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#2060/3141 るーみっく☆わーるど ★タイトル (QFC98594) 95/ 2/26 0:10 ( 45) 雑感>つまらない話 HR ★内容 * * 一般論を開陳します。 * つまらないと言い立てる権利はあります。誰も奪えません。 * ただ、「いちいち、つまらないと言い立てる、つまらない人間だなあ。」と、 * 他の人に評価される覚悟が必要です。もっとも、「つまらない。」と言った人を * してその人格を否定するほど不寛容な人は少ない社会ですが、良い方向の評価を * 与える人も少ないでしょう。要するに、「つまらない。」と言い立てる権利を行 * 使しても、社会的には得にはなりません。 * 思ったことを口にすれば、ストレスの発散にはなるでしょう。さて、それを * 「つまらないもの」を作った人に、面と向かって言えますか。面と向かって言わ * なくとも、同人誌に書けば篤志家がその本を原作者に送るかも知れません。パソ * コン通信のボードに書けば、誰が読んでいるか分かりません。時代を先取りしよ * うと言う、出版社の編集者が目を通していて、原作者にその情報を話すかも知れ * ません。 * * 毎週毎週、それなりに心労を重ねて作り出した作品に、否定的な評価を与えら * れる。それは、気分の良いものでは無いと思います。もっとも、仕事熱心でない * 人(趣味に熱心でも良し。)の場合には、分からないかも知れませんが。 * ところで、その或る読者にとって面白くない部分、不出来と思えてしまう部分 * とは何だろう。その部分を特定しなければ、落ちつかないでしょうねえ。 * かつては、熱心になり面白さを覚えた作家の作品が、その読者を楽しませてく * れなくなってしまう。だが、その読者が面白くないと感じる現在、別に面白いと * 感じる人がいます。これは、各人の感じ方の違い、感性の違いです。 * 作家も読者も、感性は常に不変ではありませんし、場合によっては感じ方が異 * なることがあります。作品「R」と作品「U」は違いますし、作品「U」も時期 * によって違います。話の組み立て方、登場人物の動かし方が違います。感性や、 * そこから来る面白さの違いです。 * 作家と読者の感性が違って来ていることを、認められない。そこから「つまら * ない。」という、実につまらない発言がなされるのでしょう。「つまらない。」 * という正直なもの言いは、感性についての陥穽です。 * 「つまらない。」と言うのは、その作者の愛読者でありたいという心が、どこ * かに残っているのでしょう。未練があるのでしょう。無ければ、読者はその作者 * を見捨てて良いはずなのですが、簡単に割り切れない何かがあるのでしょう。 * 愛読者でいたければ、作品をつくった人に対する礼儀として、「つまらない。」 * とは言わないようにしたいです。そこで、感性のあわない部分を識別すれば、そ * れ以降は意識しないようにすれば、良いでしょう。 * * 以上のように書き立てましたが、結局、「つまらない。」という実につまらな * いもの言いは、作者との感性の違いについて、納得できないことが原因なのです * ね…。 * つまらないけど、結局は愛読者でいたい。そういう人が多いように見えます。 * それは、青春の思い出が詰まっているからでしょうか。 * * QFC98594 HR *