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#2136/3141 るーみっく☆わーるど ★タイトル (QFC98594) 95/ 4/ 8 23: 2 ( 49) 雑感>機甲部隊の登場する背景 HR ★内容 * * 「うる星やつら」や「めぞん一刻」も「らんま1/2」も、連載開始以来、東 * 京都練馬区周辺が舞台になっていますね。しかし、宇宙空間までに進出しようと * するのは「うる星やつら」だけでした。 * 「うる星やつら」連載開始当初は、高橋先生はSF世界に興味が特にお有りだっ * たようですね。「ダストスパート!」「ザ・超女」それに「勝手なやつら」が、 * この場合のSFにあてはまりますね。 * 日本の日常生活だけが舞台のSF小説や漫画はありますが、少年漫画のSFと * 言えば宇宙空間が舞台になります。宇宙と同じように出てくるのが、常備軍や国 * 軍、または国家の公安組織です。日常生活につながるかも知れないSF作品を表 * す場合、軍とか警察などの政府機関は欠かせない道具です。 * 「ダストスパート!」では、米国の諜報組織である中央情報局を模したHCI * Aでした。「勝手なやつら」では、科学技術庁や自衛隊が登場していました。 * 他に科学研究所とか大銀行が出てきます。いずれも実在するかも知れない組織 * ですが、大半の読者の日常生活には関係ありません。関係ないけども登場させる * ことで、意外性が出、SF作品を描くのに使いやすい「道具」になるのです。 * * 「うる星やつら」では、実は機甲部隊が登場していましたよ。面堂家の武闘パー * ティーなどでほんの脇役でしたが。小隊規模以上の軍隊は、どうも原作内では活 * 躍できにくかったみたいです。 * その代わり、面堂家の黒メガネ部隊や水乃小路家のシークレットサービスは、 * 結構使われていました。分隊規模の小部隊が多かったので、軍事的組織は目立ち * ません。分隊規模でも軍隊は軍隊で、警察は警察なのですが、あまり迫力が感じ * られないものです。ましてや、車両や航空機が出てこないのでは。 * 機甲科部隊が大々的に登場していたのは、「勝手なやつら」ですね。誌面から * は小隊規模の74式戦車しか見えませんが、こんなに大きく描かれたのは他に見 * ません。 * 「うる星やつら」は、一応は日常生活が舞台ですから、小回りの利かない機甲 * 科部隊は使いたくても使えなかったのです。ましてや、「めぞん一刻」や「らん * ま1/2」では。 * 現実の独立国に必要かどうかは別にして、戦闘機や戦車は、日常生活には無縁 * なのですね…。 * * アニメーターは、戦車や戦闘機の好きな人が多いですね。「うる星やつら」が * アニメになったとき、そんな人たちが存分に働けたことでしょう。機会さえあれ * ば、機械が好きなアニメーターは活躍します。 * 原作でどのように機甲科部隊や航空団が運用されているかは考慮せず、自分の * 好きな機械をどんどん描いていく。そういう傾向があるようです。 * 機械好きアニメーターに注文をつけるなら、日常生活で使う機械もどんどん描 * いてほしいところです。運送会社のトラックや原動機付き自転車、電気機関車や * 路線バス。これらも、立派な機械であり、しかも日常生活に貢献しているのです * から。もっと丁寧に描く機会が与えられたらな、と思うものです。 * * * QFC98594 HR * * P.S. 最近のゲームの”PANZER DRAGOON”は、独語と英語が * 入り交じってます。無理に和訳したら、「機甲竜騎兵」って意味かなー。英陸軍 * のアレかな。