SIG るーみっくわーるど SIG るーみっくわーるど」は、漫画家 高橋留美子先生(るーみっくわーるど)の作品が好きな仲間が集まっているグループです。 るーみっく好きなメンバー間コミュニケーションのためのチャットや掲示板の提供、るーみっく系イラスト・小説・リンク集の公開などを行っています。 オフ会も不定期に開催されています。1992年6月にPC-VAN上で誕生した歴史あるグループです。
ホーム | About | 新着・お知らせ | フォーラム | ライブラリ | チャット公開ログ | メンバー紹介 | リンク | Copyright
投稿日時:1994/10/ 6 0:49 投稿者ID:QEG72756
#1922/3141 るーみっく☆わーるど
★タイトル (QEG72756)  94/10/ 6   0:49  ( 91)
考察>RE#1921 失礼とは思ってないけど…。   飛鳥 杏華
★内容

☆altjinさん

 けもさんに対して失礼であるというのは、恐らく「らんま完結説」についてのこ
とだと思いますが、あれは出るべくして出てきたものであって、特に自分としては
失礼だとは今でも感じてないです。

 私は自分の感情に左右されるような考察のしかたはしてないから、自分が願って
いるのと反対の目が考察の結果として浮かびあがってきたとしても、それを冷静に、
ある意味で冷酷に指摘するわけです。だから、どんなに酷いことでも目をつぶらな
いという姿勢で臨んでいます。

 確かに、あの当時の「らんま完結説」は誤読でしたけどね。もともと考察という
ものは、無数の誤読の上に成り立っているものであって、誤読を恐れていたら何も
書けないし、何も読めなくなってしまう。とりあえず、感じたまま、自分として読
めたままを書くようにしています。

 そもそも、こういう考察を呼んだのは、けもさん自身が示した2つの編(「無敵
鏡編」と「破恋洞編」)であって、あの2つをほとんど間を置かずに出した時点で、
けもさん自身、読者の間にこういう声が上がってくるであろうことは予測していた
と思います。

 「うる星」と「めぞん」のときの経緯、そして、かつてのインタビュー記事で、
当時実際にそういうことをやってきたというけもさん自身の言葉から、少なくとも
当時からの読者は、サブキャラ同士のカップリングが始まると作品の完結が近いと
いうことを、莫然とではありますが、それでもかなりのレベルで信じています。

 あのときの2つの編の登場は、こうした読者たちに「らんま」は近いうちに終る
んじゃないかということを予感させるに充分なものであったと思います。

 私もご他聞にもれずその口ですから、「こいつは終ってしまうぞ!」と素直に感
じたわけで、それを「そう感じたぞ」と述べたに過ぎないものですから、特に失礼
はないと思っています。恐らくは予測の範囲内だろうと思います。

 これが「もう充分やったんだから、いい加減終れ」みたいに、作者に終了を要求
したり催促したりするようなことを書いたのなら確かに失礼ですが、考察の前にも
「らんま」に早く終って欲しいという意図ではないことは明言してますし、考察以
後も、一貫して「らんま」を終らせるか否かは作者のご随意にという内容を書いて
います。

 「らんま完結」での「そろそろ終ってもいい頃」というのは、「もうここで終っ
てもファンが納得するだけのことは充分に積み重ねて来ている」ということを言お
うとしたものです。「すでに完結したとさえ思っている」のくだりは、もともと持
論として持っていた、「麝香王朝編」でひとつの大きなメビウスの輪が閉じたとい
う説からです。(あの時点では、「麝香王朝編」から半年しかたっていませんでし
たからね。)

 あの考察は、あれ以降放棄されてしまってますから、その先がどのように誤解、
誤読されていてもしかたのないところですが、あの考察で書こうとしていたことは、
「らんま1/2」という作品は批判読者や同人たちとの戦いの歴史であって、それ
らの記号を持つ最強の相手であるハーブが最後に乱馬を評価することでその歴史に
幕が下ろされたということ。(その「読者批判論」も今では先端を鈍くしてるけれ
ど…。)

 そして、その呪いから解放されたけもさんは、心置きなく「らんま」を終らせる
ことができる状況にあって、それこそ、けもさんの心次第であろうということ。さ
らに、あの2つの編が出てきたことによって「らんま」が近々終るとしても、それ
は決して唐突なものでなく、充分納得の行くものであるということでした。

 ところが、この説は雲竜あかりの登場によって、あの2つの編がそれぞれのカッ
プリングに対するリサーチであったのではないかという見方に変わりました。とす
れば、まだもうしばらくは終らない。私が「らんま完結説」を引っ込めたのは、こ
の理由からで、特にaltjinさんの警告に気づいたからではありません。(警
告が発せられていたというのは、#1921を読んで初めて知りました。どうも、
altjinさんの考察等をしっかり読んでいなかったようで…。(^_^;))

 ですから、今後もそれらしい記号が見えれば、私は冷酷に指摘するつもりです。
「今度こそ、らんま完結か?」ってね。それは一読者として感じたままのことだか
ら、何のうしろめたさもないです。むしろ、自分の感情にしがみついて、それだけ
は否定したいと固執するような考察のしかたはしたくないです。

 まあ、別に反論とかいうものでもないんですけど、自分の意図が誤って伝わって
しまうと私としても困るので、とりあえず、自分の意図と姿勢だけフォローさせて
もらいました。

 それともう1つ。「めぞん」に関するモラトリアムの批判ってした覚えがないん
ですが、どの辺からそういう内容が見えたんでしょうか? 最近、「めぞん」に関
して書いたのは、阿修羅さんとの八神関係ぐらいのもんで、あれは特にモラトリア
ムに関するものってなかったし…。

 誰かのMSGと勘違いしてるんじゃないかと思ったもんですからね。いや、ほん
とに心当たりがないんです。教えてください。

 実際、altjinさんの書いた「めぞん:条理と不条理」などは、私が過去に
書いた「一刻館擬人論」と内容的に一致するものもあって、ここで書かれてること
によって否定されるような内容って、ほんとに書いた覚えないんですけど…。私の
読解力がないのかなぁ?(^_^;) それとも、これとは違うやつなのかな?(よくわ
からない。(^_^;))


                    QEG72756   飛鳥 杏華
前の投稿:#1921 考察>RE#1920 矛盾を生きる私です(^^; altjin
この投稿:#1922 考察>RE#1921 失礼とは思ってないけど…。   飛鳥 杏華
次の投稿:#1923 感想>復活した薬嫌いのでん助ちゃん。(^_^;)  飛鳥 杏華

フォーラム過去ログ一覧へ戻る

Copyright © 1993-2005. SIG るーみっくわーるど
このページにある投稿文章は、各投稿者に著作権があります。
このサイトで公開されている全ての文章・画像などを許可なく転載することを禁じます。