![]() |
#1973/3141 るーみっく☆わーるど ★タイトル (QEG72756) 94/12/ 1 23:39 ( 93) 感想>気力を根こそぎ奪ったら…。 飛鳥 杏華 ★内容 ここしばらく、「そると」9号の編集で忙しくて書けずじまいでしたが、ようや く復活です。(笑) 今回でどうやら、この「お子さま編」(笑)は終わりのようですね。まあ、ラス トからみて、あかねが内緒で育てたキノコで復活できたということで、あえて元に 戻ったシーンは描かなくてもというところですか。 しかし、全体を通して子供乱馬と子供良牙はなかなかよかったですね。特に、女 の子のファンは「かわいいっ」と喜んでるかもしれません。なんか、妙にハマって て、違和感をあまり感じなかったな。(笑) けもさんの描くお子さまは、やはり よいです。(広岡亜美FC会長談) 私は、SIG開設直前に「母親のいない世界」という考察の中で、「らんま1/ 2」は子供の遊びの世界であると書きましたが、今回のシリーズはまさに子供の遊 び(ケンカ)になってしまいました。(^_^;) 特に今週は、あかねに母親的シチュエーションが見られましたね。かすみおねー さんとの会話なんか、まさにって感じです。乱馬があかねの子供で、良牙は近所の お友達か親戚の家の子供って感じかな。自分の子供には厳しく…という感じで。少 なくとも、我々の世代の母親はそうでした。最近はその反対の母親も増えてきてる らしいですがねぇ。(^_^;) 「道着編」での主人公格の男女の対決、「お子さま編」でのキノコとオールスタ ーキャスト…。なんか、一瞬、最終話を匂わせておいてかわすという展開が続いて ますね。 以前、「かつて予想された最終話のパターンを1つ1つつぶしているような…」 ということが言われたことがありましたが、どうなんでしょうねぇ。(^_^;) キノ コとケンカの意味あいについても、何かありそうな気もしますね。 キノコは暗くてジメジメしたところによく育つ。ある意味で裏の世界を示唆する ものかもしれません。この裏の世界ににょきにょきと生えるキノコをめぐってケン カしてる子供たち…。しかも、16cmという「正しい」サイズのものを奪い合っ ている…。 う゛〜ん、ちょっと無理があるようにも思いますが、ラストのところが妙に意味 深な感じがしてしかたないんですよね。 あかね「ごめんね… 今ので最後だったのよ。」 なびき「なによ、まだあるんじゃない。」 この対比がなんともね。(^_^;) なんか、某所で流れた「終了公言」の噂との兼 ねあいもあって、より意味あり気に聞こえたりします。 「もうすぐ終わります。」 「なんだ、まだあるじゃない。」 ってな具合いでね。もし、そうだしとたら、気力を根こそぎ奪うべき相手とは何者 なのかってことになるわけですが…。(^_^;) 読者批判については、もう封印されていると思われますから、批判読者ではない と思います。となると…、残るは我々のような作品二元論を展開する者たちという ことでしょうかね。 「そると」の編集の関係で、ここ1年の作品の流れをずっと追って見てきたとこ ろ、不思議と「2」という数字が浮かび上がってきたんです。海千拳と山千拳、ピ ンクとリンク、「最後の顔」の2つの顔を使い分ける女、八宝斉と楽京斎、良牙の 二股、ニセあかねとあかね人形、「1orW」、飛鳥と小太刀、道着の巴紋(二元 論の象徴)、などなど…。 「対をなすもの」というか、表と裏、あるいは同類…。中には関係ないものもあ るかもしれませんが、主な流れとして、登場人物がこの「2(W)」のために戦っ たり、「2(W)」を消す(あるいは「1」に戻す、決める)ために行動している という図式が見られるように思うのです。 「2(W)」から「1」へ…。「ひな子先生S編」で「まず、たっぷり遊ばなく ちゃ(まず、単純に作品を楽しまなくちゃ)。」と言っているような節があること や、以前からインタビュー記事などで、「単純に楽しんで欲しい」という内容のこ とを公言していることからも、二元論はもう収めて欲しいという内容が、この1年 に渡って、延々と描き続けられているのかもしれないと思えるようになってきたん です。その意味からすると、「1orW」なんて、まさにそのまんまということに なるわけですよね。(^_^;) これについては、別途考察を書きはじめているので、そっちの方で詳しく述べる として、もし、某「終了公言」が二元論を展開する考察者たちの気力を根こそぎ奪 って、書く気を失わせるために発せられたものだとしたら…。(^_^;) まあ、これは極めて確率の低い考え方ですが、結果として「終了公言」の噂が流 れてはしばらくは、ここの書き込みも鎮静化してましたね。マッシャ・アッキーニ さんが、少し前に#1に書く気がしないと言っていた時期がありましたが、その噂 とは無関係だったのかな? 少なくとも、私は影響受けましたが…。 なぜ、こんな話に発展させたかというと、今回の「お子さま編」のラストが、そ のことを暗に示したものだったとしたら…。「もう終わりです。」と言っておいて、 実は「まだあります。」だったら、うれしいなとか思ったりしたわけで…。(笑) たったそれだけのことを書きたいために、何とも大袈裟な…。(^_^;) しかし、 そう思いたい、そう結びつけたいという気持ち…、つまり、「らんま」にまだ続い て欲しいという気持ちが、やはり心の中にあるのでしょうね。(笑) QEG72756 飛鳥 杏華