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#2137/3141 るーみっく☆わーるど ★タイトル (XQJ28057) 95/ 4/ 9 8:32 ( 31) 雑感>うる星>SFラブコメに現実世界の兵器群 Kim ★内容 「メカの描写が細かい、細かくない」とか、「原作では出てくる兵器が小規模 だから迫力が無い」とか、そういう事とはちょっと違うことを僕は考えていたの です。 「原作うる星みたいなSFラブコメに、殺人兵器である戦車、戦闘機の軍隊が 合うのか?」という単純な疑問から話は始まってます。 原作うる星に、松本零士の戦場漫画シリーズ(僕にとって軍隊というと、こう いうイメージ)のような軍隊が出てきた場合を想像してみてください。どんなに うまくやっても、両方の持ち味を同時に生かすというのは無理だと僕は考えます。 (宇宙戦艦とかならともかく、現実世界の兵器と軍隊では生々しすぎると思う。) しかし、TVうる星では、そんな枠分けは無意味と言わんばかりに、突き進み ました。そして、原作うる星とも、戦場漫画とも違う世界を築きあげたわけです。 これは、細かい計算とか、じっくり練りあげた演出によるものというよりは、現 場の勢いの比重が大きいと僕は推測しています。 ここは僕の推測でしかないのですが、「このシーンに戦車とか、戦闘機の軍隊 を出すと面白そう」というよりは「何がなんでも、戦車と戦闘機を徹底的に描い てやるっ」という姿勢で描かれたのではないかと考えています。僕がTVうる星 での戦車や戦闘機のシーンで圧倒されたのは、描写の細かさや規模の大きさより も、製作側の人間が傾けた「勢い、情熱、執着」が画面を通して感じられたから だと思うのです。 原作うる星にもマシンガンなんかがたまに出てきますが、原作の場合は「演出 上の効果」を狙って描かれているようです。 ・・ ですから、描写の細かさとか規模とかの要素は、僕が圧倒されたものの本質で はないと思ってます。まあ、これは僕の主観の話ですから、たいした意味はあり ませんね。(^_^;) Kim