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#2121/3141 るーみっく☆わーるど ★タイトル (QKM33822) 95/ 3/26 21:49 ( 65) 考察>RE#2114 これから、ですね(^^; altjin ★内容 ども、マッシャ・アッキーニさん(^^)。 >これからが大変 まだ「対話可能性」の根拠を獲得するには至っていませんので、これまで得 られたものを参考にその他の諸本をも参考しつつさらに精進せねばならない必 要を痛感しています(^^;。 >構造主義 構造主義自体は「数多くのデータから因果関係を見抜く」統計的手法とその 前提的発想であって、「通常たった1個の作品には適用できない」ものと言え ます(^^)(ストロースの特に優れたところは、数値化されてないデータ群から 構造を見抜く「推理力」でした)。で、バルトやクリステヴァはそれをしよう として結局は印象批評に逆戻りしながらも、それをポスト構造主義(デリダや ドゥルーズを除く)と「神話化」してしまったように思われます(「構造主義 でもかじっていれば」と言うのは、この立場を指しているものと思われます。 この立場はむしろ「脱・構造主義」なのです)。 >「文学部唯野教授」 筒井先生のこの系は「サブ・テクスト」だけです、申し訳ない(^^;。印象批 評でも人によって、というのはまあ要するに「これまでの批評手法はどれも的 外れである」と言うことになりますが、私が改めて一から「解釈とは何か」を 考えねばならなかったのもまったく同じ理由からです(^^;(推理学−−確率論 的論理−−に今ようやく突破口を見出しつつありますが(^^))。 >意味不明な 実際には、コントラウンド法は解釈学的循環を早いうちに(暫定的に)解消 するための技法なので、理念的観点から言えば「どこでも1つの場面の意味と 全体の(あるいはそのストーリィブロックの)流れがわかれば、その暫定的に 獲得された流れを仮説としてすべてのイメージを解釈できる」ものです(もち ろん、個々のイメージに合わせて仮説的流れも微調整されていくことになりま す)。また、例えば8つの方向性や2つの原理は非常に広い範囲を含むので、 文字通りの意味ではなく「潜在的傾向」として考えてくださいませ(^^;。たと えば恋愛物ではなく社会物なら、男性原理=革命志向・女性原理=保守志向と 捉え直して適用することになります。 >必読リスト 「読むための理論」が包括的・事典的で(いわゆる「テクスト派」の立場に 偏りますが(^^;。もっと広範囲なら「文学批評入門」が良いようです(^^))、 お勧めです(^^)(「記号論への招待」を先に読んで今はこれの半分ほどまで来 ています。ちなみにバルトは主だったもののみ読み他はまた後日、クリステヴ ァも半分ほどまでで同じく、です(^^;(で、なんで「読むための理論」を勧め るかと言うと、これまで読んだその4冊の重要点がすべてそれにまとめてある からです(^^;。あ、あと、私がその本を知った「知の技法」もなかなかに参考 になりました(^^)))。 そう、そう言えば「前提共同体」という概念はアメリカの批評家フィッシュ の「解釈共同体」とかドイツの批評家ヤウスの「期待の地平」とかですでに敷 延されていたのですね(^^;(「読むための理論」の「読者」の部分で初めて知 りました(^^;)。私の貢献はその共同体を「オブジェクト指向的階層」構造を 持つとして「真理・意味の普遍性の範囲限定性」とか、それゆえの「対話にお ける作用」の概念を提出したぐらいのようです(^^;(それもすでに誰かやって るかも(^^;。まあ、要するに「コンテクスト」の「階層性」というアイデアで す(^^))。 いかにして「正確な解釈は可能」か、これは私にあっては現在「シンクロニ シティ的対話状況の異常頻発する最中で、どうすれば意義ある対話が可能なの か」という問題と直結しています(つい先日買った竹宮恵子先生の「私を月ま で連れてって!」でも、牡丹灯篭やら実に多くのシンクロニシティ的対話状況 −−このマンガは78年前後の作品なので、そのような対話状況が生じること は「物理的には有り得ない」のです(^^;−−が多発してしまいました(^^;)。 果たしてこの存在論的な問題すら含む事柄が解決する日は(説明し得る合理的 理論を獲得できる時は)「SAMWYN/altjin」に訪れるのでしょう か(^^;? altjin