が難しいですね。(^_^;) とりあえず、学校に行けばいろんな奴がいる。そして、乱馬が格闘家である以上、 格闘技のライバルも出て来る。まあ、成り行きとしては自然なんですよね。私とし ては、この段階では格闘における真のライバルとなるのが東風先生で、九能は表面 上の狂言回し的ライバルという存在なのではないかと見ていたんですが…。 わかりやすく説明するために、「めぞん」の例を当てはめると、 東風先生 = 音無惣一郎 九能先輩 = 三鷹 瞬 というシチュエーションです。(あくまでシチュエーションであって、九能が三鷹 の記号を背負っているという意味とは違う。) 確かに、九能はやたら刀(木刀ですが)を振り回す輩であって、「うる星」で言 えば面堂にあたることは、この段階でも類推できるんですが、果して批判読者の属 性があったかどうかというのは判断が難しいところです。 私としては、むしろ、この時点では「属性なし」という方向に傾いているんです。 もし、ここで九能に属性があったとすれば、けもさんは、最初から批判読者叩きが 目的で「らんま」を始めたことになってしまうのではないでしょうか? そんなこ とはないんじゃないかと…。(急に思考が現実的になってしまったが…。笑) でも、今の九能は面堂の記号を背負っていると言えます。いつからか…? 九能 は変身キャラでないので、判定が難しいですが、小太刀(陰険な妹=了子)が登場 した頃からではないかと、莫然とですが考えています。 まあ、HRさんは「一個の人間に過ぎない作者が、どうして一個の人間を批判で きるのか?」と疑問に思ってらっしゃるようですが、批判読者たちの批判がどれほ どのものだったかを考えると、有り得ないことでもないなと思えるのです。 これが、けもさんにも当てはまるかどうかはわかりませんが、読者の側からの作 品や作者に対する批判にどんなにひどいものがあるかというのを知るには、筒井康 隆・著「朝のガスパール」、筒井康隆・編「電脳筒井線」を読むことをお勧めしま す。(もう、すでに読んでるんも知れませんが…。(^_^;)) 作者がいる目の前で、面と向かって無茶苦茶な批判(というより、もはや悪口で すね。(^_^;))を言ってのける者、それを「作者に盾突くとは、筋金入り」などと 言っておだて、あおる者、「あーあ、いいファンをなくしたねぇ。」などと言って、 目の前でケツまくって「おしりペンペン」してみせるような行為をして去って行く 者…。 作者も一個の人間に過ぎませんから、ここまでされれば、堪忍袋の緒も切れると いうものです。「読者様は神様ですから、どんなご批判も甘んじて受けます。」な んて聖人みたいな作家がいたら、むしろすごいと思いますね。(笑) 乱馬(けもさん)が猫(恩知らずな批判読者)に追いつめられると、自ら猫化し て(恩知らずな批判作家になって)暴れ回ってしまう。これを鎮められるのは、現 在ではあかね(真から「らんま」が好きな善良な読者)だけという図式です。 乱馬の猫拳っていうのは、そういう恐い意味があったんですよ。その猫拳を最終 的に生んだのは、五寸釘が用意した「虎」でしたよね。そう、「虎」(うる星)が 猫拳を生んだんです。ああ、恐いですねぇ。どんどん当てはまって行きます。(笑) 「うる星」の爆発的な人気は、私も渦中にいたわけではないので、実感としては わからないんですが、1983年〜1984年頃、まだフリーのゲームプログラマ ーをしていたとき、パソコンの新機種を見たり、ゲームソフトを漁ったり、自分の 手掛けたソフトの入荷状況なんかを気にして、毎日のように秋葉原に行っていた時 期がありました。 このとき、(当時は、著作権や版権の扱いが甘かったせいもあるでしょうが)ど このショップへ行っても、ラムちゃんのCGデモをやっているパソコンが必ずあっ たと言っていいくらい、どこへ行っても、ラムちゃん、ラムちゃん、ラム、ラム、 ラム、ラム、そしてまたラムでした。(^_^;) 最近で言えば、「セーラームーン」がこれにあたるでしょうね。最近は、著作権 や版権の扱いにうるさいですから、パソコンショップで「セーラームーン」CGデ モが溢れるって状況はありませんが…。 まあ、そういうパワーが行き場を失ってしまうと、恐ろしいことになるんですね。 武内直子さんや「セーラームーン」のアニメスタッフも、作品が終ったあとが恐い ですよ。(^_^;) QEG72756 飛鳥 杏華