![]() |
#1788/3141 るーみっく☆わーるど ★タイトル (QEG72756) 94/ 7/14 0:27 ( 31) 考察>RE#1786 宣言なんて問題外です。 飛鳥 杏華 ★内容 ☆altjinさん 作品上における実際のヒロインが誰であるかの宣言なんて、私の説には何ら関係 ありませんね。問題外です。 私は、以前#1636でも書いているはずです。あくまで作品として見た場合、 ヒロインは終始天道あかねであって、らんまがヒロインであったことはないと思っ ていると。けもさんが、「ヒロインのあかね…」と言っているのも、この作品上の 意味でのヒロインのことだと理解しています。 一方、#1779で書いたのは、シチュエーションから見たヒロイン度の比較の 問題です。どちらがレベルとしてヒロインの格となっているかという記号的解釈で す。ですから、ちゃんと「ヒロイン格」、あるいは「ヒロインの格」という言い方 をしているでしょう? 要は、らんまを前面に出して目立たせる一方、あかねを逆に落しめ、欠点等で笑 い者するなどして批判読者の視線をそらすというような格のレベル操作があったと いうのが私の説であって、実際のヒロインが誰かという説ではないのです。 ヒロインという実際の地位にいたままでも、あかねが落しめられ、笑い者にされ たりすれば、あかねを攻撃していた読者にとっては痛快であり、満足もするでしょ う。そうして、「もう、あかねは攻撃するに値しない」(すなわち、ヒロインから 降ろされた)とみなさせることによって、逆にあかねを保護するかたちが形成され ていたのではないかという説なんです。 ですから、特に宣言などしなくても、そうした読者が格の上でらんまが上に立ち、 あかねが降ろされたとみなすことができれば充分なんじゃないでしょうか? QEG72756 飛鳥 杏華