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#1635/3141 るーみっく☆わーるど ★タイトル (XGM38132) 94/ 5/23 1: 0 ( 87) 感想>めぞん一刻TV93〜96話の事 by阿修羅 ★内容 #2で言った通り、ただ今事実関係の確認が出来ませんので、曖昧な事や間違いが あるかも知れませんが、ご容赦を。ただでさえ初めて(ではないのですが、疑似的に )見てから日が経ってしまって、記憶・感覚に新鮮さが無いので、出来るだけ早く書 きたいんです。 93話。見る前、もしかして原作の「契り」までも描かれていないのではないかと 心配したのですが、安心しました。ちゃんと描かれてます。部屋のカーテンが閉じら れて明りが消える。すごく遠回しですが、7時代の範囲で限りなく原作に忠実に描か れてますね。この話、スタッフの力の入れ様がとても伝わって来ます。 ただ少し気になった事を挙げると、五代が「不安です…」云々を言った後、響子が いきなり「どうしていいかわからない」と言います。これはちょっと唐突すぎますね 。その間の原作での台詞が、すっかり飛ばされてます。流れから原作の台詞が使えな いのは分かりますが、何か(ああ、漠然(;))言わせるべきだったのではないだろうか 。うーん、ちょっと残念。そんな事言うなら自分で考えてみろっ、なんて言われたら 、僕に出来る訳は無いんですが、スタッフの方はエキスパートですからねぇ。その辺 期待しても許されるのではないかと…。 93話の始めの方、五代の部屋にいつものメンバーが集まっている所で、響子が「 惣一朗さんが忘れられないのは本当の事ですから」、と言うシーンがあります。意義 としては原作の「好きなのに…」と「契り」の代わりでしょうか。僕が後半先に原作 を読んでしまった(不覚ですが、理由があるのです(;))せいも有るかも知れませんが 、こんな事をみんなの前でよく言う、と思いました。TVの響子さんどこか冷静な所 があって、感情が原作より穏やかなんですが、ここまで来るとクールですね。 と、細かく細かく挙げましたが、全体としては、TVめぞんの中では最も気を使っ て作られてますね。(全くくどくどと…(;)) ここで、ちょっと予想外の展開に以外だったんですが、朱美が、手助けしてますね 。いつもの3人が茶々丸で宴会してる間に、響子と五代は管理人室で…なんですが、 五代の「不安です…」云々の少し前に、茶々丸から朱美の電話があります。そして、 明くる日の機嫌のいい響子を見た時、他の二人は全然そんな素振りを見せないのに、 朱美は微笑むんですね。考えすぎかな? とも思ったんですが、あの朱美の電話は、 宴会で帰らないよ、って事を知らせたんじゃないかと思ったんです。 それに、3つ前の段落で言ったシーンで、朱美は響子に対して批判的に、半ば促す ように物を言い、「五代君がかわいそうになって来た」と言います。ただ、じれった い、って感情以上ですよね。 小さな事かもしれませんが、この大事なシーンで、この大役をこの人に任せるのが 、なんだか新鮮だったんです。こういう役目は、大抵、一の瀬さんがこなしてました からね。 94話。原作そのままです(確か(;))。プロポーズシーンの演出(あの長い間)が とても良かったのを憶えてます。要するに、言うこと無いくらいの出来と、こういう 事かな(偉そうに(;))。 95話。五代の実家に3人組がやって来るのはちょっと唖然食らいましたが、五代 の部屋の演出は見事でした。その他でも、実家へ行くまでの経過を入れたりして、こ こいら辺駆け足気味の原作を、補うような形になってる部分がありますね(細かすぎ っぽいな(;))。 ところで、河南さん、目がでかいよ。婆ちゃんの指輪をはめる響子の指が幼児だし (苦笑)。 96話。指輪のエピソードの後、原作は数ヶ月ほどで結婚しますが、TVは1年数 ヶ月ほどあります。初めは変だと思ったんですが、どうもこれは保母資格取ってから 、という伏線のようですね。 あと、これ良く憶えてないからはっきり言えないんですが、響子が遺品を返すこと を惣一朗の墓へ断わりに行く日の朝、響子が五代に、抱きつきませんねぇ。僕、あの シーン好きなんですが、残念だった。結構大事なシーンだと思うのになぁ(とか言っ て、TVにもあったのを、憶えてないんだったらどうしよう(アセアセ))。 惣一朗の墓前で五代がその決意を語り、響子が惣一朗に別れを告げ、そして二人が 結婚し、二人の周りの全ての人々に新しいそれぞれの人生が始まる。そして、二人の 愛の結晶である春香が誕生して、 ………エンディング、……です。 このTV版最終話の感想を終えてしまう前にもう少しだけ。 93、94、95話の次回予告は、一旦普段通り作られてから、後でサブタイトル のみの5秒バージョンが出来たんでしょうか。どちらにしろ、正解だったでしょうね 。TVで一週間おきに見るなら、この方が。視聴率稼ぎ、と見てもいいけど、スタッ フのこだわりだ、と、僕は思いました。 最後。フェイドアウトして、一ひらの花びらが落ちてきて、めぞんのロゴがでて。 フェイドアウトして行くラストのシーンに、出会いのあの時の二人の言葉を重ねて 。 ははは。憎い演出にすっかり酔ってしまった。 見終えてしまうのが惜しい。この気持ちってのは、そうそう味わえるものじゃない 。物語に酔う事の、何だろうか、解らないから、醍醐味かな、これでいいや。そんな 物が、めぞん一刻にはある。 色々アラも探せばあるけれど、僕はこのTV版めぞんは、全ての面で世の(TV) アニメのトップを行っている、と、思わずこう言ってしまいたい。 最後に、スタッフに敬意を表して、TV版めぞん一刻最終巻の感想を、終わりたい と思います。 では… P.S. #1631 はアップロードミスのため削除しました。連絡遅れてすみません。 94/5/22 by 阿修羅